One to Go 恥知らずのパープルヘイズ

恥知らずのパープルヘイズ

失った信頼を取り戻すために。
　ジョジョ五部のフーゴのその後をメインにした小説。
　離反した麻薬チームとそれを追うフーゴ達のスタンド勝負。
　見事。漫画と同じように楽しませてもらいました。

　ボスとの対決を選択したブチャラティに唯一同行しなかった彼。
　彼は,あの決断をしたときの心境。
　そして,ブチャラティと行動を共にしたメンバーにどんな思いを抱いたのか。
　すべて本に濃縮されていた。

　漫画のほうで,他のメンバ－は過去にスポットがあたっていたがフーゴにはそれがなかったんだよな。
　(ミスタもなかったけ？？)

　フーゴのスタンドは,扱いにくくて有名だけど。
　物語の中で,うまく使われていたね。
　攻撃食らったら問答無用で即死って,強すぎ。
　敵チームのリーダーさん能力が半端ねーと思ってたら,即刻退場だし。
　一瞬あれ？敵チームのリーダーだよねって確認しちまったよ。

　シーラ姉さんのジョルノへの忠誠が重い。
　他のメンバーもそうだけど,ジョルノさんのカリスマが。
　ある意味前より怖い組織になってるような。
　DIOの子だし,黄金の意思もってるし。
　スピードワゴン財団ともちゃっかり関係きずいてるし。
　もうイタリア鉄壁すぎ。
　
　フーゴの進化したパープル・ヘイズ・ディストーション！！！かっこいい
　・・あれ？弱くってねえ。
　能力強くしすぎてのも考えものですな。
　デザインは結構好きかも。

　なんか,鉄仮面とか杜王町のシェフさん関係のネタが満載だったけど,
　そこは正直いらないかな。まあファンサービスということで。

　見所は,フーゴの成長かな。
　彼が戦いの中で,何を思い,行動したのか。

　真実の行動はだれにも止めることが出来ない。

☆☆☆☆

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