SF小説『三体』が、アニメ監督の河森正治さんによってアニメ化される可能性が高まっている。
河森正治さんは12月19日、『三体』のIPを管理する三体宇宙を訪問した写真を自身のSNSに投稿。
三体宇宙の受付で『三体』の単行本を携えた写真と共に、「近々大きな発表を皆さんにお知らせする予定ですので、お楽しみに!」とコメントしている。
CreateAl社『三体』長編アニメ映画化とゲーム化を発表
河森正治さんといえば、「マクロス」シリーズや「アクエリオン」シリーズなどで知られるアニメ監督。
『超時空要塞マクロス』のVF-1 バルキリーや『交響詩篇エウレカセブン』のLFOなど、印象的なメカニックデザインも手がけている。
『三体』のアニメ化を巡っては8月、生成AIを用いたメディア事業を展開するCreateAl社(旧Tusimple)とアニメ制作会社の上海三体動漫が共同で、アニメやビデオゲームを制作すると報じられていた(外部リンク)。
CreateAl社の公式サイトを確認すると、『三体』のアニメ化について「河森正治氏とアニメ制作会社の株式会社白組も参加」するとの内容が確認できる。
それ以外にも、アニメが2D長編映画であることや、『三体』を原作としたビデオゲームの開発も触れられている。
ヒューゴー賞を受賞した世界的ベストセラー『三体』
『三体』はSF文学の最高峰であるヒューゴー賞の長編部門を受賞した劉慈欣(リュウ・ジキン)さんのSF小説。
日本語版は早川書房から2019年7月に発売。2020年の第51回星雲賞の海外長編部門を受賞するなど高く評価された。
アニメ化については過去にも行われており、bilibiliが2019年に制作を発表。2022年からbilibili上で配信されているが、こちらは日本からの視聴に制限がかかっている。
映像化が相次ぐ『三体』 新たなアニメやゲームの評価は?
2023年1月には実写ドラマ版が全30話、中国の配信プラットフォーム・テンセントビデオで配信。
日本でも2023年10月からWOWOWで配信され、現在はAmazon Prime VideoやU-NEXTなどで視聴できる。
また、Netflixでも2024年3月に映像化。配信開始後、3週連続でNetflix週間グローバルTOP10(英語シリーズ)の1位を獲得するなど注目を集めた。
SF大作として短期間での映像化が相次ぐ『三体』。新たに明らかになった長編アニメ映画やビデオゲームは、どのような評価を受けるのだろうか。
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