寺社仏閣建築の設計・施工、文化財建造物の復元・修理等を主に手がける金剛組。
その創業はまだ元号が使用される以前の578年(飛鳥時代)。
2006年に髙松建設が全額出資した新・金剛組に年営業権を譲渡したことで、
1400年以上続いた経営体制が事実上幕を閉じました。
(現在は株式会社高松コンストラクショングループ)
この金剛組の歴史にスポットを当てたスレッドには、
日本のその他の老舗に関する言及も含め、様々な意見が寄せられていました。
ちなみに日本にある200年以上の老舗企業は3937社で世界の半数以上を占め、
2位のドイツで日本の半分ほどなんだそうです。
翻訳元
■ こんなあり得ないような話が実際にあるもんなんだな。
■ 単に古いから「良い」ってことじゃない。
金剛組はかなり長い期間、
時代の変化に適応し続けてきたんだろうね。
■ 現在でもお寺の建設に特化してるようだけど、そこに問題があるのでは。
■ この建設会社のこと、ドラマの「Dr.HOUSE」の中で言及されてたな。
■ Heian時代よりも前からあるとかヤバ過ぎるだろ。
ヨーロッパなんて暗黒時代なのにその頃から存在してんだぞ。
■ えっ、金剛組って倒産しちゃったんだっけ?
+3 ■ いや、倒産はしてない。大企業と合併した。
+5■ 国が特別に助成してもいい価値があるだろ。
これだけ長い歴史を持つ老舗企業は、
それ自体がまさに国の歴史と言ってもいいのに。
+4 ■ ホントそう思う。
それから日本には「五山の送り火」というものがある。
この行事も"受け継がれる義務"として、
とある一家が火を点ける役目を担ってるんだ。
■ でも現代の「企業」っていう概念は1300年前とはだいぶ異なるよね。
当時は単に封土みたいなものだったんじゃない?
+2■ 映画「インセプション」でも金剛組のこと語られてたよね?
+3■ イシカワ県にあるHōshi (法師)というryokanは創業717年。
ギネスの編集者が知る限り、
ヤマナシの慶雲館にそのタイトルを譲るまで、
いまだに営業されてるホテルとしては世界一だった。
+42 ■ あの国はそこら中に古くて綺麗な建物があるからね。
「この寺院は700年に建立されたが、火事により一度消失し、
現在のものは950年に再建された」
的な看板はそんな珍しくないの。
また日本に戻りたいよ。本当に素晴らしい場所だった。
+50 ■ 記憶が正しければだけど、
ヨーロッパもそういう注意書き多いよね。
+6 ■ ヨーロッパの場合は基本石造りだけど、
日本の場合は文化的な建物でさえ木造だ。
+4 ■ 俺が日本に行った時もよく見たわ。
あとは「空襲で破壊され、その後再建」みたいな文言。
+17 ■ 日本はそれ以上に内乱のせいで、
歴史的建造物を失ってるけどね。
■ これだけ歴史ある企業が潰れてしまったのは恥だな……。
+199 ■ 金剛組が潰れる時の代表取締役は、
どんな気分だったか想像してみろ。
+41 ■ 想像しただけで胃がキリキリしてきた。
+27 ■ 時代ってのは変わるもんだからな。
これだけ1つの企業が存続できるくらいの安定性は、
はっきり言って日本以外の国にはない。
企業が生き残るためには安定した政権が必要なんだよな。
■ 歴代社長の肖像画を残すだけで大変そうだ。
それが負担になってたりして。
+6■ 1300年以上って……。
あれだけ厳重に保護されてるモナリザだってボロボロになるぞ。
■ 創業は578年にまで遡ることができるから、
1428年存続してたことになる。
+3■ でも100人の従業員で売上高7千万ドル(57億円)って悪くないよね。
お寺の建立って結構需要があるもんなんだね。
■ 前にちょっとした興味から世界の老舗企業のリスト調べたんだよ。
そしたらほぼ全部日本じゃないかってくらいの勢いだった。
確か何かの本で読んだ話ですが、「金剛組を潰しては大阪の恥だ」、
ということで、高松建設が再建の手助けに乗り出したらしいですね。
確かに、これだけ歴史ある企業がなくなってしまったら、
日本の歴史の一部が欠け落ちてしまったような感覚に陥りそうです。
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