3/21 守谷市・柏市周辺を汚染した放射能プルームについて
0.イントロ: 3月15日と21日に観測された放射能雲
福島第一がメルトダウンを起こして数日後、二つの放射能雲(以下、プルーム)が東京にて観測された。以下はその現象の詳細と、放射能雲がどこに着地したかについての考察。
Fig. 1 環境放射線測定結果 <測定場所:新宿百人町、横須賀泊局>
15日と21日に大きな放射線量が観測されている。
参考:(左)原子力ニュース。nu , (右)美浜の会
1.15日と21日の放射性堆積物の比較
・どんな放射性物質が来たか?
Fig.1から15日は非常に大きなピークを観測していることがわかる。しかし野菜汚染など世間をにぎわせている放射性物質のセシウム、ヨウ素はどちらかと言うとピークが小さい21日の方が多い。実際核種分析してみると、15日はキセノンXe-133、21日はセシウムやヨウ素が主成分だったことがわかっている(Fig.2)。
Fig. 2 日本分析センター による核種分析結果
<測定場所:千葉市稲毛区>
キセノンは希ガスであり、半減期も短く、エネルギーも低い特徴がある。そのため病院の核医学検査(呼吸検査)でも使用されるほどである。参考:肺換気シンチグラム⇒ http://halibm.digi2.jp/Xenon.htm
15日に到来した放射能雲はその内容がキセノンであり、ほとんど人体に吸収されなかったと考えられるため、市民の被ばく量は比較的軽微だったと言える。しかし3月21日の放射能雲はその成分がガラリと変わり、セシウム・ヨウ素など、人体や土地に堆積しやすい核種が大量に飛来していた。この21日の放射能雲は関東一帯を汚染し、いま話題の汚染野菜の原因となっているほか、これから人体へ未知なる影響をもたらすことが考えられる。
2.3/21に何が起こったのか
観測
・3月21日午前4:00 東海村近辺に現れた放射能雲
午前4時、東海村付近で観測されたプルームは南西に移動した(Fig.3)。このときの福島第一は南東方向に強い風が吹いており、プルームは海を迂回して茨城県内へ侵入したものと見られる。このとき西から低気圧が接近しており、風は吸い込まれるように南西に吹いていた(Fig.4)。プルームの移動速度は当時観測された風速に近いため、その移動方向も風向きに準じている。
Fig. 3 巨大放射能雲の観測
参考:http://www.chitaro.com/src/chitaro1526.gif_VpumIIAC3MgHrfI8LrEG/chitaro1526.gif
(作成:理化学研究所仁科加速器研究センター専任研究員
板橋健太 様 http://ag.riken.jp/u/mon/show.cgi?2011-03)
Fig. 4 (左)5時~7時の風向き、(右)4時~8時の降水量
雨雲を伴う低気圧が西から接近、風(地表)は南西に変化し、風速は平均3~5m/s
を観測した。風速については局所的なデータで7m/sを記録している。参考:tenki.jp
移動速度考察
・水戸市通過後、南へ時速20~30km/hで移動
観測されたプルームは水戸~鉾田市を通過後、南西に向かったと思われる。そこで関東各地でのそのときの空間線量率をグラフにプロットし、その移動方向について考察した。
Fig.5は日立市の大沼から各地線量率の上昇を追跡したグラフである。午前3時20分に大沼で観測された上昇が東海村、水戸、鉾田、つくば市へ伝播していることがわかる。これはプルームが伝播された結果と考えられる。鉾田市などでは瞬間的な上昇が観測されている。これはプルームの「核」が通過したと考えられ、通過後は減少している(簡易説明図および補足Fig.1を参照)。しかしどの地点でも通過後は倍以上の上昇が見られる。よってこの放射能雲は「核部」を有し、各地に放射能をばら撒きながら通過したものと考えられる。
Fig. 5 各地空間線量率のプロット(日立大沼~つくば市、21日0時~10時)
到達時刻: 日立市大沼 3:20、東海村 4:00、ひたちなか市(勝田) 4:10、
水戸市南部(茨城町) 4:30、鉾田市 4:30、つくば市産総研 6:00~7:00
補足Fig. 1 つくば市KEK による21日の空間線量率(γ線)
21日以降、長期間にわたって徐々に減少している。そのためこれは
堆積した放射性物質が半減期によって減少したものと考えられる。
3.南へ行ったプルームはどこに着地したか?
着地場所についての考察
・空間線量率の上昇と降雨の関係
Fig.6は空間線量率の上昇と降水量の関係を示している。これによればプルームによる上昇は非常に急峻である一方、降雨による上昇は比較的緩やかである。午前8時の降雨と同時に線量率が福島~横浜まで広く上昇しているが、これはプルーム通過後、上空に溜まっていた放射能が降雨によって一気に落とされたものと考える。降雨による増加は日常の降雨でも見られる。そのほとんどの原因はラドン(ビスマス214)であり、降下した放射性物質はほとんど堆積しない(補足Fig. 2)。
Fig. 6 放射能雲と降雨による上昇の違い
午前8時の降雨によって各地の放射線量が増加していることがわかる。
補足Fig. 2 ビスマスBi-214のγ線と降水量の関係について
図中赤線がBi-214、下の青線が降水量。
上空にある放射能は降雨によって落とされたと推測できる。
(図:財団法人日本分析センター)
落下ポイント考察
・放射能雲の進路、降雨による柏付近への落下
Fig.7のチェーンプロット(左上)によればプルームは午前7時につくば市に到達しているので、時速20~30kmで移動したことを考えると、午前8時の降雨時には取手~柏の上空にあったと考えられる(つくば市~柏:距離およそ30km)。そうするとFig.7のように西からきた雨雲と衝突し、その後降雨によって落とされたと考えられる。おそらく柏~取手周辺には降雨によって落とされたプルームの「核」になった放射能が大量にあるはずである。
実際、柏市周辺の空間線量率は0.2~0.5μSv/hと比較的高めで、ホットスポットと呼ばれている。多くの一般市民によってこの事実は確かめられた。また茨城県が最近測定した資料(補足Fig.3)において、汚染地域とプルームの予測軌道は一致している。この理由は3月21日プルームの着弾によるものと考えられる。
Fig. 7 プルームの軌道と着弾点
サイドワインダー(AIM-9x) のような軌道を描き、西から到来した雨雲(低気圧)と衝突
補足Fig. 3 茨城県全域 空間線量率マップ 平成23年5月11日
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110526_01/index.html
補足Fig. 4 有志によって作られた空間線量率のマップ
柏・我孫子・取手方面は相対的に線量率が高い。
最新の調査結果(Google mapに市役所の調査結果を表示したもの)
⇒ 守谷市・柏市・我孫子市周辺の空間線量率 を表示
補足Fig. 5 日本共産党による東京の線量マップ
これによれば3/21のプルームは世田谷区以西には届いていない。
4.役所は至急調査せよ
このプルームの「核」となった放射能は何か。おそらくまだ未公表のストロンチウムSr-90(およびイットリウムY-90)はその候補の一つだろう。チェルノブイリ事故ではストロンチウム90 5.55 kBq/m3以上で汚染区域と判断された。イットリウムはストロンチウムが壊変してできる娘核種だが、そのβ線は2.3MeVの高エネルギーであり、人体への影響が危惧される危険な核種である。
・21日午前4時~8時の危険性
ストロンチウムのほか、セシウムのような沈着しやすい放射性物質が空気中を大量に汚染したため、午前4時~8時に外出していた人々の健康が危惧される。降雨による放射性物質の降下では、放射能は地面に落ちるし、人も好きで雨に打たれる人はいないので雨に濡れる人も少なく、よって被ばくは軽微だったと思われる。しかし降雨前、いつもと同じように新聞配達をしていた労働者、物資輸送や開店準備で朝早い出勤をしていた方は違う。空気中から放射性物質を吸入した可能性が高い。
さらに最近「メルトダウン」「格納容器破損」について東電は認めている。この放射能雲の発生にはいまだに謎が多いけれども、格納容器内の放射性物質が混入してる可能性が大いにあるわけだ。核分裂生成物の中でもサマリウムSm、ランタンLa、ポロニウムPoなどは特に危険性が高い。それらはロシアスパイ暗殺にも使われたことがある。⇒ リトビネンコ暗殺事件
以上のことを考えると、3/21の放射能雲が着弾した柏・取手・守谷・龍ヶ崎・稲敷の各市町村は早急にそれを人が吸入した可能性について検討すべきであり、土壌汚染検査などを行ってその核種分析を実施すべきである。
福島第一がメルトダウンを起こして数日後、二つの放射能雲(以下、プルーム)が東京にて観測された。以下はその現象の詳細と、放射能雲がどこに着地したかについての考察。
Fig. 1 環境放射線測定結果 <測定場所:新宿百人町、横須賀泊局>
15日と21日に大きな放射線量が観測されている。
参考:(左)原子力ニュース。nu , (右)美浜の会
1.15日と21日の放射性堆積物の比較
・どんな放射性物質が来たか?
Fig.1から15日は非常に大きなピークを観測していることがわかる。しかし野菜汚染など世間をにぎわせている放射性物質のセシウム、ヨウ素はどちらかと言うとピークが小さい21日の方が多い。実際核種分析してみると、15日はキセノンXe-133、21日はセシウムやヨウ素が主成分だったことがわかっている(Fig.2)。
Fig. 2 日本分析センター による核種分析結果
<測定場所:千葉市稲毛区>
キセノンは希ガスであり、半減期も短く、エネルギーも低い特徴がある。そのため病院の核医学検査(呼吸検査)でも使用されるほどである。参考:肺換気シンチグラム⇒ http://halibm.digi2.jp/Xenon.htm
15日に到来した放射能雲はその内容がキセノンであり、ほとんど人体に吸収されなかったと考えられるため、市民の被ばく量は比較的軽微だったと言える。しかし3月21日の放射能雲はその成分がガラリと変わり、セシウム・ヨウ素など、人体や土地に堆積しやすい核種が大量に飛来していた。この21日の放射能雲は関東一帯を汚染し、いま話題の汚染野菜の原因となっているほか、これから人体へ未知なる影響をもたらすことが考えられる。
2.3/21に何が起こったのか
観測
・3月21日午前4:00 東海村近辺に現れた放射能雲
午前4時、東海村付近で観測されたプルームは南西に移動した(Fig.3)。このときの福島第一は南東方向に強い風が吹いており、プルームは海を迂回して茨城県内へ侵入したものと見られる。このとき西から低気圧が接近しており、風は吸い込まれるように南西に吹いていた(Fig.4)。プルームの移動速度は当時観測された風速に近いため、その移動方向も風向きに準じている。
Fig. 3 巨大放射能雲の観測
参考:http://www.chitaro.com/src/chitaro1526.gif_VpumIIAC3MgHrfI8LrEG/chitaro1526.gif
(作成:理化学研究所仁科加速器研究センター専任研究員
板橋健太 様 http://ag.riken.jp/u/mon/show.cgi?2011-03)
Fig. 4 (左)5時~7時の風向き、(右)4時~8時の降水量
雨雲を伴う低気圧が西から接近、風(地表)は南西に変化し、風速は平均3~5m/s
を観測した。風速については局所的なデータで7m/sを記録している。参考:tenki.jp
移動速度考察
・水戸市通過後、南へ時速20~30km/hで移動
観測されたプルームは水戸~鉾田市を通過後、南西に向かったと思われる。そこで関東各地でのそのときの空間線量率をグラフにプロットし、その移動方向について考察した。
Fig.5は日立市の大沼から各地線量率の上昇を追跡したグラフである。午前3時20分に大沼で観測された上昇が東海村、水戸、鉾田、つくば市へ伝播していることがわかる。これはプルームが伝播された結果と考えられる。鉾田市などでは瞬間的な上昇が観測されている。これはプルームの「核」が通過したと考えられ、通過後は減少している(簡易説明図および補足Fig.1を参照)。しかしどの地点でも通過後は倍以上の上昇が見られる。よってこの放射能雲は「核部」を有し、各地に放射能をばら撒きながら通過したものと考えられる。
Fig. 5 各地空間線量率のプロット(日立大沼~つくば市、21日0時~10時)
到達時刻: 日立市大沼 3:20、東海村 4:00、ひたちなか市(勝田) 4:10、
水戸市南部(茨城町) 4:30、鉾田市 4:30、つくば市産総研 6:00~7:00
補足Fig. 1 つくば市KEK による21日の空間線量率(γ線)
21日以降、長期間にわたって徐々に減少している。そのためこれは
堆積した放射性物質が半減期によって減少したものと考えられる。
3.南へ行ったプルームはどこに着地したか?
着地場所についての考察
・空間線量率の上昇と降雨の関係
Fig.6は空間線量率の上昇と降水量の関係を示している。これによればプルームによる上昇は非常に急峻である一方、降雨による上昇は比較的緩やかである。午前8時の降雨と同時に線量率が福島~横浜まで広く上昇しているが、これはプルーム通過後、上空に溜まっていた放射能が降雨によって一気に落とされたものと考える。降雨による増加は日常の降雨でも見られる。そのほとんどの原因はラドン(ビスマス214)であり、降下した放射性物質はほとんど堆積しない(補足Fig. 2)。
Fig. 6 放射能雲と降雨による上昇の違い
午前8時の降雨によって各地の放射線量が増加していることがわかる。
補足Fig. 2 ビスマスBi-214のγ線と降水量の関係について
図中赤線がBi-214、下の青線が降水量。
上空にある放射能は降雨によって落とされたと推測できる。
(図:財団法人日本分析センター)
落下ポイント考察
・放射能雲の進路、降雨による柏付近への落下
Fig.7のチェーンプロット(左上)によればプルームは午前7時につくば市に到達しているので、時速20~30kmで移動したことを考えると、午前8時の降雨時には取手~柏の上空にあったと考えられる(つくば市~柏:距離およそ30km)。そうするとFig.7のように西からきた雨雲と衝突し、その後降雨によって落とされたと考えられる。おそらく柏~取手周辺には降雨によって落とされたプルームの「核」になった放射能が大量にあるはずである。
実際、柏市周辺の空間線量率は0.2~0.5μSv/hと比較的高めで、ホットスポットと呼ばれている。多くの一般市民によってこの事実は確かめられた。また茨城県が最近測定した資料(補足Fig.3)において、汚染地域とプルームの予測軌道は一致している。この理由は3月21日プルームの着弾によるものと考えられる。
Fig. 7 プルームの軌道と着弾点
サイドワインダー(AIM-9x) のような軌道を描き、西から到来した雨雲(低気圧)と衝突
補足Fig. 3 茨城県全域 空間線量率マップ 平成23年5月11日
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110526_01/index.html
補足Fig. 4 有志によって作られた空間線量率のマップ
柏・我孫子・取手方面は相対的に線量率が高い。
最新の調査結果(Google mapに市役所の調査結果を表示したもの)
⇒ 守谷市・柏市・我孫子市周辺の空間線量率 を表示
補足Fig. 5 日本共産党による東京の線量マップ
これによれば3/21のプルームは世田谷区以西には届いていない。
4.役所は至急調査せよ
このプルームの「核」となった放射能は何か。おそらくまだ未公表のストロンチウムSr-90(およびイットリウムY-90)はその候補の一つだろう。チェルノブイリ事故ではストロンチウム90 5.55 kBq/m3以上で汚染区域と判断された。イットリウムはストロンチウムが壊変してできる娘核種だが、そのβ線は2.3MeVの高エネルギーであり、人体への影響が危惧される危険な核種である。
・21日午前4時~8時の危険性
ストロンチウムのほか、セシウムのような沈着しやすい放射性物質が空気中を大量に汚染したため、午前4時~8時に外出していた人々の健康が危惧される。降雨による放射性物質の降下では、放射能は地面に落ちるし、人も好きで雨に打たれる人はいないので雨に濡れる人も少なく、よって被ばくは軽微だったと思われる。しかし降雨前、いつもと同じように新聞配達をしていた労働者、物資輸送や開店準備で朝早い出勤をしていた方は違う。空気中から放射性物質を吸入した可能性が高い。
さらに最近「メルトダウン」「格納容器破損」について東電は認めている。この放射能雲の発生にはいまだに謎が多いけれども、格納容器内の放射性物質が混入してる可能性が大いにあるわけだ。核分裂生成物の中でもサマリウムSm、ランタンLa、ポロニウムPoなどは特に危険性が高い。それらはロシアスパイ暗殺にも使われたことがある。⇒ リトビネンコ暗殺事件
以上のことを考えると、3/21の放射能雲が着弾した柏・取手・守谷・龍ヶ崎・稲敷の各市町村は早急にそれを人が吸入した可能性について検討すべきであり、土壌汚染検査などを行ってその核種分析を実施すべきである。
その後の追跡情報 ~その雲はどこから来たのか?何が原因なのか~
①20日3号機原子炉で圧力が0.3MPa以上、温度300度以上に上昇
原子力安全保安院発表 プラントパラメータ (3号機圧力)
(左)原子炉内圧力容器の圧力 (右)格納容器内圧力
圧力が急激に減少したのはドライベント(格納容器内の圧力を抜く作業)したためと言われているが、
いまだに真偽不明。この件について保安院、東電ともに口を堅く閉ざしてる模様。
別タグの格納容器圧力は21日以降「大気圧0.1MPa」にほぼ等しい。
これは20日に格納容器が本格的に破損し、外とツーツーになったということではないか。
その原因は原子炉圧力容器内からの爆発ではなかったのか。
グラフから考えるとそれが起こったのは20日7時から16時の間と考えられる。
原子炉格納容器内の説明図
http://www.energia.co.jp/atom/press/img/atomf-2-83.gif
②プルトニウム検出
日本分析センターによれば「21日から」プルトニウム238が検出されはじめたとのこと。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110604m.pdf
>グランドならびに産廃処分場においては、
>3/21以降にサンプリングした試料からPu-238およびPu-239、
>Pu-240が検出されている
③2ch 原発情報スレ 140~150から抜粋 (※Wordpad文書です)
・3月20日3号機ドライベント実施予定の発表~
http://www.chitaro.com/src/chitaro1674.rtf_gxKU5JR5lXiFt5mZYXLz/chitaro1674.rtf
・16時~炉内圧力降下後~ ドライベントは実施された?
http://www.chitaro.com/src/chitaro1677.rtf_5FYb0Gj6As07QG4JDK2Y/chitaro1677.rtf
・21日早朝茨城で線量増加を確認~ 自動ドライベント=爆発?
http://www.chitaro.com/src/chitaro1678.rtf_FPk16dAv9FoXYYTtWRIa/chitaro1678.rtf
ドライベントが行われたかどうか、ニコニコ動画の会見で東電はハッキリしたことを述べたのか??
スレッド内では混乱している人が多く見られる。
④記者会見は移動しました(規模が大きいので)
(6/11追記)
⑤ 情報とパラメータ分析の一致
<ニュース>時事通信 3月29日(火)22時24分配信
国の原子力安全委員会は29日の記者会見で、福島第1原発2号機と3号機の原子炉圧力容器について、
「圧力が上がらないということはどこかから漏れていると思うのが自然だ」と述べ、損傷の可能性を示唆した。
会見した代谷誠治委員は「圧力が出ているのは1号機だけ。2号機も3号機も出ていない。
どこかが損傷している可能性が高い」と話した。
また、東電が28日の会見で、敷地内から検出されたと発表した微量のプルトニウムについて、
「1~3号機で燃料が破損、溶融しており、何号機から出ても不思議はない」と語った。 .
http://jishin.ldblog.jp/archives/51665013.html (保存場所)
3号機の圧力容器と格納容器の圧力パラメータをグラフにしてみた↓
参考:原子力安全保安院公表パラメータ http://bit.ly/hk3y66
原子炉圧力容器と格納容器DW(ドライウェル)の圧力が同期していることがわかる。
おそらく圧力上昇が生じた18日の時点で圧力容器には穴が開いており、格納容器と通じていたと思われる。
そのことは保安院の記者会見でも記者たちが触れていた(西山審議官は不明と答えている)。
19日~20日の放水による冷却効果は一時的と思われ、20日7:00AMには0.3MPaに到達、以降はなんらかの理由で急減している。21日以降上の代谷委員が言うようにどの圧力パラメータにも上昇がなく、さらに格納容器の圧力が0.1MPa(大気圧)に等しいため、20日7:00~16:00にその原因となる事象が起こったことは間違いないと思われる。この圧力急減は保安院や東京電力が公表しているような「海水注入による冷却効果」によるものでは断じてない。おそらく圧力容器の計器Cに近い部分で爆発or亀裂が発生したと思われる(そのため圧力容器内に水が流れ込み、水量が上昇した)。そこから発生したプルームが21日の早朝、茨城で観測されたのだ。(後日追記:もし放水による冷却効果によって圧力が下がったとすれば、以降に圧力上昇がないこと、放射能雲が発生した事実と矛盾する。)
青木審査官は20日にはっきり述べている。
「圧力容器に亀裂が入り、中身が漏れた場合、セシウム・ヨウ素などが外に漏れ出す可能性がある。」
①20日3号機原子炉で圧力が0.3MPa以上、温度300度以上に上昇
原子力安全保安院発表 プラントパラメータ (3号機圧力)
(左)原子炉内圧力容器の圧力 (右)格納容器内圧力
圧力が急激に減少したのはドライベント(格納容器内の圧力を抜く作業)したためと言われているが、
いまだに真偽不明。この件について保安院、東電ともに口を堅く閉ざしてる模様。
別タグの格納容器圧力は21日以降「大気圧0.1MPa」にほぼ等しい。
これは20日に格納容器が本格的に破損し、外とツーツーになったということではないか。
その原因は原子炉圧力容器内からの爆発ではなかったのか。
グラフから考えるとそれが起こったのは20日7時から16時の間と考えられる。
原子炉格納容器内の説明図
http://www.energia.co.jp/atom/press/img/atomf-2-83.gif
②プルトニウム検出
日本分析センターによれば「21日から」プルトニウム238が検出されはじめたとのこと。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110604m.pdf
>グランドならびに産廃処分場においては、
>3/21以降にサンプリングした試料からPu-238およびPu-239、
>Pu-240が検出されている
③2ch 原発情報スレ 140~150から抜粋 (※Wordpad文書です)
・3月20日3号機ドライベント実施予定の発表~
http://www.chitaro.com/src/chitaro1674.rtf_gxKU5JR5lXiFt5mZYXLz/chitaro1674.rtf
・16時~炉内圧力降下後~ ドライベントは実施された?
http://www.chitaro.com/src/chitaro1677.rtf_5FYb0Gj6As07QG4JDK2Y/chitaro1677.rtf
・21日早朝茨城で線量増加を確認~ 自動ドライベント=爆発?
http://www.chitaro.com/src/chitaro1678.rtf_FPk16dAv9FoXYYTtWRIa/chitaro1678.rtf
ドライベントが行われたかどうか、ニコニコ動画の会見で東電はハッキリしたことを述べたのか??
スレッド内では混乱している人が多く見られる。
④記者会見は移動しました(規模が大きいので)
(6/11追記)
⑤ 情報とパラメータ分析の一致
<ニュース>時事通信 3月29日(火)22時24分配信
国の原子力安全委員会は29日の記者会見で、福島第1原発2号機と3号機の原子炉圧力容器について、
「圧力が上がらないということはどこかから漏れていると思うのが自然だ」と述べ、損傷の可能性を示唆した。
会見した代谷誠治委員は「圧力が出ているのは1号機だけ。2号機も3号機も出ていない。
どこかが損傷している可能性が高い」と話した。
また、東電が28日の会見で、敷地内から検出されたと発表した微量のプルトニウムについて、
「1~3号機で燃料が破損、溶融しており、何号機から出ても不思議はない」と語った。 .
http://jishin.ldblog.jp/archives/51665013.html (保存場所)
3号機の圧力容器と格納容器の圧力パラメータをグラフにしてみた↓
参考:原子力安全保安院公表パラメータ http://bit.ly/hk3y66
原子炉圧力容器と格納容器DW(ドライウェル)の圧力が同期していることがわかる。
おそらく圧力上昇が生じた18日の時点で圧力容器には穴が開いており、格納容器と通じていたと思われる。
そのことは保安院の記者会見でも記者たちが触れていた(西山審議官は不明と答えている)。
19日~20日の放水による冷却効果は一時的と思われ、20日7:00AMには0.3MPaに到達、以降はなんらかの理由で急減している。21日以降上の代谷委員が言うようにどの圧力パラメータにも上昇がなく、さらに格納容器の圧力が0.1MPa(大気圧)に等しいため、20日7:00~16:00にその原因となる事象が起こったことは間違いないと思われる。この圧力急減は保安院や東京電力が公表しているような「海水注入による冷却効果」によるものでは断じてない。おそらく圧力容器の計器Cに近い部分で爆発or亀裂が発生したと思われる(そのため圧力容器内に水が流れ込み、水量が上昇した)。そこから発生したプルームが21日の早朝、茨城で観測されたのだ。(後日追記:もし放水による冷却効果によって圧力が下がったとすれば、以降に圧力上昇がないこと、放射能雲が発生した事実と矛盾する。)
青木審査官は20日にはっきり述べている。
「圧力容器に亀裂が入り、中身が漏れた場合、セシウム・ヨウ素などが外に漏れ出す可能性がある。」