ここ最近,「牙狼〈GARO〉 〜闇を照らす者〜」がすごく面白い。
特に7~9話が熱くて,こんなに面白くなるとは想像してなかった。
このシリーズ以前は,主人公は最高位の魔戒騎士・黄金騎士「牙狼」
の称号を受け継ぐものとして,
どんな危機にも動じず能力に長けた完全無欠の超人タイプだった。
今回のシリーズからの主人公・流牙は,まだ未熟で努力・熱血タイプだった。
どちらかと言うと,流牙の方は一般的に想像する特撮主人公タイプだったので,
そこところをどう調理するのか不安で楽しみだった。
いや,不安の方が大きかったかな。
ステレオタイプな主人公を特撮に登場させるとつまらないことの方が
多いのをもう経験的になんとなく分かっているし。
7話以前は,仲間の魔戒騎士の登場に割いたり,
舞台となるボルシティとそこで生活する脇役なんかに伏線まいたりで
まぁまぁ面白いかなという程度だった。
でも,前作の方が面白いよなという程度。
黄金騎士の鎧が,黒に染まっている理由も全然出てこないし。
これは牙狼のTVシリーズは,基本25回なんで
そういうのはこれからやっていくんだろう。
それが7話から,手に汗握る展開で
見ていて思わず,少年の頃に特撮を見ていた時のようなワクワク感を味わえた。
特に7話は,炎刃騎士ゼンの蛇崩猛竜(池田純矢)の演技がすごく良かった。
最後の演技なんかは,大げさな感じだったけど,
わざとらしくないし,大げさなのが逆に良かったほど。
ストーリーも良く出来ていて,
この大人向けの特撮ならではの不条理感がいい。
そして8・9話,これは前後編になっていて,
かなりの盛り上がりを見せてくれた。
特に見せ場はホラー対3人の魔戒騎士のアクションシーン。
CGを多用してるけど,予算がない特撮にある薄っぺらいCGじゃなかった。
日本のCGアクションシーンも馬鹿にできない。
魔戒騎士3人での連携プレイは最高だった,
連携プレイが3人いると映えるなぁ。
移動中の電車での戦闘シーンは疾走感もあるし見応え抜群だった。
この国では,3人の連携プレイというと踏み台にされて負けフラグとなる場合があるけど,
今回もご多分にもれず。
魔戒騎士にも似たようななりの魔導ホラー,主人公側は3人もいるのにボロ負けという。
内1人は最高位の魔戒騎士の称号を持つ戦士なのに。
それを1人でいなす魔導ホラーとの3人の魔戒騎士との殺陣は見事。
魔導ホラーの役者さん(倉田保昭)はベテランということもあり,
この人を中心に若手3人が殺陣をやるというのが上手くいったようだ。
特撮ものの中でも牙狼の殺陣はかなりレベルの高いのは有名だが,
それを再確認させてもらった。
というよりも牙狼の中で一番といえる出来かも。
最後の夕日に向かって傷だらけの体引きずりながら歩くというのは,
少しわざとらしい気がしたけど。
なんにせよ,これからもすごく楽しみだ。
こんなに盛り上がる展開なのに,まだ半分も行っていないという。
これ,中盤でも山場に持ってくる展開だと思ったんだが,
まだ山場があるということか期待に胸が膨らむじゃないか。
努力・熱血タイプの主人公というのも,敵の圧倒的強さと組み合わせて
こうも面白くなるとは牙狼恐るべし。
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- 2013/06/09(日) 23:09:49|
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朝早くからブログ訪問ありがとうございました、なかなか文才がありますね!
- 2013/06/10(月) 08:08:44 |
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- 友遊クラブ #TluyS4YI
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> 朝早くからブログ訪問ありがとうございました、なかなか文才がありますね!
友遊クラブさん コメありがとうございます
たくさん書けば少しは上手くなるかなと願っています。
ブログ読んでもらってありがとうございました。
- 2013/06/12(水) 21:03:39 |
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- ヒメキリン #-
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