現在使っている「OMNIA POP」は、その名前の通り、ポップでかわいらしさを打ち出したモデルとなっている。とはいえ、カメラ機能はなかなか充実しており、さすが「9XX」シリーズといった印象だ。
カメラ部は515万画素CMOSで、顔認識AFを搭載している。解像度については必要十分とは思うが、最近のモデルの中にあっては目立つポイントにはなりにくいかもしれない。画質などで特筆すべきとすれば、WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能で、いわゆる黒つぶれや白飛びなどを抑えた画像が得られる点だろうか。
撮影画面の左サイドにはアイコンが並び、設定を変更したければこのアイコンをタッチすればいい。設定まわりのインターフェイスは、タッチパネルの利便性がわかりやすい形で感じられるポイントだ。カメラに詳しい人なら、ISO設定(自動/100/200/400/800)や測光方式(多分割/中央重点/スポット)を自分好み変更してみるのもよさそうだ。
「OMNIA POP」には、タイマー撮影機能も用意されている。小さなカメラは、シャッターを押す瞬間に手ぶれを起こしやすい傾向にある。手ぶれ補正機能も搭載されているのだが、それに加えて3秒タイマーにしておくと、風景や物撮りのときのクッキリ感に違いが出るように思う。薄暗い室内や日が沈む頃の撮影には重宝するので、ほかの携帯電話でも試してみて欲しい。下の画像はOMNIA POPの壁紙サイズで撮影したものだ。