福田淳さんのすばらしいエンタメのビジネス論理
福田淳さんのすばらしいエンタメのビジネス論理
昨日、STARTOの社長をされていた福田淳さんとお話した。以前からのんさんを応援されている福田さんをリスペクトしていた。
福田さんの、ビジネスとしてのエンタメを分析し、展開するロジックにしびれた。マーケットを冷静に分析し、方向を考え、アーティストを支える。さすがである。
ぼく自身は、どうしても、アートの質、もっと良いものがあるんじゃないか、最高のものがあるんじゃないかとそれを求める。一方、ビジネスとしては、それを求める人がいれば、それで良いことになる。逆に、例えばモーツァルトのAve Verum Corpusのようにアートの質としては至高だが、そんなにマーケットがないものもある。
以前、ドンファンとカサノヴァの違いを言っている人がいた。ドンファンは女性ならば誰でも平等に愛するのだという。一方、カサノヴァはいつも最高の女性を求めるのだという。
エンタメにおいては、福田淳さんはカサノヴァではなくドン・ファンだ。そして、それはビジネスパーソンとしてきわめて正しい判断だと思う。アートにおけるカサノヴァはスケール的にはカルトになってしまう。
(クオリア日記)
10月 8, 2025 at 08:10 午前 | Permalink






















 
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