盛り上がることに盛り上がること

なぜ、いつこの話を思い出したのか、忘れた。なんだったかな。とにかく、知り合いで「盛り上がることに盛り上がる人」がいる。例えばとある映画が話題になっていて、盛り上がっていたとする。その人はその盛り上がりの輪に参加して、一緒に楽しむ。楽しむ、が、その話題の映画は見ていない。何故なのか?

わからない。とにかく「盛り上がっていることに盛り上がりたい」だけで、肝心の盛り上がっている題材には興味がないように見える。その人にとってはどういう盛り上がり方をしているかが肝心で、自分の好きな盛り上がり方をしている題材が好ましいため、「盛り上がってさえいれば映画はなんでもいい」というわけではない。好ましい盛り上がり方をしてくれる映画でないといけないのだ。でも映画そのものは見ない。その映画で盛り上がっていることに興味があり、便乗しているだけで、決してその映画に興味があるわけではないからだ。「その映画すごいらしいね、見てみたい!」とは言うが、見ないのである。何故だろう。

でもこういう人はけっこうよくいる。祭りの雰囲気を楽しみたいだけで、何の祭りかは興味がない。どんな祭りかは関心がない。ただ自分が好ましい盛り上がり方をしていれば便乗したい。それだけ。デモ行進などにもよくいる。音楽フェスとかも、雰囲気で盛り上がりたいだけ。文脈に関心はあっても、中身にまでは至らない。ファンではない、ニワカと呼ばれる人たちはたいていこの類ではないだろうか。

そういう人に対してよく、「もっとちゃんと参加したほうが楽しいよ!」と勧める人がいる。映画だったら、「ちゃんと映画見たほうが、より盛り上がれるよ!」ってとこだろう。そりゃそうだ。場の雰囲気に盛り上がっているだけでなく、その盛り上がりの当事者になれるんだから。同じアホなら踊らにゃソンソンというやつである。そう言われても、雰囲気重視の人は頑なに参加しない。飽くまで雰囲気を楽しみたいだけだから、映画には興味がない。映画の良さを知って盛り上がりたいわけではない。盛り上がることに盛り上がるだけで十分なのだろう。目的が違う。

この話にはもっと先があり、音楽アーティストなどがよく言う「音楽はやる方が楽しいよ」に行き着く。プレイ当事者が一番盛り上がっているのだ。映画も作ったり演じている人が一番盛り上がっている。それを見たり消費したりして盛り上がっているだけではつまらないでしょ、こっち側に来いよ!音楽やる良さを知ってほしい!などと言うプレーヤーもいる。でもそれを言われても、聞いているだけの僕らからすれば「ええ…ちょっとそこまではいいかな…」と引いてしまう。

きっとこれと同じことが、盛り上がることに盛り上がる人にも起こっているのだろう。映画や音楽、マンガやアニメ、小説やドラマを見て、ゲームをプレイして熱く語り合う人たちを見て、その熱量に、祭りの雰囲気に盛り上がる。広く浅く楽しみたいだけで、祭りに参加した気になれるだけで十分なのだ。「実際に見てみなよ!」と言われても「ええ…ちょっとそこまではいいかな…」と引いてしまうのだろう。

オーバーツーリズムのこと

先日ChatGPTで訪日観光客のことを聞いて、2024年は3,687万人だそうだ。これはコロナ前のタイの外国人観光客数3,950万人に匹敵する。タイと言えば観光地、という印象だったから、ついにそこまで来たか。ちなみに2024年のタイは2,800万人で、コロナ前ほど回復していない。ついでに韓国は1,500万人程度で少ない。

なぜ日本を訪れる観光客がこんなに増えているのか。きっと円安の影響だろう。世界全体ではどうなのか。トップ5を聞いてみた。

  1. フランス: 約8,900万人
  2. スペイン: 約8,850万人
  3. アメリカ合衆国: 約7,900万人
  4. 中国: 約6,500万人
  5. イタリア: 約6,200万人

中国多いんだな。それにしてもやはりヨーロッパ強い。陸続きとは言え。アメリカはまあわかる。デカいし。いずれにせよ日本の倍近く、倍以上を叩き出している。日本も増えたかもしれないけど、特別多くない。ChatGPTに聞いてみると、どこの国でもオーバーツーリズムが問題になっているらしい。オーバーツーリズムの問題はかなり局所的に起こっているようだ。本当に観光地の中心部一点に集中しているっぽい。

なぜオーバーツーリズムが加速したのか?

  • インフラ不足:
    • 古い街並み(例: ベネチアやフィレンツェ)は、観光客を受け入れるインフラ(交通、下水処理、宿泊施設)が十分でない。
  • 観光の過度な集中:
    • 一部の有名観光地(例: パリのルーヴル美術館やバルセロナのサグラダ・ファミリア)に人が集中し、他のエリアへの分散が進まない。
  • 短期滞在の増加:
    • クルーズ旅行や短期の滞在が増え、観光客が経済的に地元に寄与する度合いが少ない一方で、インフラへの負荷が増加。

昔と今の違い

  • : 観光地は「エリート旅行者」や裕福層向けが中心で、観光客数も比較的少なかった。
  • : 格安旅行の普及により、多様な観光客が訪問。観光の「大衆化」が進んだことで、観光地がパンク状態になりやすくなっています。

まとめ

これらの国々では昔から観光地としての地位が確立していましたが、21世紀に入ってから観光客数が爆発的に増加し、オーバーツーリズムが深刻な問題となっています。問題の本質は「持続可能な観光」が追いついていないことにあるため、これからも地元政府と観光業界が協力して解決策を模索する必要があります。

自分はTOP5の中だとアメリカのニューヨーク、スペインのアンダルシア地方、中国の深圳を訪れている。スペインの一部地域は地価が上がって地域住民が住めなくなったのか、レストランとみやげ物屋とホテルと観光客しかいない、住民がおらずテーマパークみたいにスカスカなエリアもあった。

自分も物見遊山の旅行者としていろんな国へ行き、地域を破壊していったうちの一人かもしれない。モロッコのホテルを経営していたのは現地の人だったけど、オーナーはフランス人だった(旧宗主国だからかな)。バイロンベイの寿司屋のオーナーはイスラエル人だと高城剛の本に書いてあった。本当かどうかは知らない。世の中で一体どれぐらいの人が観光客を好意的に見ているのだろう。

以下は観光地に住む人間の愚痴です。

この続きを読むには
購入して全文を読む

「世の中から必要とされたい人」は、なぜそういう心理になるのですか?

ChatGPTに聞いてみたぞ。長い。

  • なぜ人は自己肯定感や社会的つながりを求めるのか?
    • 1. 人間の根本的な欲求としての位置づけ
    • 2. マズローの欲求階層説における位置
    • 3. 社会的脳仮説
    • 4. 神経科学的な視点
  • 欲求にとらわれる人と気にならない人の違い
    • 1. 心理的要因
      • (1) 自己肯定感の違い
      • (2) 他者依存の傾向
    • 2. 生物学的要因
      • (1) 遺伝的特性
      • (2) 神経伝達物質の違い
    • 3. 環境的要因
      • (1) 幼少期の経験
      • (2) 社会的な影響
  • 感性の違いが生活に与える影響
    • 1. 人間関係
    • 2. 仕事
    • 3. 精神的安定
  • 自己肯定感が低いが他者への依存が少ないパターン
  • 1. 自己肯定感と必要欲求の乖離の理由
    • 1. 他者への無関心
    • 2. 自己防衛的な心理
    • 3. 内的な満足志向
    • 4. 孤独を好む性質
  • 2. このパターンに関連する生活や行動の特徴
    • 人間関係
    • キャリアや活動
    • 感情の傾向
  • 3. 改善や意識すべきポイント
    • 1. 小さな成功体験を積む
    • 2. 他者とのバランスの良い関係を模索する
    • 3. 自分の内的価値を見つめる
  • 4. まとめ
続きを読む

2025.1.22

腰痛で動けない。ギックリ腰というやつで、僕は小学生の頃からあった。今は年に1、2回あり、そのたびに動けなくなる。ロキソニンを飲んで、一応階段とかトイレとか行けなくはないが、基本はずっと寝ている。動くと痛い。寝返りでも痛い。

今回は風呂を掃除しているとき、前にかがんでグキッとなった。いつもやる体勢なんだけど、昨日はバランスが悪かったのか積もり積もったのか、冬だからか、そこから動けなくなった。普段から姿勢が悪かったり猫背でストレートネックで反り腰で、解消するためのストレッチなり運動をやっているつもりが、あまり効果はない。以前に作業療法士に見てもらったことがあり、そうやって専門家の指導の元で集中して長期的に対策しないと改善しなさそう。姿勢や歩き方は癖になっているから。

写真は2016年、バイロンベイ。

音楽がわからない

必要があって音楽を聞くことがある。でも何が良くて何が悪いのか全然わからない。良しとされているものはどれで、なぜなのか。楽曲を聞いても説明を聞いてもわからない。何がいいのか。音楽もそれらの解説も耳の中に入ろうとせず、前を通り過ぎていく。

きっと学がないのだろう。知識がない。経験がない。音楽がわからないなら、勉強すればいい。楽器をやればいい。当事者になればいい。僕は免許を取るまで、テレビで見かけるF-1がゆっくり見えていた。車を運転したことがなかったら、F-1の速度を実感できていなかった。それと同じ。

音楽に詳しくなれば、きっと見えてくる景色が変わるはずだ。聞こえてくる音楽も変わるだろう。音符が耳の中で変換され、記号となって脳内で言語化されるかもしれない。学ばないまま「わからない」という態度でいるのは、ただの怠慢かもしれない。

ではなぜ学ばないのか。音楽をやらないのか。そこまでの興味がないからだろう。要するにやる気がない。怠慢の極み。そんなんじゃいつまで経っても音楽はわからないまま。「何がいいのか」なんて言う権利は、学ばないものには存在しない。なぜなら「わかる」こと、すなわち「学ぶ」ことを自ら放棄しているから。理解に近道はない。

ただ時折、なんか知らんけど良いと思うことがある。わからないけどよい。わからないなりによい。良さはわかっているのかもしれないが、その構造は理解していない。それはきっと惹かれているのだろう。良いというより好きなのだと思う。世の中には、良いのはわかるけど好きではない、といった物事も存在する。反対に、良くはないけど好きということもある。良いと好きは同じではない。

だから僕は好きな音楽はあるけど、良い音楽かどうかはわからない。わかろうとするには、それ相応の修練が必要だろう。本を読むとか、楽器を練習するとか。そこまで音楽に興味はない。だから仕方なく、良いか悪いかわからないまま音楽を聞いている。

自分にも良さがわかる、説明できる分野は何かあるだろうか。例えば街、とか。いい街の条件は、警察が機能していること、水道水が飲めること、あとなんだっけ、なんかあった気がする。いい街の三条件みたいなやつが。ChatGPTに聞いてみるか。

「良い国の三条件」という言葉は、社会の基盤として重要な要素を簡潔に表したものです。このフレーズに関してよく引用される三条件は以下の通りです:

  1. 警察が機能していること 社会の秩序を保つため、法律が適切に執行されることが重要です。
  2. 水道水が飲めること
    衛生的な生活を送るために、安全な飲料水が確保されていることが基本です。
  3. 時間が守られること
    公共交通機関や約束の時間が正確であることが、社会の信頼を支える要因です。

3つ目は「時間が守られること」が一般的に挙げられますが、この表現は人や地域によって異なる場合もあります。他に似たフレーズとして「電気が安定供給されること」を挙げる人もいます。どちらにしても、日常生活がスムーズに運営されるための基本的な条件を示しています。

ちょっと違うなー…僕が知ってるのは医療を受けられることだったかな、忘れた。時間が守られるのはもっと高い水準だと思う。とにかくいい街のいい雰囲気を作っているのは、意外と制度やインフラだったりする。

写真は2024年、東京。

アトロク宇内さん卒業のこと

TBSアナウンサーの宇内さんが退職されるということで、ラジオのレギュラーだったアフター6ジャンクションも去年いっぱいで卒業された。番組が始まったのが2018年だから7年間と数ヶ月、週一のレギュラーを続けられていた。アトロクのレギュラー卒業は宇内さんが初めてで、他のTBSアナウンサー4人もレギュラーが交代することなく、これまでずっと続いている。

番組が、形は変われど帯のまま7年続いていることもすごい。メインパーソナリティーのパートナーという立ち位置のアナウンサーも、変わらずずっと続いてるなんて。ラジオってそんなもんなの?僕はラジオ育ちではないからあまり知らない。

アトロクはライムスターの宇多丸さんがメインパーソナリティーで毎回出ており、アナウンサーの曜日パートナーは日替わりで担当している。僕は一週間の中で宇内さんの曜日を一番おもしろく聞いていた。

宇内さん自身がゲーマーということもあり、宇内さんの曜日は新作ゲーム、話題のゲーム、ゲーム・オブ・ザ・イヤーなどゲームにまつわるトピックを中心に扱っていた。ただ僕はゲームはほとんどやらないから、ゲーム特集を楽しんでいたというよりも完全に宇内さんのキャラをおもしろがっていた。

宇内さんは宇多丸さんから「小5男子」と言われ、今週あった個人的なニュースを聞かれると「何も無いっすね」と何週にも渡って答え続け、急に踊りだしたりゲームセンターあらしの顔真似をしたり、

ウキャキャキャと甲高い声で笑い、人の話を聞いてなかったり、自身のテーマソングは『嵐の中で輝いて』(ガンダム08小隊)と言って歌ったり、ミーミーちゃんと名付けたボロ布を番組公式グッズ化するなど、およそアナウンサーらしからぬ様子から伝わってくるその仕事の現場っぽくない感じが、聞いていて心地よかった。

ただ僕もずっと毎日アトロクを追い続けられていたわけではなく、特に宇内さんのラスト回はなかなか再生する気になれず、最近になってようやく12/30の宇内さんの卒業回を聞いた。厳密には公式YouTubeで見た。放送一回分が丸々宇内さんの卒業特集として組まれ、他の曜日パートナーもこの日初めて全員集合する回で、ラジオのレギュラー卒業ってこんなに恵まれた扱いを受けるのか!?宇内さん愛されすぎでしょ!と素直に思った。

番組の後にはクラブで忘年会が開かれ(一般参加有り)、そこでも宇内さんの卒業祝いが実質メインになった。多分。僕は行ってないから詳しいことはわからないけど、後日談を聞いているとそんな気がする。配信チケットも販売されていたが、1/14に終了してしまい遅かった。卒業回を見たのが最近で、もっと早く見ていたらきっと忘年会の配信も見ていただろう。11月に公開された映画「ロボット・ドリームズ」になぞらえ、これからも同じ空の下で生きる者たちへ、セプテンバーがかかったらしい。

この年末の雰囲気、宇内さん卒業のムードは端的に言って胸に来るものがあった。年明け以降のアトロクは、ゲームの話をしたりゲームにまつわるゲストを呼んでも、ついてこれるパートナーがいない。何より、宇内さんのように自由で奇抜なキャラクターがいない。アトロクにとって宇内さんの抜けた穴は大きすぎるんじゃないか。年明け以降もアトロクを聞いているけれど、そうやってすぐいなくなった宇内さんのことがよぎってしまう。アトロクの宇内さん最高でした。

2025.1.18

だいたい毎日同じことを考え、同じことをしている。繰り返しの日々。日記なんか書こうものなら、毎日同じことを書く羽目になる。あれ、また同じこと書いてるな、しゃーないか同じことしてたし同じこと考えてたんだから、同じことしか起こってないし、同じ場所にいるから、となりかねない。

最近のトピック、はだいたい数ヶ月続くから数ヶ月に一回しか目新しいできごとは起こり得ない。例えば冬、で一括りされる。去年の冬はだいたい同じこと言ってたかもしれない。寒くて本当に何もできない。エアコンをつければいいんだけど、つけたところでただあったかくなるだけ。何もやることはないだろ。

いや、寒いと頭も動いてない気がする。頭の中が寒いで埋まっている。他に何も考えられていないから、余計に毎日同じことばかり考えているんだろう。寒い。寒いに埋め尽くされている。じっとしてるから寒いわけで、体を動かせばすぐに暑くなることはわかっている。ただ室内で体を動かすと言ってもな。じっとしたまま代謝を上げるにはどうすればいいか。ChatGPTに聞いてみよう。

じっとしたまま代謝を上げて体を暖める方法はいくつかあります。以下を試してみてください:

  1. 呼吸法を活用する • 深呼吸: ゆっくり深く吸って、長く吐く腹式呼吸を繰り返すと、酸素が体内に行き渡り代謝が上がります。 • 例: 4秒吸って、7秒止めて、8秒かけて吐く(「4-7-8呼吸法」)。

  2. 小さな筋肉を動かす • 足首を回す: 足首をゆっくり大きく回すと血流が良くなります。 • つま先を動かす: 座ったままでつま先を上下に動かすだけでも効果的です。

  3. 姿勢を意識する • 姿勢を正して背筋を伸ばすと、筋肉が緊張し代謝が上がります。猫背だと血流が悪くなるため、体が冷えやすくなります。

  4. 温かい飲み物を飲む • 生姜湯やハーブティーなど、体を温める効果のある飲み物をゆっくり飲むことで内側から暖まります。

  5. 手をこする • 手のひらをこすり合わせて摩擦熱を作り、その熱を首やお腹に当てると体感温度が上がります。

  6. イメージを活用する • 暖かい場所や太陽の下にいるイメージを強く持つと、不思議と体温が上がったように感じることがあります。

もし部屋が寒すぎる場合、膝掛けやブランケットを使い、体の熱が逃げないようにすることも大切です!

そんないっぱい挙げてくれんの?一個ずつ見ていこう。

  1. 腹式呼吸。これずっとやるの?やってる間何もできない。
  2. 足先を動かす。これはそんなに効果なさそう
  3. 姿勢を正す。姿勢を正して寒くなくなるなんて聞いたことない
  4. 温かい飲み物。ときどきは飲んでる。その時だけ暖かくなる
  5. 手をこする。ちょっと現実的ではない
  6. イメージ。無理やろ

実際に代謝を上げてくれそうなのは、やっぱりじっとしたままではなく運動だった。これではいかん。

写真は2016年だったかな、ゴールドコースト。

2025.1.16

GIGAZINE(懐かしいな)でFirefoxが紹介されていて、久しぶりに入れてみた。

長らくChromeを使っていたけれど、その前はFirefoxを使っていた時期があった。確かまだWindowsを使っていた頃だから15年以上前になる。当時はまだiPhoneも使っておらず、ブラウザを同期するという概念もなかった。Chromeも存在しなかった。そもそもアドオンによるブラウザ拡張と言えばFirefoxだった。

久しぶりに入れてみて、やっぱり拡張機能はChromeの方が多くなっており、利便性だけで言うと使い続けるかどうかはわからん。Chromeで重宝しているのは、3つぐらいのGoogleアカウントを切り替えて使えるところ。Firefoxではそれをタブごとにできるらしいけど、どっちが便利なんだろう?まだ慣れなくて掴めていない。Firefoxのスマートフォンアプリの方はまだ全く触れていなかった。こっちではやっぱりGoogleアカウントの切り替えは難しいだろうな。

写真は2015年、バイロンベイ。

2025.1.15

去年からTikTok Liteを使うようになった。TikTokは2021年からときどき使っていたけど、Liteは全然だった。今でも動画を上げるときはTikTokで、Liteは主にポイ活用。

結局TikTokからいくらもらったのか。動画を投稿して広告収入とかはない。ただのポイ活から。

200円のチケットなどを繰り返しPayPayポイント等に替えて、合計したら概算で30,000円分だった。TikTok Lite を使い始めたのは去年の8月からだから、半年行かないぐらいで3万円分ってことになる。そのうちキャンペーンは1回だけで、10,000円ぐらい。

そこそこ長い時間アプリを開いていた結果で、手間などを考えると全然割に合わない。他のユーザーはキャンペーンを活用してもっと効率的にポイント稼いでいたりするだろう。でもTikTokはこうやって見るだけでポイントもらえるから若年層のユーザーを集めたりしているのだと思う。TikTok本体はときどきしかポイント配ってないんで、ポイントほしい人はLiteです。見れる動画はどちらも同じ。Liteでアップロードしてもいいんだろうけど、もう本体に動画が溜まってしまっているからめんどくさくなった。アプリ間移行とかはできないと思う。

「ペパーミント・キャンディー」を見た

この映画を見たきっかけは、たまたま知り合った韓国人の人と映画の話になり、日本の映画だと黒沢清が好きだと言っていて、僕は黒沢清の映画を全然見たことがないから「おすすめは?」と聞いたら「CURE」と言っていた。

CURE

CURE

  • 役所広司
Amazon

近年映画と言えば、というかカルチャーの本流は韓国にあるような気がして、韓国映画のおすすめも聞いてみたかった。僕は韓国映画だとイ・チャンドンの「バーニング」が面白かった。エンタメ映画は「新感染」とか「オールド・ボーイ」ぐらいしか見ていない。そんなにハマらなかったから、シリアスな映画でおすすめはないか聞いた。

「バーニング」が好きなら、イ・チャンドンは全部良い。と勧められた。「どれから見ればいい?」と聞いたら「ペパーミント・キャンディー」と返ってきた。「でも歴史の話だから、わからないかもしれない」ということだった。韓国の近現代史が舞台になっている。

見てみた。歴史、というよりは1980年から1999年にかけての時事ネタに沿って物語が展開していく。僕は韓国の現代史を全く知らないけど、名前だけ聞いたことある光州事件や、最後はアジア通貨危機の影響かなと思う。

時代に翻弄された、一人の人間が壊れていく様子を描いた作品なのかな。時代の流れに打ち勝てなかったというか、流されてしまったというか。きっと当時の現実に則した、かなりリアリスティックな映画なのだろう。韓国社会がいかにハードだったかがわかる。光州事件の周辺は言うまでもないけど、その後も警察がめちゃくちゃ暴力的だったりとか。組織が雑なんだろう。

人間が壊れていくのは、いろんなトラウマを抱えてということなんだけど、この作品ではそれが暴力だった。ある意味帰還兵モノ、PTSDモノと言っていい。優しかった手は血と糞尿にまみれ、月日とともに人生を失っていく様。例えばそういう人間にも、もし人間同士の愛情がうまく作用していたら、失わずに済んだのかもしれない。そういうことを匂わせる作品でもあった。つらいときに支え合える人間がいて、自分がなんとか保っていたところもあるだろうから。

映画のタイトルは「ペパーミント・キャンディー」だけど、「ハッカ飴」でいいんじゃないか。英語タイトルの雰囲気は全然なく、どちらかというといなたい映画だったと思う。

2025.1.10

TikTokでたまたま見かけた ecwcs level7 という防寒具が気になった。米軍のミリタリージャケットで、ダウンの8倍暖かいとか。菅田将暉が着ていて話題になったそうだ。ファッションとしてもう数年前からあったんですね。

これは偽物だったりレプリカだったりがたくさん存在するようで、実物はあまり出回っていないっぽい。

ネットで見かける1万円台のものはどういう商品なんだろうと思ったら、日本のメーカーが作っているレプリカで中綿の素材が違った。レプリカでも性能が同じだったらいいかなーと思ったけど、見た目が同じというだけの製品も存在するようで、そのへんは説明をよく読まないといけないですね。

抑えたいポイントとして、まず「ダウンの8倍の暖かさ」というのはこのジャケットで採用されている中綿の性能のようだ。ALBANY社 PRIMALOFT という素材で、ecwcs level7 以外にもPRIMALOFTを採用しているジャケットはあるから、暖かさだけを求めるならそれでもいい。とりあえずレプリカであってもPRIMALOFTが使われていれば同等に暖かいのかな。もう一つ Climashield APEXという素材も公式で採用されているみたい。

次にオリジナルにある撥水性能もほしい。撥水生地はEPICかMILLIKENということで、そのあたりを採用していればレプリカであってもオリジナルの性能に近いのかなー。

あとはオリジナルのカラーがグレーかコヨーテのみで、レプリカは黒だったりネイビーだったりもある。このへんはもう、実物じゃないんだから好みでいいと思う。一番流通しているのはオリジナルカラーのグレーっぽい。

実物も中古だったら米軍払い下げショップにあるっぽい。信憑性についての判断はご自身で!

2025.1.9

話題のLAMYボールペンを買ってしまった。以前にジェットストリームの芯が使えるようになるって記事が出たときから気になっていて、最近具体的な日程が発表されたようだ。

しかしジェットストリームタイプはまだ発売されていない。むしろ僕が気になったのはこっちでした。

既存のLAMY Safariで無理やりジェットストリームを使う方法。こちらを採用させていただきます。

理由として、まず僕が気になっていた LAMY Safari はキャップのあるタイプで、1/29から展開されるジェットストリームタイプはノック式のようだ。

次に、はてなブックマークのコメントで知ったけど、既存の LAMY Safari を使用する方式ではジェットストリームの替芯はSXRシリーズ(100円代)が使えるそうだ。しかし1/29発売のジェットストリームタイプで使える替芯は「JETSTREAM替芯 M17(1,100円)」と10倍近い。これはさすがにないだろ。

ボールペンは長らくパーカーにジェットストリーム替芯を入れて使っていた。今後はそこにLAMY Safariを加えていこう。

写真は2019年。

2025.1.7

夜飲む用にデカフェコーヒーの豆を買っているけど、なかなか減らない。夜はお酒を飲むことのほうが多いから、お酒を飲まない夜にデカフェを飲む。それも冬限定だから、なおさら減らない。

そこまで美味しい豆ではないことも減らない理由の一つ。どうしてもカフェインを含む豆の方が美味しい。デカフェでも美味しいのは以前に飲んだことあったから、探せばあるのだろう。

あと、コーヒーを飲むためにいちいち湯を沸かして淹れて器具を洗ったりコップを洗うのがめんどくさい。缶ビールだとそこは全部省略できるから、ついそっちへ流れる。

自分の中で一時期、このデカフェコーヒーを飲むと頭痛がする説があった。その後そんなことはなかったから、たまたま頭痛の日と重なっていたのだろう。

写真は2024年、香川。

2025.1.6

少し前に人間関係がどうとかいう話をしていたけど、岡田睦の私小説を読んでいたら吹っ飛んだ。岡田睦は原稿を書くために安定剤を飲み、妻が出ていき、生活がままならない。他の仕事ができないから、書く仕事にしがみつく。でも書く仕事さえストレスで薬を飲み続けながらでないとできない。それで売れてたらいいけれど、そんなでもないようだ。昔はみんなこうだったのか?そうでもないだろう。とにかく生活がひどい。本当にひどくて、なんでこの本読んでるんだろうという気持ちになる。

どうやってこの人は3回も結婚しているのか。一人目の奥さんとは20年以上続いたらしい。人としてどういう魅力があったのだろう。中年以降か晩年のことを書いた作品しか読んでいないから、若い頃どうだったのか気になる。今でも比較的手に入りやすいのは、晩年の生活保護の暮らしを書いた「明日なき身」ぐらい。この頃はもう独り身で、介護の人とのやりとりなどが多い。

写真は2024年。