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仮想com0comポート(ドライバ)

2010年05月17日

シリアル通信(RS232C)をするプログラムを作成する時にどのようにデバッグしますか?

たぶん、いきなり実際のRS232C機器に接続してテストするのは怖いので、事前に以下のどれかの方法でテストすると思うのですが如何でしょうか?
1.PC1台でデバッグ文(実際には通信しない)を使ってテストする。
2.PC2台でクロスケーブルで接続してテストする。
3.PC1台でシリアルコネクタ(2個)をクロスケーブルでループ接続してテストする。※シリアルコネクタはUSBシリアルコネクタでも良いです。

どれも有効な方法だと思いますが、もっと確実にお手軽な方法でデバッグする事が出来ますので紹介します。

それは仮想COMポートというドライバを使用して「PC1台でケーブル等を使用せずに実際に通信をしてテスト」する方法です。仮想COMポートとは「仮想のシリアルコネクタ(2個)をクロスケーブルでループ接続」したように見せかけるソフトウェアです。アプリケーションから見れば、通常のCOMポートドライバと変わりませんのでデバッグのためにプログラムを変更する必要はありません。

今回、紹介する仮想COMポートは com0com というフリーソフトです。こちらでダウンロード(sourceforge)出来ますが、インストール方法(設定方法)の詳細はこちら「仮想com0comのインストール方法(設定方法)」で詳しく書かれています。

com0com は未署名ドライバなのでWindows7やVistaでは少々手続きが必要なようです。「Windows7(x64ビット)版com0comのインストール方法(設定方法)

Windows8にはセキュアブートが採用されて、さらに面倒な手続きが必要なようです。「Windows8(x64ビット)版com0comのインストール方法(設定方法)

com0comをインストールして置けば、RS232C用アプリケーションの制御やデバッグがケーブルを使用せず、どこでも簡単に出来るようになり便利だと思います。

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