ワンフェスが終わった夜から朝までニコニコ動画で放送している
「朝から朝まで生ワンホビTV」
今年はなんと各フィギュアメーカー代表があつまっての座談会!
内容も非常に濃く熱く各社のもの作りへの思いが詰まった非常に興味深いものでした。
こんな為になる話を半分寝ていてよく覚えていなんてもったい無い!という訳で
タイムシフト予約をしていた生放送を見なおして自分なりに文字に起こして見ました。
時間にして約1時間30分の長時間だったのでダラダラと長くなってしまいましたが、
各社メーカーの思いが伝わればいいかなと思います。
途中で自分なりの主観が入ってるかもしれませんがご了承ください。
出演者
司 会 ミカタン(GOOD SMILE COMPANY社員)
矢吹 崇 (有限会社アルター)
宮脇修一 (株式会社海洋堂 代表取締役社長)
星野孝太 (ホビージャパン常務取締役 編集制作 局長)
浅井真紀 (造形師/figma総合プロデューサー)(遅刻で途中から登場)
MAX渡辺 (MAX FACTORY代表)
安藝貴範 (GOOD SMILE COMPANY代表)
小野忠一 (株式会社千値練 代表取締役)
戸張さん (株式会社千値練 所属)
坂本洋一 (WING所属 原型師ユニット「ケミカルアタック」メンバー)
塚越由貴 (株式会社ボークス ホビー事業部)
質問は青字、私の感想はピンクで書いてあります。
ミカタン:WF2012冬の印象は?
矢吹:新作も見てもらって楽しんでもらった。楽しかった。
小野:新作がやっと発表できて反響(苦情も)があった。満足。勉強になった。
塚越:限定品も完売してスケールモデルの「ウーフー」の国内初発表もできた。
↑MAXウーフーに大興奮
星野:7つの大罪の発表をした。いつもより女性のお客さんが増えた印象。一眼女性ユーザーも多かった。
ミカタンが専務に質問
WFは2・3日がいいという話が出ましたが・・・?
専務「透けて見えるからやめたほうが良い」
「物を買うだけのイベントになっている。立派なイベントはまだまだない。」
「有名ディーラーは開始12時間で完売。売り切れたらあとは消化時間」
「限定品が売れ残ってる企業は悲しい表情をしている」
「ライセンスの問題もある」
MAX「ならニコ生の投票システムでWF1日か2日か聞いてみましょう!」
ということで投票
出演者の意見
MAX2日
小野(千)2日
塚越(ボ)2日 弾切れこわい
矢吹(ア)2日
と出演者は2日が多いイメージだったが、
結果
・1日 35.6%
・2日 39.1%
・24時間 19.3%
・5日 6.0%
MAXさんの目論見としては2日派が圧倒的で専務に見せつけるつもりだったんでしょうが、
想像以上に1日派が多くて、「プチっと負けた感じ」だそうでした。
企業的には2日でしょうが、ディーラーさんは難しいですよね。
2日にして年1回は?
専務:年2回やりたい。商品の開発サイクル、発表の場と考えれば1回よりも2回がベター
アニメは1クールで消えてくものも多いし。
ここで浅井登場「リアライズ!」エア浅井からの実体化!
浅井:1日よりも23日 最終日は後夜祭したい
専務:後夜祭みたいなお祭りができるまでのお客さんの層ができてない
MAX・浅井:お客さんの成長待つより出きるとにかくやってみたい
専務:大規模じゃなくてなんかやってみてもいいかもね
MAX・安芸:じゃあ試しにやってみるってことでいいですか?ヤッター!
いままで連合が協力申し込んでも海洋堂がことわっていたらしい。
視聴者から質問コーナー
千値練への質問
Q.マシーネンクリーガー・ワンピース・ミニチュアランタンなど製造してるが共通点は?
浅井さんと専務に挟まれてプレッシャーで死にそうw
A.カテゴリーにこだわらず担当者が好きなものを作らせている。
共通点は無いw
ボークスへの質問
Q.ドールとフィギュアの原型師は別々?
A.ドール・フィギュア・メカの企画・開発はすべて別
塚越さん自身も造形村の出身だそうです。
アルターへの質問
Q.今後コラボしたいメーカーは?
A.面白いとこができればどこでもOK、グッスマと仲悪くないよ?本当だよ?
Q.可動フィギュアよりもスタチューへのこだわりは?
A.迫力とか躍動感あるポーズを重視してる。あと角度とか。
海洋堂
Q.リボルテックのシリーズ立ち上げ基準は?
A.海洋堂は作りたいものというというより、
リボを作る時に捨てたものが沢山ある。
昔は「可動フィギュア氏ね!我々が作りたいのはおもちゃでなく造形品」と思ってた。
リボは「多くの人に買って欲しい」というテーマありき
そのために造形師のやりたいこだわりをそぎ落として制限をかけてきた。
コスト、パーツ制限、締め切りなど沢山のノルマ・ハードルがある
ミカタン:そんな辛いのに原型師は楽しいの?(´;ω;`)
MAX:製品だからそれは当たり前。
海洋堂と違うのはよりよい造形(本物)、私たち製品(商品)を目指してる
浅井:コストを目標にして企業努力するのは手抜きではないと思う。
うーむ熱いぜ。職人の会話だ。
本物志向といえばボークスは?
塚越:ボークスは本物の再現を目指してる。
プラモデルも「プラモデルを作っているの」ではなく「プラスチックを使って本物の飛行機を作っている」
ドールももう一人の自分として考えて企画・開発をしている。
Q.女性向けブランド「アルタイル設立」のきっかけは?
A.女性企画からの企画で立ち上がった。
専務:コレクター気質は男性特有なものだったが時代が変わり女性も増えてきた。
しかしフィギュア・プラモ文化はまだまだサブカルで一般には受け入れられていないね。
アキ:これからはどんどんオープンになってきたね。
ホビージャパン
Q.他社メーカーで好きな商品は
A.個人的に好きなものは、ジャフコンで出たBOME作の1/4スーパーセーラームーン
星野さんはうさぎちゃんラブ
電撃大王の誌上通販1/1ホイホイさん(浅井造型)あのサイズで可動するのに感動した。
浅井さん:実はあの可動は自分と原作者で打ち合わせて勝手に仕込んでしまった。
ここでミカタンのムチャぶり発動!
小野(千)から質問ありませんか?
浅井さんと専務の間で死にそう(;´Д`)
矢吹さん(ア)は?
Q.他社の商品でお気に入りのフィギュアは?
A.
MAX:悔しいけど、リボルテック竹谷の仏像。
実は昔竹谷さんに企画を持ち込まれていて、その時はスルーした。
やっちゃった俺・・・orz
専務:最初は弱気だった。こんなに売れるとは思わなかった。
塚越:MAXの涼宮ハルヒ
PVC完成品でここまでシャープなものができるかという衝撃を受けた。
専務:ウイングナッツウイングの飛行機
プラモデルとしてはありえないクオリティ
CADで作成した縮小模型は「コピー」品であり、原型師やメーカーの思いが詰まった「模型」ではない。
ウイングナッツウイングはその点ですばらしい。ご飯3杯食える。
小野(千)からの質問
3Aについてどうなの?何か一緒になりたいな
A.アキ:自分も思ったより売れてる
浅井:好きな人は本物志向が多く、3Aの商品でなく3Aが欲しい。
トイでなくアート。日本ではマシーネンクリーガーが近い。
浅井の好きなモノ
海洋堂 山口造形のゴステロの屍鬼隊
山口さんは当時は型抜きをして6時から原型室に入ってた。
それからスペクリ作った坂本さんにはビックリした。
対面した時に行った台詞は「氏ねばいいのに!」
山口さんにも「お前は敵だ!」
浅井さんはとにかく熱く劇画チック
最後にひとこと
星野(ホ):こんだけ豪華なメンバーで語り合えて楽しかった。
ねんどろいどコンプリートファイルの宣伝
読者層が高齢化してきたので文字を大きくしましたw
矢吹(ア):他社はライバルだけど切磋琢磨していいものを作っていきたい。楽しかった。
塚越(ボ):すごいメンバーのなかで話ができてよかった。ボークスもしって貰えてよかった。
実は辞表を持参してきました。
専務:専務は憎まれキャラを演じてるから辛いのよ(笑)。
ボークスとは血で血を洗う戦いをしてたがこれからは穏健にやってきたいね。
6月ころにまた新しいシリーズを出す予定。
小野(千)(酩酊状態):ライオボットシリーズを出していく
浅井:すごいメンバーがの中で話ができた。グッスマさん忘れてたけど愛してるよ(・ω<)
またしたいですね。
MAX:予想以上に突っ込んだ話ができたので次回もしたい。
コトブキヤやリキッドストーンとかオーキッドシードも呼んでやりたいね
といった感じでとっても熱い内容のトークでした。
朝まで生ワンホビDVDとかにしても売れそうなんじゃない?
ホビージャパンあたりが協力して作ってくださいよ!
「朝から朝まで生ワンホビTV」
今年はなんと各フィギュアメーカー代表があつまっての座談会!
内容も非常に濃く熱く各社のもの作りへの思いが詰まった非常に興味深いものでした。
こんな為になる話を半分寝ていてよく覚えていなんてもったい無い!という訳で
タイムシフト予約をしていた生放送を見なおして自分なりに文字に起こして見ました。
時間にして約1時間30分の長時間だったのでダラダラと長くなってしまいましたが、
各社メーカーの思いが伝わればいいかなと思います。
途中で自分なりの主観が入ってるかもしれませんがご了承ください。
出演者
司 会 ミカタン(GOOD SMILE COMPANY社員)
矢吹 崇 (有限会社アルター)
宮脇修一 (株式会社海洋堂 代表取締役社長)
星野孝太 (ホビージャパン常務取締役 編集制作 局長)
浅井真紀 (造形師/figma総合プロデューサー)(遅刻で途中から登場)
MAX渡辺 (MAX FACTORY代表)
安藝貴範 (GOOD SMILE COMPANY代表)
小野忠一 (株式会社千値練 代表取締役)
戸張さん (株式会社千値練 所属)
坂本洋一 (WING所属 原型師ユニット「ケミカルアタック」メンバー)
塚越由貴 (株式会社ボークス ホビー事業部)
質問は青字、私の感想はピンクで書いてあります。
ミカタン:WF2012冬の印象は?
矢吹:新作も見てもらって楽しんでもらった。楽しかった。
小野:新作がやっと発表できて反響(苦情も)があった。満足。勉強になった。
塚越:限定品も完売してスケールモデルの「ウーフー」の国内初発表もできた。
↑MAXウーフーに大興奮
星野:7つの大罪の発表をした。いつもより女性のお客さんが増えた印象。一眼女性ユーザーも多かった。
ミカタンが専務に質問
WFは2・3日がいいという話が出ましたが・・・?
専務「透けて見えるからやめたほうが良い」
「物を買うだけのイベントになっている。立派なイベントはまだまだない。」
「有名ディーラーは開始12時間で完売。売り切れたらあとは消化時間」
「限定品が売れ残ってる企業は悲しい表情をしている」
「ライセンスの問題もある」
MAX「ならニコ生の投票システムでWF1日か2日か聞いてみましょう!」
ということで投票
出演者の意見
MAX2日
小野(千)2日
塚越(ボ)2日 弾切れこわい
矢吹(ア)2日
と出演者は2日が多いイメージだったが、
結果
・1日 35.6%
・2日 39.1%
・24時間 19.3%
・5日 6.0%
MAXさんの目論見としては2日派が圧倒的で専務に見せつけるつもりだったんでしょうが、
想像以上に1日派が多くて、「プチっと負けた感じ」だそうでした。
企業的には2日でしょうが、ディーラーさんは難しいですよね。
2日にして年1回は?
専務:年2回やりたい。商品の開発サイクル、発表の場と考えれば1回よりも2回がベター
アニメは1クールで消えてくものも多いし。
ここで浅井登場「リアライズ!」エア浅井からの実体化!
浅井:1日よりも23日 最終日は後夜祭したい
専務:後夜祭みたいなお祭りができるまでのお客さんの層ができてない
MAX・浅井:お客さんの成長待つより出きるとにかくやってみたい
専務:大規模じゃなくてなんかやってみてもいいかもね
MAX・安芸:じゃあ試しにやってみるってことでいいですか?ヤッター!
いままで連合が協力申し込んでも海洋堂がことわっていたらしい。
視聴者から質問コーナー
千値練への質問
Q.マシーネンクリーガー・ワンピース・ミニチュアランタンなど製造してるが共通点は?
浅井さんと専務に挟まれてプレッシャーで死にそうw
A.カテゴリーにこだわらず担当者が好きなものを作らせている。
共通点は無いw
ボークスへの質問
Q.ドールとフィギュアの原型師は別々?
A.ドール・フィギュア・メカの企画・開発はすべて別
塚越さん自身も造形村の出身だそうです。
アルターへの質問
Q.今後コラボしたいメーカーは?
A.面白いとこができればどこでもOK、グッスマと仲悪くないよ?本当だよ?
Q.可動フィギュアよりもスタチューへのこだわりは?
A.迫力とか躍動感あるポーズを重視してる。あと角度とか。
海洋堂
Q.リボルテックのシリーズ立ち上げ基準は?
A.海洋堂は作りたいものというというより、
リボを作る時に捨てたものが沢山ある。
昔は「可動フィギュア氏ね!我々が作りたいのはおもちゃでなく造形品」と思ってた。
リボは「多くの人に買って欲しい」というテーマありき
そのために造形師のやりたいこだわりをそぎ落として制限をかけてきた。
コスト、パーツ制限、締め切りなど沢山のノルマ・ハードルがある
ミカタン:そんな辛いのに原型師は楽しいの?(´;ω;`)
MAX:製品だからそれは当たり前。
海洋堂と違うのはよりよい造形(本物)、私たち製品(商品)を目指してる
浅井:コストを目標にして企業努力するのは手抜きではないと思う。
うーむ熱いぜ。職人の会話だ。
本物志向といえばボークスは?
塚越:ボークスは本物の再現を目指してる。
プラモデルも「プラモデルを作っているの」ではなく「プラスチックを使って本物の飛行機を作っている」
ドールももう一人の自分として考えて企画・開発をしている。
Q.女性向けブランド「アルタイル設立」のきっかけは?
A.女性企画からの企画で立ち上がった。
専務:コレクター気質は男性特有なものだったが時代が変わり女性も増えてきた。
しかしフィギュア・プラモ文化はまだまだサブカルで一般には受け入れられていないね。
アキ:これからはどんどんオープンになってきたね。
ホビージャパン
Q.他社メーカーで好きな商品は
A.個人的に好きなものは、ジャフコンで出たBOME作の1/4スーパーセーラームーン
星野さんはうさぎちゃんラブ
電撃大王の誌上通販1/1ホイホイさん(浅井造型)あのサイズで可動するのに感動した。
浅井さん:実はあの可動は自分と原作者で打ち合わせて勝手に仕込んでしまった。
ここでミカタンのムチャぶり発動!
小野(千)から質問ありませんか?
浅井さんと専務の間で死にそう(;´Д`)
矢吹さん(ア)は?
Q.他社の商品でお気に入りのフィギュアは?
A.
MAX:悔しいけど、リボルテック竹谷の仏像。
実は昔竹谷さんに企画を持ち込まれていて、その時はスルーした。
やっちゃった俺・・・orz
専務:最初は弱気だった。こんなに売れるとは思わなかった。
塚越:MAXの涼宮ハルヒ
PVC完成品でここまでシャープなものができるかという衝撃を受けた。
専務:ウイングナッツウイングの飛行機
プラモデルとしてはありえないクオリティ
CADで作成した縮小模型は「コピー」品であり、原型師やメーカーの思いが詰まった「模型」ではない。
ウイングナッツウイングはその点ですばらしい。ご飯3杯食える。
小野(千)からの質問
3Aについてどうなの?何か一緒になりたいな
A.アキ:自分も思ったより売れてる
浅井:好きな人は本物志向が多く、3Aの商品でなく3Aが欲しい。
トイでなくアート。日本ではマシーネンクリーガーが近い。
浅井の好きなモノ
海洋堂 山口造形のゴステロの屍鬼隊
山口さんは当時は型抜きをして6時から原型室に入ってた。
それからスペクリ作った坂本さんにはビックリした。
対面した時に行った台詞は「氏ねばいいのに!」
山口さんにも「お前は敵だ!」
浅井さんはとにかく熱く劇画チック
最後にひとこと
星野(ホ):こんだけ豪華なメンバーで語り合えて楽しかった。
ねんどろいどコンプリートファイルの宣伝
読者層が高齢化してきたので文字を大きくしましたw
矢吹(ア):他社はライバルだけど切磋琢磨していいものを作っていきたい。楽しかった。
塚越(ボ):すごいメンバーのなかで話ができてよかった。ボークスもしって貰えてよかった。
実は辞表を持参してきました。
専務:専務は憎まれキャラを演じてるから辛いのよ(笑)。
ボークスとは血で血を洗う戦いをしてたがこれからは穏健にやってきたいね。
6月ころにまた新しいシリーズを出す予定。
小野(千)(酩酊状態):ライオボットシリーズを出していく
浅井:すごいメンバーがの中で話ができた。グッスマさん忘れてたけど愛してるよ(・ω<)
またしたいですね。
MAX:予想以上に突っ込んだ話ができたので次回もしたい。
コトブキヤやリキッドストーンとかオーキッドシードも呼んでやりたいね
といった感じでとっても熱い内容のトークでした。
朝まで生ワンホビDVDとかにしても売れそうなんじゃない?
ホビージャパンあたりが協力して作ってくださいよ!
- 関連記事
-
- ワンダーフェスティバル 2012[冬] レポっぽいもの その4(一般ディーラー編)
- 朝から朝まで生ワンホビTV1​1 フィギュアメーカー大集合! まとめ
- ワンダーフェスティバル 2012[冬] レポっぽいもの その3(一般ディーラー編)