昨年11月に63館からスタートしたアニメ映画「この世界の片隅に」は、
SNSや口コミによって人気に火がつき、約3ヶ月で動員は150万人、
興行収入は20億円を突破し、累計公開館数は300を超えています。
第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、
第90回キネマ旬報ベスト・テンでは日本映画1位に選ばれるなど、
国内で高い評価を獲得しているこの作品は、今月メキシコに上陸しました。
メキシコでは300館ほどで上映されている(た)ようなのですが、
映画の興行成績を集積するサイト、「Box Office Mojo」を参考にすると、
1週目、
2週目共に掲載されている順位以内に入っていないなど、
興行的にはなかなか厳しい状況にあるようです。
ですが、実際に作品を観たメキシコの方々からは、
そのストーリーや作画の美しさに絶賛の声が相次いでいました。
寄せられた反応の一部をご紹介しますので、ごらんください。
翻訳元
■■■■■ この映画は絶対に観たほうがいい!!!!!
人の心を強く揺さぶる力があるから。
だけど子供が観ても面白いものではないかもしれない。
+11■ 個人的には傑作と言っていい作品だったと思う👍
+6 ■ でもこれって泣いちゃうような悲しい映画じゃないの?
■ 最高だった……。これは観なきゃダメだわ。
なのに観客少なすぎ。日曜なのにガラガラって……。
こういうアートを上映してくれる映画館を俺はサポートするぞ!
だって実際めちゃくちゃ感動する映画だったし!!!
+55■ 私は泣いちゃったよ。
いつの時代も人は変わらないんだなとも思わせられる作品だった。
+1■ 個人的には「火垂るの墓」よりも好きだわ。
空襲のシーンはかなりリアルだった。
+1■ この物語をぜひ皆にも観て欲しい。
名作なのに、客が俺の他にたった6人しかいなかったのが残念だ😞
■ 物語もだけど、アニメーションも美しかった。
「火垂るの墓」に近い部分があるかな。
キャラクターたちの内面も巧みに描けてた。
よく取材して作られてることもすごく伝わってきた。
+14 ■ 2つの作品を比較するのは難しいと思うけど。
それぞれにとても特別な部分があるから。
■ 日本語版じゃないから観るのやめた。
まぁそのうち観に行くことになるだろうけど。
評判を聞く限り観ておいて間違いなさそうだし。
+2海外「日本語は本当に美しい」 日本語版『眠れる森の美女』が外国人に大好評■ ただただエクセレント。
とは言え子供向けの映画ではないから、そこは注意ね。
■ 素晴らしい完成度の映画でした。
こういう映画をもっと俺の国で上映して欲しいのになぁ。
■ 「この世界の片隅に」をまだ観に行ってないだと?
絶対観に行くべき。とにかく行くべきなんだって。
+3■ 「美しい」という形容詞以上にこの作品を上手く表現できる言葉はない。
大きなスクリーンでこの映画を観られる機会を作ってくれた、
映画館の全ての関係者に感謝したいくらい良かった。
そのうちメキシコ人も、派手なハリウッド映画ばかりじゃなくて、
もっとこういったタイプの映画を観るようになって欲しい。
■ もうね、ワンダフォーの一言。
上映が終わる前に絶対に劇場に行くべき。
見逃したら後悔するよ。
+6■ これは「火垂るの墓」みたいに悲しい映画なの?
彼女が観に行きたいって言ってるんだけど、
僕は悲しい映画は好きじゃないんだよ。
■ 悲しいシーンはあるけど、最後には希望が待ってるよ。
この映画では、争いの悲惨さが描かれてる。
だけどそれと同時に日常の温かさも感じられて、
何度も観たくなるような魅力がある。
■ 私も観てきたよ。前評判通り、美しいストーリーだった。
だけど大きな劇場に観客が8人しかいなかったのは残念だったなぁ。
あんなに素敵な映画なのに😞
+6■ 観て本当に良かった。
映画を観る前にフミヨ・コウノ先生の原作マンガも読んだけど、
私としてはアニメ化は大成功だと思った。
メキシコで上映してくれてありがとう……。
+1■ 他の人も言ってるけど、美しさがこの映画の特徴で、
心の奥深いところに触れてくるような作品なんだ。
映画館から出ても「日常に帰ってきた」って感覚はなかった。
なんか、映画の世界と現実が繋がっているような感じを受けたんだ……。
言葉で言い表すのが難しいけど。
+3 ■ 色々な価値観、伝統、歴史が込められた快作だったなぁ。
「素晴らしい反戦映画だった」 『永遠の0』は外国人の目にどう映ったのか■ ホント良い映画だった〜。とりあえず私は泣いてしまいました。
+1 ■ 厳しい状況をどう生き抜くのか、
そして生きるとはどういうことなのかを教えてくれる名作。
+1 ■ ストーリーはホント良かった。
でも私てっきり泣ける映画だと思ってたのに、そんな事はなかったや。
■ この映画を観て泣かないなんて、鉄の心臓を持ってるのね *0*
■ 映画として、「火垂るの墓」を超えたと思う。
個人的には受けた悲しみももっと深いものだった。
+9■ 作画が本当に綺麗で驚いた。サントラも良かったし。
精魂込めて作られた作品なんだってことが伝わってきた。
これは語り継がれていかなくちゃいけない歴史が描かれた作品なんだよ。
色々な意味で美しい映画だ。
■ 俺からすれば日本の映画を上映してくれるだけでありがたいわ🇯🇵🇲🇽
+4海外「傑作ばかりじゃないか」 米サイト選出 日本のベストアニメ映画20本■ これは俺個人の印象だけど、当時の日本の社会は、
今のメキシコになんとなく似てる気がする……。
一番良かった点はやっぱり綺麗な作画かな。
■ これは本当に観て良かったと思える映画。
主人公がとにかく魅力的なの。
もっと多くの人に観て欲しいもん。
興行的には成功出来るかどうかは分からないけど、
こういう映画がもっと必要だって強く思った。
+22■ 辛くて目を背けたくなるシーンもいくつかあった。
国と国の争いってなんて愚かなんだろう。
そんなものが世界からなくならない現状が悲し過ぎる。
■ 美しくて、悲しくて、ハッとさせられて、希望がある。
この映画を一言で表現するなら、「傑作」だ。
+2
「火垂るの墓」と比較する声が結構目立ちました。
実際に観た方たちはとにかく「観て良かった」という感じで、
ネガティブなコメントは自分が見た限りでは1つもありませんでした。
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