今月3日、米アカデミー賞にも大きな影響を与えている、
ニューヨーク映画批評家協会賞が発表され、
濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が作品賞を受賞しました。
ニューヨーク映画批評家協会賞は87回目を迎える大変歴史ある賞で、
日本映画が作品賞を受賞するのは今回が初。
村上春樹氏の同名短編を映画化した「ドライブ・マイ・カー」は、
第94回米アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に決定。
すでに第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞など4冠、
第31回米ゴッサム賞では最優秀国際映画賞を受賞しており、
米ローリングストーン誌は2021年の1位、
米ヴァニティ・フェア誌は2位に選出するなど、
各方面から非常に高い評価を受けています。
なお、ニューヨーク・タイムズ紙が8日、
今年の映画を代表する俳優13組を発表しており、
主演の西島秀俊さんがアジアから唯一選出されています。
海外のネット上にも、同作品への賛辞が殺到しています。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本らしさ全開だw」 日本の映画産業の特殊性が一目で分かるデータが話題に
翻訳元
■■■■https://www.youtube.com/watch?v=6BPKPb_RTwI■ 「ドライブ・マイ・カー」は心に染み入るような、
真実味のある、哀愁漂う、知的な傑作だと言える。
今年のベスト映画はこれに決定だろう。
+788 米批評家■ ロンドン映画祭のハイライトの1つがこの映画だった。
終始目が離せないという感じだったね。
+100 イギリス■ 「ドライブ・マイ・カー」は、
僕がここ長らく見てきた映画の中でベストだった。
文字通り完璧と言える作品だったから。
+3 アメリカ■ 間違いなく3時間級の映画で最も爽快な映画
(※上映時間は2時間59分)。
ムーディーで、ソウルフルで、心を揺さぶられた。
登場人物の描き方は私が知る限り最高のものだったし、
感情を爆発させるタイミングも完璧だった。
+10 国籍不明■ この作品は欠陥のある登場人物たちが、
自分がそれでも価値のある存在だと感じようと、
互いの人生に織り込んだり消えたりする、
現代の詩のような作品だ。
確かに上映時間は長いとはいえ、
会話は非常によく練られているから、
映画全体としてはちゃんと成立していて、
見事な結果を生み出している!
+8 アメリカ■ 2021年のマイベスト3
1.「ドライブ・マイ・カー」(日本)
2.「グレート・インディアン・キッチン」(インド)
3.「花束みたいな恋をした」(日本)
+32 アメリカ■ 「ドライブ・マイ・カー」。
この作品は絶対にアカデミー国際長編映画賞を獲る。
+11 モロッコ■ もしかして車は「サーブ・900」が使われてる?
あの宝石を観るだけでも価値があるだろ。
オランダ■ 上映時間で判断するな。
この映画はその事を俺達に教えてくれた。
+6 ブラジル■ 少なくともここ10年プラスαで最高傑作の1つ。
21世紀に傑作が作られる事はもうないって?
いや、正直言うと自分もそう考えてたんだ。
だけどこの作品は、70、80、90年代に制作された、
ほとんどの映画よりも優れてるね。
+6 国籍不明「アニメに対する考えが変わった」 米評論家『火垂るの墓は史上最高の戦争映画である』■ 現代の偉大な日本の映画監督を思い浮かべた時、
真っ先に頭に浮かぶのがリュウスケ・ハマグチ、
そしてヒロカズ・コレエダの2人だ。
+23 国籍不明■ 大げさじゃなく、自分の中では史上最高の映画。
+6 スペイン■ とりあえずアカデミー脚色賞は決定でいい。
+4 リトアニア■ 個人的には退屈だったし、
なんか不安にさせられる映画だった。
アメリカ■ 映画館が以前とは異なる場所になってしまった中で、
なぜ映画が好きなのかを思い出させてくれる完璧な作品だった。
ハマグチ監督はハルキ・ムラカミの傑作を、
完全に自分のものにしたんだ。
+19 フィリピン■ 自分でも奇妙な感覚だ。
今ちょうど「ドライブ・マイ・カー」を観終わったんだけど、
2021年に公開された他の全ての映画に、
「君達に用はない」と言ってるかのようだったよ。
+5 アメリカ■ 素晴らしかった。
特に主演のヒデトシ・ニシジマが凄く魅力的でした。
+8 イギリス「世界的大スターだった」 戦前に全米の女性を虜にした日本人俳優 早川雪洲■ 「映画は2時間以上にするべきではない」とか、
「ロマンスは不必要だ」とかそんな声を色々聞くが、
そういう人たちにこそこの作品を観て欲しい。
2021年の映画でダントツのお気に入りだ。
+772 イングランド ■ 個人的にも史上最高の映画の1本だと思う。
+4 イギリス ■ 「映画に2時間以上必要がない」
って思われても仕方ないような映画が、
いくつも存在するせいなんだけどね。
+4 カナダ■ 各地で絶賛されてるから是非とも観てみたい。
+2 ポルトガル■ 作品、監督、俳優(ヒデトシ・ニシジマ)、
助演男優(マサキ・オカダ)、助演女優(トウコ・ミウラ)、
脚色、編集、各部門がアカデミー賞にノミネートされるべき。
今年過ごした3時間の中で、一番速く時間が過ぎていった。
ただ人が話してるだけの映画なのにもかかわらずだ。
どれだけ素晴らしい映画なのか、
その事からも分かるだろ?
+66 ドミニカ共和国■ この映画は罪悪感に関する並外れた映画だが、
そのあまりにも洗練された映画のスタイルが、
この映画の喜びでもあり欠点でもある。
+128 アメリカ■ 今まで観た中で、最も詩的な作品でした。
ただただ美しいとしか表現出来ません。
+5 イギリス海外「俳句作るの面白過ぎ」 『俳句の作り方』に外国人興味津々■ カメラアングルがとにかく完璧だった。
そして主役のために史上最も美しい車を用意した。
敢えて言う事もないが、素晴らしかったよ。
+12 アメリカ■ 批評を読む限りかなり面白そう。
どうせなら大きなスクリーンで観たいな🙂
アメリカ ■ とにかく信じられないくらいに悲しいってよく聞く。
私はそれが気になって観に行く感じ。
+1 アメリカ■ これは間違いなく映画史に残る傑作だ!
+21 国籍不明■ 「ドライブ・マイ・カー」=悲しい日本の映画。
個人的には悲しい映画は好きじゃないけど、
エモいのが好きな人にはたまらないと思う。
+2 アメリカ■ 今年最高の映画である事は間違いない!!!!!
もう一度観るのが待ちきれない!!!!!
+8 アメリカ■ 圧倒的に今年のベストムービー。
これを映画祭で観られた俺は本当にラッキーだった。
+43 アメリカ■ 日本映画が大好きで仕方がない。
本当にいつだって頭1つ抜けてるんだ。
+11 アメリカ「日本には傑作が多すぎる!」 米サイト選出『日本映画歴代ベスト40』が話題に■ デンバー映画祭で観たばかりの作品。
当初は3時間という上映時間に違和感を覚えたけど、
その長さは妥当だったし、テンポの悪さを感じなかった。
そしてそのテンポや勢いは全て意図的なもので、
最終的には自分を取り巻く世界と繋がろうとする人々の、
非常に美しいドラマに仕上がっていた。
無理やりな対立やストーリー展開は一切なく、
この世界の抽象的な性質に意味を見出そうとする人々が、
互いにぶつかり合っているに過ぎないんだ。
この作品がアカデミー賞の長編部門のトップ5に入る事を願ってる。
今年は国際映画にとって、素晴らしい1年だ。
+17 アメリカ■ 人類、いや、地球全体のために大切にしたい一作。
+39 イスラエル■ リュウスケ・ハマグチの「ドライブ・マイ・カー」は、
この先何十年にも亘って語り継がれるだろう。
今世紀を代表する傑作映画の1つだと感じた。
出来るだけ多くの人に、いますぐ観てもらいたい。
こんなに映画で感動したのは久しぶりだったよ。
+107 アメリカ
会話が多く、3時間とかなりの長尺の作品ながら、
長さを感じないという声が目立ちました。
なお、ニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞受賞作は、
ほぼ全ての作品がアカデミー賞でも作品賞にノミネート。
国際長編映画賞の受賞も期待されています。
- 関連記事
-
↑皆様の応援が、皆様が考えている以上に励みになります。