年末の風物詩である“冬コミ”こと同人即売会「コミックマーケット105(C105)」が、12月29日(日)と30日(月)に東京ビッグサイトで開催。来場者数は2日間で30万人を記録しました。
冬のコミケといえば、31日の大晦日を含む日程で行われるのがお馴染み。31日を避けて開催されるのは、2014年の「コミックマーケット87」以来なんと10年ぶりです(その前は2008年の「コミックマーケット75」)。
例年は大晦日ということもあり、コミケの後に打ち上げに行き、そのまま年越しをするという人も多くいました。
年末の風物詩が無くなった時、コミケを訪れた人々はどんな年越しをするのか? 来場者たちに聞いてみました。
「どうしていいかわからない」コミケの無い大晦日の楽しみ方
コミケに何度も参加しているというサークル出展者は「実際、大晦日じゃなくなったことでどうしていいかわからなかったんですよ」と話します。
毎年大晦日は打ち上げをやっていたため、逆に何をしようか迷ってしまった様子。
そこで、別の大晦日の過ごし方を模索。「それならそれでできることを探そうとなって、友達と色々調べた結果、プロレスやってるじゃん! と気づいて。プロレスの試合を見に行くことになりました」とコメント。
「プロレスって全然見たことがないので楽しみです」と、無事新たな楽しみを見つけられたようです。
「早めの帰省を」コミケの無い年末は静かに過ごす
別のサークル参加者にも話を聞いたところ「そのまま帰省しようと思っています」とのこと。
「今日(29日)この後打ち上げをすることになっているので、そういう意味ではイベント後の動き方は変わらないですね」と、特に影響は感じていないようでした。
「大晦日は地元に帰って、ゆっくりしようと思います」とのこと。空いた時間でしっかりと体を休めるという選択をしたそうです。
クラブの年越しイベントへ、大学生ならではの体力
続いて話を聞いたのは、大学のサークルで出展していた1人。
「いつもは打ち上げをしていましたが、今年の大晦日は秋葉原のDJバー・MOGRAの年越しイベントにいきます!」と元気いっぱいに回答。
ちなみに、取材した29日撤収後の予定については「お台場でやる『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のドローンショーを見に行って、その後飲みに行きます!」とパワフルな回答が返ってきました。
コミケ準備会もアンケートを実施、例年よりも静かな年末に
コミックマーケットの会場では、イベントを運営するコミックマーケット準備会もアンケートを行なっていました。
その結果を見ると、いつもより静かに過ごすという人が多数派でした。
いつも通りに過ごすという人や特別な過ごし方をするという人は同数程度。
準備会公式Xには、アンケート結果を踏まえて「コミケよりにぎやかな大晦日を過ごすのは難しいかもしれませんね」とコメントが寄せられています。
10年ぶりに冬コミの開催日程から大晦日が外れたことで、来場者の過ごし方にも少なからず変化が起こっているようです。
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連載
2024年12月29日(日)・30(月)の2日間にわたって、東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)で開催される“冬コミ”こと「コミックマーケット105」(C105)を特集。
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