かて日記-あにめな生活-

天体のメソッド 第4話「思いのかけら」感想

円盤がなくなれば、円満になるんやよ・・・

反対活動を地道に続けることで円盤を追い出せるなんて、柚季は本気で思っているわけじゃない。最初は追放を目的として始めたのだろうけど、今では意味のない事だと柚季も分かっている。

それでも活動を続けている理由は、呼び掛けている対象が世間や大衆ではなく、こはると湊太に向けてやっていることであるから。

柚季は２人に自分の理解者であって欲しいんですよね。
自分たちの関係が元通りに戻ることを望んでいる柚季は、２人にも自分と同じ気持ちであって欲しいのだと思う。


こはるだけは円盤反対活動の本当の意味に気付いていて、自分の気持ちを理解しているのだと柚季は思っていたんじゃないかな。
それでも店を手伝うこはるの事情は分かるから無理強いはしない。

しかし裏を返せば「こはるが協力してくれないのは、お店のせい」だと思うことで、自分を納得させてきたとも言える。



「何の意味もないって、思ってるんだよね」と問い掛けた柚季は、こはるに否定して欲しかったのだと思う。
こはるに『柚季の気持ちは知っているけれど、事情があるから表立って協力は出来ない』と言い訳をして欲しかった。

だけどこはるの返事は「思ってる」であり、柚季が期待していたものとは違った。こはるは本当はそう思っていないのに、柚季が言わせてしまった。
冷静さを失って多くの人に迷惑を掛ける柚季を止めるには、もう厳しい言葉を突き付けるしかないと思ったんでしょうね。





営業時間中は笑顔で接客していたこはるが、閉店後に泣き崩れる姿はくるものがありました。

乃々香がこはると一緒に行動することで、柚季をさらに孤立させてしまう恐れもあるのだけど、ここは何とかしてくれそうな頼もしさを感じる。


ノエルも「しゃきーん！」と手伝ってくれるだろうし、きっと大丈夫だよね。



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