新教皇専用車にフルEVのメルセデス車、バチカンが公開

教皇新専用車にフルEVのメルセデス車、バチカンが公開
 バチカンは4日、教皇フランシスコがサンピエトロ広場で巡礼者を迎える際に使用する新しい教皇専用車(パパモービル)となるフル電気自動車のメルセデス・ベンツを公開した(2024年 ロイター/Yara Nardi)
[バチカン市 4日 ロイター] - バチカン(ローマ教皇庁)は4日、教皇フランシスコがサンピエトロ広場で巡礼者を迎える際に使用する新しい教皇専用車(パパモービル)となるフル電気自動車(EV)のメルセデス・ベンツを公開した。
車両は高級スポーツ多目的車(SUV)「Gクラス」を改装したもので、教皇の姿が見やすいようオープンカーの教皇用座席が高くなっている。車体は伝統的な教皇色である白色で、教皇の座席と車内で立つ際に使用する手すりにヒーターが装備されているという。
バチカンは、新しい教皇車の運用開始時期は明らかにせず、車両の安全機能に関する情報も公表しなかった。
2013年3月に即位した教皇は、できるだけ人々に近くで接したいという意向から防弾車をほとんど使用していない。
メルセデスの関係者はこの新専用車が初のフルEV教皇車としているが、これまでに教皇が海外訪問でEVを使用した例はある。

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