NASA、有人月面着陸を27年半ばに再延期 アルテミス計画

NASA、有人月面着陸を27年半ばに再延期 アルテミス計画
 米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官は5日、有人月探査計画「アルテミス」に新たな遅れが生じ、さらに延期すると発表した。ブルガリアのソフィア大学で10月撮影(2024年 ロイター/Spasiyana Sergieva)
[ワシントン 5日 ロイター] - 米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官は5日、有人月探査計画「アルテミス」に新たな遅れが生じ、さらに延期すると発表した。
アルテミス計画は2022年に無人宇宙船を月周回軌道に投入する第1弾を実施した。今回延期されたのは25年9月に予定していた第2弾の有人宇宙船の月周回ミッションで、26年4月に変更された。
また、第3弾の有人月面着陸も26年9月から27年半ばに先送りされた。
1972年以来の有人月面着陸ミッションであるアルテミス計画はトランプ前政権下に開始されたが、25年までに930億ドルの費用が必要であるほか、宇宙船などの開発が遅れ、これまでも延期されている。
トランプ氏は4日、次期NASA長官に決算処理会社シフト4・ペイメンツ(FOUR.N), opens new tab最高経営責任者(CEO)で大富豪のジャレッド・アイザックマン氏(41)を指名すると発表した。同氏はイーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXの宇宙船で民間人のみの地球周回飛行を行った経験を持つ。 もっと見る

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