コンテンツにスキップ

川崎市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かわさきし ウィキデータを編集
川崎市
川崎市旗
川崎市旗
川崎市章
川崎市章
川崎市旗
1965年昭和40年)6月18日制定
川崎市章
1925年大正14年)4月15日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
市町村コード 14130-5
法人番号 7000020141305 ウィキデータを編集
面積 142.96km2
総人口 1,552,074[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 10,857人/km2
隣接自治体 横浜市
東京都大田区世田谷区調布市狛江市稲城市多摩市町田市
千葉県木更津市(海上で隣接)
市の木 ツバキ
市の花 ツツジ
川崎市役所
市長 福田紀彦
所在地 210-8577
神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
北緯35度31分51秒 東経139度42分11秒 / 北緯35.53089度 東経139.703度 / 35.53089; 139.703座標: 北緯35度31分51秒 東経139度42分11秒 / 北緯35.53089度 東経139.703度 / 35.53089; 139.703

市庁舎(本庁舎)
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

川崎市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

川崎市行政区画図
特記事項 市外局番:044(市内全域)
ウィキプロジェクト
川崎 六郷の渡し舟 歌川広重

川崎市(かわさきし)は、神奈川県北東部に位置する人口は約155万人で、関東地方東京都区部(23区)、横浜市に次ぐ。

政令指定都市であり、7つの行政区がある(川崎区幸区中原区高津区多摩区宮前区麻生区)。

市内全域が旧武蔵国に属し、神奈川県内の市町村では唯一、旧相模国に属していた地域を含まない。

概要

[編集]

政令指定都市20市の中で面積が最も小さい[1]神奈川県内で横浜市に次ぐ第2都市であり、非都道府県庁所在地の市では最大かつ唯一人口が100万人を超えている。財政状況も良く、財政力指数は1.02(2022年度)で政令指定都市としては最も財政に余裕がある[2]

多摩川を挟んで東京都と接している。東京へのアクセスが良いため人口は増加傾向にあり、市のほぼ全域で宅地化が進んでいる。市域面積が狭いので人口密度が高い[注釈 1]。古くは東海道中原道大山道津久井道が南北に通り、川崎宿などの宿場を中心にして発展してきた。 川崎大師初詣発祥の地として多くの参拝客が訪れ、参拝客数は日本3位(県内1位)である[3][4]

市南東部の川崎駅京急川崎駅周辺が中心市街地(都心)であり、特に川崎駅東口を中心に全国有数の繁華街歓楽街が広がっているほか、西口にはショッピングセンターとして日本2位の売上を誇る巨大商業施設ラゾーナ川崎プラザが位置しており、駅周辺は非常に賑わっている。 東海道線京急線を中心に古くからの市街地が形成されているほか、現在は新百合ヶ丘武蔵小杉溝の口などの副都心を中心に東京近郊の新興住宅街(ベッドタウン)が広がる。特に多摩川沿いの武蔵小杉駅周辺には東京への通勤者向けのタワーマンションが林立している。また、臨海部は京浜工業地帯の中心的地区であり、製造品出荷額は毎年全国上位に食い込んでいる。このように川崎市はエリアによって繁華街、工業地帯、超高層マンション街、東京郊外の新興住宅地と多様な面を併せ持っている。

2015年度の東京都へ通勤・通学する15歳以上就業者・通学者の割合は41.1%であり、いわゆる「神奈川都民(川崎都民)」が非常に多い。神奈川県内であるものの、県庁所在地である横浜市よりも東京との結びつきが非常に強い。2015年の昼夜間人口比率は88.3であり、政令指定都市でありながら東京のベッドタウンとしての側面が強いため、100を大きく下回っている[5]。一方で、古くからの工業地帯であることから富士通東芝などの大企業の本店・本社事務所も所在している。

市民の花は「つつじ」、市民の木は「つばき」、市民にゆかりの深いもの、親しみのあるもの、都市緑化にふさわしいものなどを考えて、多くの候補の中から市民投票で選ばれた(市制50周年を記念して1974年12月1日に制定)。[6]

地理

[編集]

神奈川県の北東部、県の最東端に位置し東京都横浜市に挟まれた細長い市域を持つ。県内では、横浜市以外の市町村とは隣接していない。市の北側を多摩川が流れ東京都との境となっている。 街道沿いには古くから栄えていた街が点在し、周辺は閑静な住宅地となっている。しかし、駅周辺は東京との近さから近年開発が進み、特に川崎駅前周辺は市内随一の繁華街で昼夜を問わず人が多い。 西部の多摩丘陵にはのどかな田園風景が広がり、新興住宅地が多い。東部の東京湾岸の埋立地は隣接する横浜市鶴見区沿岸部とともに大規模な重工業地帯となっているなど、多様な面を見せる。最高地点は麻生区黒川の町田市との境界付近で海抜148mとなっている[7]

地形

[編集]

河川

[編集]
一級河川
運河

地域

[編集]

拠点性が高くオフィス群のある川崎駅周辺と工場が立ち並ぶ川崎区以外は東京のベッドタウンとしての性格が強く、東海道線横須賀線京急線京王相模原線東急東横線東急田園都市線小田急線などの通勤路線を通じて東京都心部との交流が深い。各路線ごとに東京区部・横浜市北部を含めた沿線地域圏を形成しているため、稲田堤若葉台(京王相模原線)、登戸新百合ヶ丘(小田急線)、鷺沼(東急田園都市線)を始めとした北部では新宿渋谷といった東京都心部のターミナルへの志向が強い。

行政区

[編集]
  • 世帯数 : 750,949世帯(2020年9月1日[8]
  • 外国人登録者数 :45,168人(2021年4月9日[9]
神奈川県川崎市の各区

川崎市は現在7区で構成される。なお、7区のどの名称も他の政令指定都市ではまったく使われていない、当市オリジナルの名称である。

コード 区名 人口
(人)
面積
(km²)
人口密度
(人/km²)
14131-3 川崎区 231,843 39.49 5,870.93
14132-1 幸区 173,962 10.01 17,378.82
14133-0 中原区 267,954 14.74 18,178.7
14134-8 高津区 235,792 16.36 14,412.71
14135-6 多摩区 227,434 20.50 11,094.34
14136-4 宮前区 234,747 18.61 12,614.02
14137-2 麻生区 180,342 23.25 7,756.65
合計 1,552,074 142.96 10,856.7
区役所
  1. 川崎区 - 区役所の最寄り駅は川崎駅(京急川崎駅)。
  2. 幸区 - 区役所の最寄り駅は矢向駅(徒歩15 - 20分)[注釈 2]
  3. 中原区 - 区役所の最寄り駅は武蔵小杉駅
  4. 高津区 - 区役所の最寄り駅は溝の口駅(武蔵溝ノ口駅)。
  5. 多摩区 - 区役所の最寄り駅は向ヶ丘遊園駅
  6. 宮前区 - 区役所の最寄り駅は宮前平駅
  7. 麻生区 - 区役所の最寄り駅は新百合ヶ丘駅

人口

[編集]
川崎市と全国の年齢別人口分布(2005年) 川崎市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 川崎市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
川崎市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 973,497人
1975年(昭和50年) 1,014,951人
1980年(昭和55年) 1,040,802人
1985年(昭和60年) 1,088,624人
1990年(平成2年) 1,173,603人
1995年(平成7年) 1,202,820人
2000年(平成12年) 1,249,905人
2005年(平成17年) 1,327,011人
2010年(平成22年) 1,425,512人
2015年(平成27年) 1,475,213人
2020年(令和2年) 1,538,262人
総務省統計局 国勢調査より

隣接する自治体・行政区

[編集]

※括弧内は行政区を示す

神奈川県の旗神奈川県
東京都の旗東京都
千葉県の旗千葉県(海上で隣接)

歴史

[編集]
六郷の渡し 1860年代

市成立前

[編集]

原始以前

[編集]

北西部の丘陵地帯に人が定住したのは古く、黒川などでは旧石器時代縄文時代の遺跡が確認できる。しかし、多摩川沿いや臨海部の低地はかつて海底だった場所が多く、多摩川の堆積作用や海面の低下により徐々に陸地化が進んだ。

古代

[編集]

7世紀に律令体制の整備により武蔵国橘樹郡(たちばなぐん)の一部となり、奈良時代には現在の高津区に郡衙が置かれ、地域行政の中心になったと推定される。平安時代からは荘園が発達し、稲毛氏が広い地域を支配した。

中世

[編集]

前述の稲毛氏の一族稲毛三郎重成源頼朝の御家人の1人となって活躍した。また大治3年(1128年)には川崎大師(平間寺)が建立され、門前町の形成が始まる。その後鎌倉時代から戦国時代にかけては小規模領主による分治が進み、やがて北条氏の支配下に入った。

近世

[編集]

慶長16年(1611年)には小泉次大夫の指揮により二ヶ領用水が完成、中野島から大師・大島に至る多摩川流域平野のほぼ全域を流れ、農業生産力の向上をもたらした。二ヶ領用水で潤った水田で生産された米は稲毛米と呼ばれ、江戸で寿司飯として人気となる。また江戸幕府が成立したことで東海道中原街道の重要性が高まり、川崎宿(現川崎駅周辺)の整備が進んだ。ただし、川崎宿が正式な宿場に指定されたのは東海道五十三次の中で最後となる元和9年(1623年)のことである。このとき多摩川の橋は流され、以後川崎宿は六郷の渡しの渡河点、及び川崎大師への玄関口として繁栄する。この他にも中原街道丸子の渡し大山街道二子の渡し津久井街道の登戸の渡しが整備され、いずれも後に東京への鉄道が建設される宿場町が形成された。

近代

[編集]
大山街道の商店 溝の口

明治・大正期は川崎駅周辺で都市化が急速に進行する一方、丘陵地帯では従来の農山村も維持されていた。その後昭和前期になると鉄道路線の開業が相次ぎ、私鉄沿線には住宅地が、多摩川沿いの南武線沿線には主に工業地が展開した。

  • 明治5年6月5日1872年7月10日) - 日本最初の鉄道開業(現東海道線)に伴い川崎駅が設置される。その後、郵便・電気などの公共サービスが整備される。
  • 1883年(明治16年) - 多摩川に六郷橋がかかる。
  • 1889年(明治22年) - 町村制施行により、後の市域を形成する橘樹郡川崎町、及び12か村(うち2村は都筑郡)が成立。
  • 1893年(明治26年) - 大師河原村(現川崎区)の当麻辰二郎がの新種「長十郎」を発見(ただし発見年には諸説あり)。
  • 1899年(明治31年) - 大師電気鉄道(現在の京浜急行電鉄)が大師線の一部を開業する。以後、品川横浜に向けて路線を延長していく。
  • 1910年(明治43年) - 日本蓄音機商会(現在は日本コロムビア)が川崎町で創業。
  • 1912年(明治45年) - 神奈川県と東京府(現東京都)との境界が多摩川を境に整理される。
  • 1912年(明治45年) - 日本鋼管(後にNKK、現在はJFEスチール)川崎製鉄所が設立。臨海部の工業化が開始される。
  • 1914年大正3年) - 川崎〜溝口(当時は高津村)間での乗合馬車運行が始まる。
  • 1914年(大正3年) - 味の素川崎工場が設置される[10]
  • 1921年(大正10年) - 川崎町で上水道整備が始まる。

市成立後

[編集]

近代

[編集]
京浜工業地帯

現代

[編集]
大師橋

行政区域の変遷

[編集]

この他、明治以降の埋め立ての進行で市域は海に向かって拡大している。

政治

[編集]

行政

[編集]

市長

[編集]
  • 市長 : 福田紀彦(ふくだ のりひこ) (2013年11月19日就任、3期目)
  • 市制記念日 : 7月1日
歴代首長

役所

[編集]

議会

[編集]

市議会

[編集]
  • 定数:60名
  • 任期:2023年(令和5年)5月3日〜2027年(令和9年)5月2日
  • 議長:青木功雄(自由民主党、5期)
  • 副議長:岩隈千尋(みらい、5期)
会派名 議席数 議員名(◎は団長)
自由民主党川崎市議会議員団 17 ◎原典之(中原区)、各務雅彦(多摩区)、上原正裕(多摩区)、青木功雄(高津区)、浅野文直(宮前区)、石田康博(宮前区)、大島明(高津区)、加藤孝明(幸区)、嶋崎嘉夫(川崎区)、末永直(中原区)、野田雅之(幸区)、橋本勝(多摩区)、本間賢次郎(川崎区)、松原成文(中原区)、矢沢孝雄(宮前区)、山崎直史(麻生区)、山田瑛里(川崎区)
みらい川崎市議会議員団 14 ◎堀添健(高津区)、木庭理香子(麻生区)、押本吉司(中原区)、林敏夫(川崎区)、雨笠裕治(麻生区)、井土清貴(中原区)、岩隈千尋(高津区)、織田勝久(宮前区)、嶋凌汰(幸区)、嶋田 和明(多摩区)、鈴木朋子(麻生区)、高橋美里(中原区)、田倉俊輔(多摩区)、長谷川智一(川崎区)
公明党川崎市議会議員団 11 ◎浜田昌利(川崎区)、田村伸一郎(宮前区)、河野ゆかり(多摩区)、浦田大輔(川崎区)、枝川舞(幸区)、川島雅裕(中原区)、かわの忠正(幸区)、工藤礼子(宮前区)、春孝明(高津区)、平山浩二(高津区)、柳沢優(麻生区)
日本共産党川崎市議会議員団 8 ◎宗田裕之(高津区)、井口真美(多摩区)、渡辺学(幸区)、石川建二(宮前区)、市古次郎(中原区)、後藤真左美(川崎区)、小堀祥子(高津区)、齋藤温(麻生区)
あしたの川崎・日本維新の会川崎市議会議員団 5 ◎岩田英高(高津区)、仁平克枝(川崎区)、高戸友子(宮前区)、那須野純花(幸区)、重冨達也(中原区)
無所属 5 月本琢也(麻生区)、吉沢章子(多摩区)、三宅隆介(多摩区)、飯田満(宮前区)、三浦恵美(中原区)

県議会

[編集]
神奈川県議会(川崎市選出)
  • 定数:18名
  • 任期:2023年(令和5年)4月30日〜2027年(令和9年)4月29日
選挙区 氏名 会派名
川崎区 杉山信雄 自由民主党神奈川県議会議員団
西村くにこ 公明党神奈川県議会議員団
栄居学 立憲民主党・かながわクラブ神奈川県議会議員団
幸区 田中徳一郎 自由民主党神奈川県議会議員団
市川よし子 立憲民主党神奈川県議会議員団
中原区 川本学 自由民主党神奈川県議会議員団
たきた孝徳 立憲民主党・かながわクラブ神奈川県議会議員団
松川正二郎 日本維新の会神奈川県議会議員団
高津区 小川久仁子 自由民主党神奈川県議会議員団
斉藤たかみ 立憲民主党・かながわクラブ神奈川県議会議員団
日浦和明 日本維新の会神奈川県議会議員団
宮前区 持田文男 自由民主党神奈川県議会議員団
添田勝 日本維新の会神奈川県議会議員団
柳瀬吉助 立憲民主党神奈川県議会議員団
多摩区 土井りゅうすけ 自由民主党神奈川県議会議員団
青山圭一 立憲民主党・かながわクラブ神奈川県議会議員団
麻生区 石川裕憲 かながわ未来神奈川県議会議員団
小林武史 自由民主党神奈川県議会議員団

衆議院

[編集]
神奈川県第9区
  • 選挙区:神奈川9区(川崎市多摩区・麻生区)
  • 任期:2024年10月28日 -
  • 投票日:2024年10月27日
  • 当日有権者数:334,221人
  • 投票率:57.98%
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 重複
笠浩史 59 立憲民主党 93,878票
49.58%
中山展宏 56 自由民主党 52,358票
27.65%
吉田大成 54 日本維新の会 24,283票
12.82%
赤石博子 63 日本共産党 18,835票
9.95%
神奈川県第10区
  • 選挙区:神奈川10区(川崎市川崎区・幸区)
  • 任期:2024年10月28日 -
  • 投票日:2024年10月27日
  • 当日有権者数:330,442人
  • 投票率:51.73%
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 重複
田中和徳 75 自由民主党 57,380票
34.65%
比当 金村龍那 45 日本維新の会 51,121票
30.87%
鈴木光貴 42 立憲民主党 39,409票
23.80%
片柳進 47 日本共産党 17,700票
10.69%
神奈川県第18区
  • 選挙区:神奈川18区(川崎市中原区・高津区)
  • 任期:2024年10月28日 -
  • 投票日:2024年10月27日
  • 当日有権者数:413,241人
  • 投票率:55.99%
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 重複
宗野創 31 立憲民主党 68,632票
30.72%
比当 西岡義高 47 国民民主党 52,596票
23.54%
比当 山際大志郎 56 自由民主党 52,593票
23.54%
横田光弘 66 日本維新の会 27,727票
12.41%
君嶋千佳子 74 日本共産党 21,898票
9.80%
神奈川県第19区
  • 選挙区:神奈川19区(川崎市宮前区・横浜市都筑区)
  • 任期:2024年10月28日 -
  • 投票日:2024年10月27日
  • 当日有権者数:368,832人
  • 投票率:57.05%
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 重複
草間剛 42 自由民主党 64,315票
31.34%
佐藤喬 42 立憲民主党 50,857票
24.78%
比当 深作ヘスス 39 国民民主党 50,578票
24.64%
添田勝 46 日本維新の会 25,630票
12.49%
横関克弘 71 日本共産党 9,008票
4.39%
木吉小百合 69 無所属 4,859票
2.37%
×
比例代表
川崎市
有権者数︰1,272,167人
投票率︰55.40%
政党名称 得票数 得票率
自由民主党 151,622票
21.88%
立憲民主党 143,874.515票
20.76%
国民民主党 116,512.478票
16.81%
日本維新の会 073,847票
10.66%
公明党 062,658票
9.04%
日本共産党 051,003票
7.36%
れいわ新選組 043,305票
6.25%
参政党 021,769票
3.14%
日本保守党 018,767票
2.71%
社会民主党 009,675票
1.40%

裁判所

[編集]
裁判所

法務省

[編集]
検察庁

施設

[編集]

警察

[編集]
本部
警察署

消防

[編集]
本部

図書館

[編集]
  • 川崎市立図書館
    • 川崎図書館 - 最寄り駅は川崎駅。
      • 田島分館 - 川崎駅などからバス利用。
      • 大師分館 - 最寄り駅は川崎大師駅。
    • 幸図書館 - 最寄り駅は矢向駅(徒歩15 - 20分)[注釈 2]
      • 日吉分館 - 最寄り駅は新川崎駅。
    • 中原図書館 - 最寄り駅は武蔵小杉駅。
    • 高津図書館 - 最寄り駅は高津駅。
      • 橘分館 - 武蔵新城駅や溝の口駅(武蔵溝ノ口駅)などからバス利用。
    • 宮前図書館 - 最寄り駅は宮前平駅。
    • 多摩図書館 - 最寄り駅は向ヶ丘遊園駅。
      • 菅閲覧所 - 最寄り駅は京王稲田堤駅。
    • 麻生図書館 - 最寄り駅は新百合ヶ丘駅。
      • 柿生分館 - 最寄り駅は柿生駅。
  • 神奈川県立川崎図書館 - 「科学と産業の情報ライブラリー」。KSP(かながわサイエンスパーク)内。最寄駅は溝の口駅、武蔵溝ノ口駅(徒歩15分、無料シャトルバス5分)。

運動施設

[編集]
等々力陸上競技場
とどろきアリーナ
野球場
陸上競技場・サッカー場
  • 等々力陸上競技場 - 中原区等々力緑地内。収容人員2万5000人。1964年に開場し、1993年からは数度の改修を経ながら川崎フロンターレの本拠地として使用。日本陸連の1種公認競技場としても各種競技会で使用。
  • 古市場陸上競技場 - 幸区古市場。1周400mのアンツーカートラック。多摩川の河川敷にある。
ゴルフ場
  • 川崎国際生田緑地ゴルフ場 - 多摩区の丘陵地帯。1952年に川崎国際カントリークラブとして開設、1992年に川崎市公園緑地協会の管理に移りパブリックコースに。
屋内施設

対外関係

[編集]

姉妹都市・提携都市

[編集]

海外

[編集]
姉妹都市

国内

[編集]
姉妹都市
その他
  • 日本の旗全国門前町サミット - 全国の神社仏閣を中心に発展してきた門前町を有する自治体・観光協会・商業関係者などが集まり地域活性、街作り推進のため開催する会議。

姉妹港・提携港

[編集]
友好港

経済

[編集]
チネチッタ
ラゾーナ川崎プラザ
武蔵小杉

第一次産業

[編集]

農業

[編集]

江戸時代初期の二ヶ領用水の整備で、多摩川流域での水田開発が拡大し、農業生産力が向上した。また江戸時代以降、大消費地江戸に近い立地を利用して果樹栽培が営まれ、宿河原の桃や王禅寺の柿が知られた。中でも多摩川梨は明治20年代に新品種として長十郎が発見され、その栽培は全国に普及していった。しかし、その発見地である臨海部での果樹栽培は大正以降の工業開発によって失われた。内陸部でも、戦後は都市化の進行により急速に農地が減少した。現在は市の施策などで伝統的な名産品の復興などに力が注がれている。

第二次産業

[編集]

工業

[編集]

京浜工業地帯の中にあり、明治時代の産業革命以降は重工業が発展した。特に昭和前期に臨海部での大規模な埋め立てが行われ、製鉄所や化学工場、機械・電機工業などの建設が進んだ。日本鋼管(現JFEスチール)、富士通日本電気東芝などの大規模工場と、それに関連する中小工場が多数建設され、現在に至っている。

近年では、先端技術の研究所なども多く立地する。かわさきマイコンシティかながわサイエンスパークの建設などもこれを促進している。一方臨海部の工業地帯では重化学工業不振からの再生が企画される一方、産業遺産としての保護も進められている。また、市では羽田空港の神奈川口整備を見越して、臨空型の工業整備を意図している。

第三次産業

[編集]

商業

[編集]

川崎駅東口には地下街「アゼリア」、西口には「ラゾーナ川崎」が立地し、川崎駅周辺商業地の中核となっている。その他、特殊な例として近世からの歴史を持つ関東No.2の風俗街である堀之内南町がある。川崎市の副都心として、溝の口駅には「丸井」、新百合ヶ丘駅には、「イオン」、「エルミロード」、「オーパ」などの商業施設が建設されている。また第三都心として、武蔵小杉駅も横須賀線の駅が出来たことで都市化が進んでいる。他、住宅地が多いため、中小規模の商店街やスーパーマーケットなどは市内全域で見られる。

しかし、2015年5月31日に百貨店のさいか屋川崎店が閉店したことで、日本全国の政令指定都市の中で唯一百貨店が存在しない都市となった[注釈 9]。日本百貨店協会加盟店としてそごう・西武が小型店をその前年に開業させたものの、売上が思わしくなく3年足らずの2017年8月27日には閉店となった[22][23]。さいか屋がその後ホテル内に開業させた小型店は協会加盟店ではない。

近年は芸術関係での産業振興に力を入れており、川崎駅周辺でのチネチッタプロジェクトやミューザ川崎の建設、麻生区では、新百合ヶ丘駅付近への昭和音楽大学日本映画大学の誘致や、川崎市アートセンターの建設、KAWASAKIしんゆり映画祭の開催などが進められている。なかでも2004年(平成16年)にミューザ川崎がオープンした後に川崎市は「音楽のまち・かわさき」を推進している。

市内に拠点を置く企業

[編集]

本社・本店を置く企業

[編集]

企業拠点・工場・研究所等

[編集]

情報・通信

[編集]

マスメディア

[編集]

新聞社

[編集]

地上波放送

[編集]

生活基盤

[編集]

ライフライン

[編集]

上下水道

[編集]
インフラ整備の状況
  • 下水道普及率:99.5%(平成29年度末[24]

教育

[編集]

大学

[編集]

短期大学

[編集]

専修学校

[編集]
準公立
  • 日本溶接構造専門学校
私立

高等学校

[編集]
県立
市立高校
私立高等学校

中高一貫校

[編集]
市立高等学校を併設する市立中学校
私立高等学校を併設する私立中学校

特別支援学校

[編集]

各種学校

[編集]

学校教育以外の教育施設

[編集]
自動車教習所
  • KANTOモータースクール溝ノ口校
  • KANTOモータースクール川崎校
  • 飛鳥ドライビングカレッジ川崎
  • 向ヶ丘自動車学校

職業訓練

[編集]
  • 公共職業能力開発施設
    • 神奈川県立川崎高等職業技術校(平成20年3月に閉校)
    • 神奈川県立川崎高等職業技術校 京浜分校(平成20年3月に閉校)
  • 認定職業訓練施設

交通

[編集]

空港

[編集]

市内に空港はないが、多摩川を隔てて隣接している東京都大田区に東京国際空港(羽田空港、IATAコード:HND)がある。同空港の再拡張工事にともなって川崎区殿町地区を空港周辺区域「キングスカイフロント」として整備する計画が現在進められており[25]、空港の「神奈川口」としてキングスカイフロントと羽田グローバルウイングズを結ぶ多摩川スカイブリッジが2022年3月に開通し実用に供されている[26]

東京国際空港へのアクセス

[編集]
  • 鉄道
    • 京急本線(京急空港線へ直通運転あり)
  • バス
    • 新百合ヶ丘駅(直行)
    • 武蔵小杉駅横須賀線口(直行)
    • 川崎駅東口(一般路線バス)

成田国際空港へのアクセス

[編集]
  • 鉄道
    • 京急本線(都営浅草線・京成線へ直通運転あり)
    • JR東日本横須賀線(直通運転あり)
  • バス
    • 新百合ヶ丘駅(直行)

鉄道

[編集]
中心駅となるJR川崎駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)

JT 東海道本線
JK 京浜東北線
  • - 川崎駅 -
JN 南武線
JN 南武線支線
JI 鶴見線
JI 鶴見線大川支線
JO 横須賀線JS 湘南新宿ライン
相鉄線直通
  • - 武蔵小杉駅 -
JM 武蔵野線[注釈 11]
斜体で示した駅は、JR特定都区市内制度の「横浜市内」駅として扱われる。
  • 京浜東北線、横須賀線、湘南新宿ライン、相鉄線直通は運転系統上の名称であり、線路名称上は東海道本線に属する。

東海旅客鉄道(JR東海)

東海道新幹線品川駅 - 新横浜駅間を通過するが、駅はない。

京王電鉄(京王)

KO 相模原線

小田急電鉄(小田急)

OH 小田原線
OT 多摩線

京浜急行電鉄(京急)

KK 本線
KK 大師線(全線)

東急電鉄(東急)

TY 東横線
MG 目黒線
  • - 新丸子駅 - 武蔵小杉駅 - 元住吉駅 -
DT 田園都市線
OM 大井町線

主な街・ターミナル

[編集]

索道

[編集]

廃止路線

[編集]

計画中の路線

[編集]

計画中止となった路線

[編集]
  • 川崎縦貫高速鉄道 : 1960年代より都市交通の骨格として政府の答申で必要性が謳われ、2000年の運輸政策審議会答申第18号では「目標年次(2015年)までに開業することが適当である路線」 (A1) に位置づけられた。2001年には川崎市が鉄道事業許可を取得し環境アセスメント調査まで実施していたが、当時の厳しい経済環境を反映して着工が延期された。しかし、川崎市の大型公共施設が集積する等々力緑地、及び横須賀線新駅の建設が決まり交通結節点として重要度が増した武蔵小杉駅を経由するルートに変更する事にし、既に取得した鉄道事業認可を一旦返上。目下、新ルールでの事業認可に向けた調整が行われていた。

構想中の路線

[編集]

バス

[編集]

一般道路線バス

[編集]

川崎市バスがほぼ全域で運行されているほか、概ね臨港バスが臨海部から東横線周辺まで、東急バスが川崎駅から小田急線まで、小田急バスが小田急沿線でそれぞれ運行している。また、横浜市営バスが川崎駅西口に、神奈川中央交通東バスが登戸に週1日(1往復)・柿生周辺に週1日(2往復)に、京浜急行バスが武蔵小杉駅に乗り入れてくる。

乗車方法は前乗り後降り先払い方式、運賃は均一制である。2022年10月現在の均一運賃は220円(現金、IC同額)だが、民営バスのみ210円(現金、IC同額)である。また、民営バスで東京都区内、東京多摩地区または横浜市内にまたがって運行する路線は、乗車時に事前に降車停留所を申告して運賃を支払う多区間制を採っている。なお神奈川中央交通東の淵24系統は乗車方法が中乗り前降り後払い方式で、運賃は整理券を用いた区間制である。すべての路線においてPASMOSuica(非接触型ICカード)が利用できる。

※は路線乗り入れのみで、川崎市内に所在しない営業所。

高速バス

[編集]
  • 長距離路線バス
WILLER EXPRESSが川崎駅東口(バスターミナル外)に西日本方面へのバスの停留所を設けている。
  • 中距離高速路線バス
    • 川崎駅-東京湾アクアライン経由木更津駅
    • 川崎駅-東京ディズニーリゾート
    • 川崎駅-成田空港
    • 武蔵小杉駅-成田空港
    • 新百合ヶ丘駅-成田空港
    • 溝の口駅-新横浜駅

道路

[編集]

高速道路

[編集]

国道

[編集]

都道府県道

[編集]
主要地方道
一般県道

観光

[編集]
平間寺(川崎大師)

名所・旧跡

[編集]
寺社
参道は日本の音風景100選に選ばれている。
金山神社
  • 女躰大神、幸区幸町
  • 女體神社、幸区紺屋町
  • 日枝大神社
  • 大師稲荷神社
  • 天満天神社
  • 鹿島大神
  • 身代わり不動
  • 信行寺(春秋苑)
  • 琴平神社
  • 高石神社
  • 常楽寺(まんが寺、日本まんが博物館)
  • 天照皇大神幸区南加瀬
  • 天照皇大神宮、中原区井田中ノ町
旧跡・建築物
川崎河港水門

観光スポット

[編集]
博物館
日本民家園
美術館
川崎市市民ミュージアム
生田緑地にある川崎市岡本太郎美術館
レジャー
公園

文化・名物

[編集]

祭事・催事

[編集]
  • かわさきロボット競技大会
  • 下麻生不動院だるま市
  • 多摩川花火大会
  • 稲毛神社山王祭
  • KAWASAKIしんゆり映画祭
  • しんゆり芸術フェスティバル
  • かわさき市民祭り
  • ファンタジーかわさきインナイト
  • かわさきロボット大会
  • In Unity
  • フェスタ サマーミューザ
  • 交流の響き
  • アジア交流音楽祭
  • Kawasaki Street Music Battle
  • 全国手づくり楽器アイデアコンテスト
  • かなまら祭り
  • 川崎国際環境技術展
  • カワサキハロウィン
  • かわさきジャズ

音楽

[編集]
ミューザ川崎シンフォニーホール
川崎市アートセンター

美術

[編集]

スポーツ

[編集]

野球

[編集]
プロ野球

1952年川崎球場が開設された当初は毎日オリオンズが準本拠として公式戦を使用していたが、川崎市を本拠地とするプロスポーツチームの公式な第1号は1954年結成の高橋ユニオンズだった。しかし、翌1955年大洋ホエールズが本拠地を川崎に移転すると、セ・リーグ、とりわけスター選手の宝庫といわれた巨人との対戦を中心に観客動員が上昇。高橋球団は経営的な危機に立たされ、1957年のシーズン開幕前に大映スターズへの吸収合体が発表され、わずか3年で消滅した。

一方、大洋は人気の面では観客動員が飛躍的な伸びを見せるが、戦力は今ひとつで常に最下位争いが指定席だった。しかし、1960年に巨人の5連覇を阻止してリーグ初優勝。日本シリーズでも全試合とも1点差という僅差で4連勝して日本一を決めた。その後は1964年阪神との大接戦を演じ優勝を逃したが、その後は再び最下位争いに定着してしまった。しかし、ライバル・巨人、特に世界のホームラン王・王貞治が一本足打法第1号(1962年)、日本プロ野球初の700号(1976年)など多くのホームランを打ち込んだのも一つの人気だった。

だが、大洋球団は1978年のシーズン開幕時に横浜市に新設される横浜スタジアムへの本拠地移転を示唆。川崎市民は本拠地の移転に反対したが、横浜移転は強行された。その後当時東京都近郊にメインスタジアムがなく、事実上仙台市を本拠としていたロッテ(前出の毎日オリオンズの後身)にアプローチをかけ、1978年から本拠地として使用することになった。川崎時代のロッテは観客動員に苦しむが、1980年張本勲の3000本安打達成、19828586年落合博満三冠王獲得、また1988年近鉄のリーグ優勝をかけた10.19決戦など、注目の好カードが展開された。しかし、そのロッテも福岡市千葉市など各地からの移転のラブコールがあり、川崎市が球場改修しないため、1992年のシーズンから千葉市に建設された市営の新球場「千葉マリンスタジアム」に移転。これが川崎市を本拠とする最後のプロ野球チームとなった。

また、川崎球場自体も1995年に発生した阪神大震災を契機に開かれた耐震調査で、震度5以上の大地震でスタンドが倒壊する恐れがあるということからスタンドの取り壊しが決定。2000年3月、横浜vs千葉ロッテのオープン戦を最後にプロ野球の開催球場から身を引くこととなる。現在、川崎市には等々力球場もあるが、設備の都合上1軍の試合は開催できず、プロ野球公式戦の開催予定は立っていない。

このほか、読売ジャイアンツが二軍の本拠地である読売ジャイアンツ球場を多摩区に設けている。かつては、二軍の本拠地として中原区の多摩川河川敷内に、日本ハムファイターズが前身の東映時代より日本ハム球団多摩川グランド(1961年-2011年)を、大洋ホエールズが大洋多摩川球場(1955年-1980年)を設置していた。

サッカー

[編集]
Jリーグ

Jリーグ発足以前、川崎市には、東京都稲城市多摩区にホームタウンを有する旧JSL1部に読売サッカークラブ東芝堀川町サッカー部(東芝)、日本鋼管サッカー部(NKK)、同2部には富士通サッカー部がそれぞれ川崎市で多くの公式戦を開いていた。1993年のJリーグ開幕に当たって、東芝、NKK、富士通ともプロサッカークラブを川崎市で結成することに難色を示し、読売SCが川崎市を本拠地とするプロサッカークラブとなった。

読売は東京都を本拠としたい意向だったが、当時は東京都内にJリーグ開催規格のスタジアムが新宿区国立競技場世田谷区駒沢しかなかった。しかし、国立はJリーグの方針により特定チームの本拠地とせず、各チームが試合開催できる中立的なスタジアムにすること、駒沢は目黒区にある国立病院機構東京医療センターが近接しており、騒音や夜間照明による光害のためナイトゲーム開催が不可能なため本拠地には出来なかった。そのため、やむなく等々力をホームに「ヴェルディ川崎」として活動することにした。

ラモス瑠偉三浦知良武田修宏北澤豪など当時のスター選手を多く抱えていたヴェルディ川崎はJリーグ初代年間王者に輝き、翌年度も年間王者を達成。しかし、当時の川崎市は等々力競技場を市民利用のための公園施設であるとして川崎球場同様に大規模な改修には殆ど手を付けず、マダラ模様で痛んだピッチの芝生の上(砂の部分)に塗料を塗るなどぞんざいな対応だったため、当時の人気チームらしからぬスタジアムとしてファンからの悪評を買うことになってしまった。その後2年をかけて25000人収容のスタンドやピッチの拡張など、Jリーグ基準に適合したスタジアムへのリニューアルを実施したが、一方で市幹部からは「川崎には代わりのチームがある」とこちらもぞんざいな発言をしたりしていた。当時Jリーグにあっても企業スポーツであり続けようとしたヴェルディと、革新政権であった川崎市との乖離は著しく、この時点で「地域密着」の理念が実現されることはなかった。

この頃、NKKサッカー部は企業合理化のため、1993年旧JFLを最後に廃部が発表。東芝は川崎市でプロ化するとヴェルディのような人気が見込めず、またチームを維持することも難しくなっていたこと、札幌市でプロサッカークラブの誘致が活発化したことにより意見が一致し、1996年に「コンサドーレ札幌」として移転した。富士通サッカー部は当初はプロ化には参加せず、アマチュアイズム重視を目指したが、等々力スタジアムのある中原区の商店街や青年会議所が中心となって実業団から市民クラブとして育てる事とし、チームもこれに応じる形で1996年(旧JFL)にまず名称を「富士通川崎サッカー部」と川崎市の名前を被せて、1997年にJリーグ準会員(JFL2位以内でJリーグ昇格の権利獲得)となるのを機に、富士通サッカー部を法人組織「富士通川崎スポーツマネジメント」、クラブ名も「川崎フロンターレ」として再スタートすることが決まった。

市対応の拙さから、プロ野球同様に2000年のシーズンを最後にヴェルディが東京都東京(味の素)スタジアム)へ「東京ヴェルディ」として移転し、この時点で川崎市から1部リーグのチームは一旦消滅した。

一方川崎フロンターレは2001年にはJ2に降格したものの、2004年に元鹿島アントラーズ関塚隆を監督として迎え、J2・2回目の優勝、J1復帰を決めた。フロンターレは地域のコミュニティを重視し、試合だけに限らず様々なイベントに参加することをチーム運営の方針としている。2004年9月には川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナー制定による認定を受け、さらに2006年4月にはフットサル施設「フロンタウン・さぎぬま」の指定管理者になっている。

バスケットボール

[編集]
Bリーグ

2016年秋、Bリーグ開幕し、川崎ブレイブサンダース川崎市とどろきアリーナをホームアリーナとするプロチームとなった。

アマチュアスポーツ

[編集]

工業都市として発展した地域のため、社員・職員の福利厚生と健康増進を目的とした、市内の企業(製造業)によるスポーツチームは数多く作られてきた。とくに野球は盛んであり、そのシンボル的存在として川崎球場(開設時は川崎スタヂアム)が誕生すると都市対抗野球で数多くのチームが活躍し、また他のスポーツでも全国リーグの展開やマスメディアの発達などにより社名の宣伝効果も期待されるようになった。

だが、企業内の「非生産的部門」ということから不況による企業の経営悪化などの影響を強く受け、休廃部や市外への転出・統合も数多く発生した。しかし2004年9月に川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーが制定されると、プロサッカークラブの川崎フロンターレと同様に「市内のスポーツ資源」という立場を得ることになり、市の広報などでも多く扱われるようになった。

推進パートナー

[編集]

川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーは、川崎市内を本拠地としてスポーツで活躍するチームや選手を対象に川崎市が認定する制度である。

2004年認定
2005年認定
2006年認定

その他のチーム

[編集]
以下は「川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナー」には参加していないが、当市を本拠地とするスポーツクラブである。

公営競技

[編集]
川崎競輪場
川崎競馬場

川崎市として川崎競輪場、神奈川県と川崎市で共に神奈川県川崎競馬組合として川崎競馬場を主催している。

川崎市を舞台とした作品

[編集]

映画

[編集]

ネットシネマ

[編集]

テレビドラマ

[編集]

小説

[編集]
主人公が元住吉駅近くのアパートに引っ越し、綱島の「御手洗潔占星学教室」を訪れる。

漫画

[編集]

テレビアニメ

[編集]

[編集]
  • 川崎おどり」(都はるみ
  • 好きです かわさき 愛の街」(芹洋子
    • 市制60周年を記念して制定した市民愛唱歌。市内のごみ収集車のBGMに使われる。
  • 「そんなことなら川崎市へ行こう」たむらぱん
  • 「川崎↑gradite」style-3!
  • 「LOVE かわさき」サニチル
  • 「立てよ! 川崎市民! 川崎7区アンソロジー」ヴィンセント&THE 暗黒 MEN
  • 「フロシャイム川崎支部の歌「われらフロシャイム川崎支部」」ヴァンプ将軍(山田ルイ53世(髭男爵))
  • 「影絵(川崎〜太田) feat.bay4k from SCARS」SEEDA
  • 「川崎音頭」
  • 「雨の川崎」SEX MACHINEGUNS
  • 「川崎」ちょっきんず
  • 「川崎リターン・ブルース」ジョニー大倉
  • 川崎おどり都はるみ、NeoBallad
  • 「ずっと川崎」ちょっきんず
  • 「川崎 -SMASH TAKE-」BLUE BOY
  • 「Till the End of Time(Version2.0)~がんばれ!川崎フロンターレBack to J1!!~」Virgin Berry
  • 「川崎純情音頭」川崎純情小町☆
  • 「かわさきの風に乗って」有坂ともよ
  • 「花火~音楽のまち・かわさき~」かわさきfutureアーティスト
  • 「好きですかわさき」ちょっキんず
  • 「やっぱ川崎」MARUGAN
  • 「川崎音頭」
  • 「最幸のかわさきTheBestHAPPINESS!」CAMARU
  • 「かわさきの空へ」ジャムスタンマジック
  • 「川崎市歌(児童合唱バージョン)」川崎市立坂戸小学校合唱団
  • 「川崎BLOSSOM」宇崎竜童
  • 「雨の川崎」藤健一
  • 「好きです かわさき 愛の街」チャラン・ポ・ランタン
  • 「天体戦士サンレッドのテーマ」manzoと屋根裏キッズ
  • 港町十三番地」美空ひばり
  • 「..in the K-Town feat. MIC PRESIDENT」HYENA
  • I CAME FROM 横須賀山口百恵

※歌詞に横須賀市横浜市川崎市東京都品川区の地名が出てくる

  • 「川崎市歌」(ダンスバージョン)CAMARU
  • 「LUCKY FLOWER~宮前兄妹テーマソング~」PLECOと凜
  • 「パワフル応援団」PanPopParadise
  • 「らら♪ミュートン」宮下敏子
  • 「愛の街・かわさき」神崎 順・10carats
  • 「KA・WA・SA・KI レビュー」神崎 順・10carats
  • 「ようこそ川崎」神崎 順・10carats
    • 川崎7区を紹介するショーナンバー
  • 「フラワードリーム」神崎 順・10carats
    • 川崎7区の花をテーマにしたショーナンバー
  • 「ファビュラス音頭」神崎 順・10carats
    • 新百合ヶ丘をテーマに創った音頭
  • 溝口
    • 「溝ノ口太陽族」manzo
    • 「続・溝ノ口太陽族」「二ヶ領用水」manzo
    • 「溝の口Forever」森野熊八
    • 「溝の口音頭」柿島伸次
  • 麻生区
    • 「かがやいて麻生」[28] ゆりがおか児童合唱団、赤星啓子、柿生中学合唱部、「かがやいて麻生」をうたう会、FAiCO(元Far.Eastern.Comets.)、麻生フィルハーモニー管弦楽団、金程中学校吹奏楽部、大久保洋子
    • 「光の麻生」神崎 順・10carats(タイトルを市民公募にて決定)
  • 柿生駅

ゲーム

[編集]

人物

[編集]

広報・公聴関係

[編集]

テレビ関連番組

[編集]

ラジオ関連番組

[編集]
  • KAWASAKI CROSSING(FMヨコハマ
  • 土井里美のかわさき・みつけた(ラジオ日本
  • 音楽のまち・かわさき(ラジオ日本)

その他

[編集]

兵庫県神戸市に本社を置く二輪車や航空機などで著名な機械メーカーの川崎重工業川崎正蔵が創立)、疾患の川崎病川崎富作が発見)、岡山県倉敷市にある学校法人川崎学園が運営する川崎医科大学川崎医療福祉大学など(川崎祐宣が運営法人を設立)はいずれもそれぞれの創業者・発見者・創立者に由来する名称であり、川崎市に由来する名称ではない。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 政令指定都市では、12,383人/km2の大阪市に次いで2位。
  2. ^ a b 川崎駅、新川崎駅武蔵小杉駅などからバス利用が便利。
  3. ^ 現在の日本女子大学西生田キャンパス。
  4. ^ 非道府県庁所在地では北九州市に次いで二つ目の政令指定都市。
  5. ^ 当時の川崎市助役へのリクルート社からのリクルートコスモス株譲渡による利益供与が明らかになり、やがて中央政界に影響が波及する。
  6. ^ テナントのイトーヨーカドー新百合ヶ丘店は全国売り上げナンバーワンを記録。
  7. ^ 東急側は「1960年代後半から70年頃に川崎市が鉛を含む焼却灰などを搬入したことが汚染原因」などと、市が汚染の原因者であると主張していた。
  8. ^ 2014年まで実施。
  9. ^ その後2019年9月30日に相模原市の伊勢丹相模原店が閉店したことにより、現在は川崎市のほか相模原市も百貨店のない政令指定都市となっている。
  10. ^ 三菱石油日本石油新日本石油、旧東燃→東燃ゼネラル石油
  11. ^ 市域内の路線は主に貨物線として利用され、旅客駅はない。旅客営業は臨時列車のみ。
  12. ^ a b 本来の大井町線側には二子新地駅・高津駅にホームがなく、各駅停車(G各)は両駅を通過する。両駅に停車するのは二子玉川駅 - 溝の口駅間で田園都市線を走行する各駅停車(B各)に限られる。
  13. ^ 現在でも神奈川県道140号川崎町田線の一部が「市電通り」と呼ばれている。
  14. ^ 8月28日から遊園地→大駐車場→サッカー場→スカイロード→遊園地の周回コースで環状軌道となっている。当時世界最長のモノレール・日立アルヴェーグ式で、園内遊具扱ではなく、地方鉄道法の免許を受けた「交通機関」であった。

出典

[編集]
  1. ^ 熊本市PDF資料(P3参照)
  2. ^ 川崎市:財政状況資料集(令和3年度決算)”. www.city.kawasaki.jp. 2023年7月28日閲覧。
  3. ^ 【初詣】はいつからいつまで?正しい参拝方法や起源を徹底解説”. THE GATE. 2022年10月31日閲覧。
  4. ^ プレスマンユニオン編集部 (2019年12月18日). “初詣 人気&人出 ランキング 全国ベスト20”. ニッポン旅マガジン. 2022年10月30日閲覧。
  5. ^ 川崎市の”. 川崎市の昼間人口. 2020年9月15日閲覧。
  6. ^ 川崎市プロフィール”. 2023年1月22日閲覧。
  7. ^ 川崎市麻生区:地形”. www.city.kawasaki.jp. 2022年6月28日閲覧。
  8. ^ 川崎市の世帯数・人口、区別人口動態、区別市外移動人口(令和2年9月1日現在)”. 川崎市. 2021年3月26日閲覧。
  9. ^ 外国人国籍地域別統計(オープンデータ)(令和2年度分)”. 川崎市. 2021年5月8日閲覧。
  10. ^ 味の素グループ年表|社史・沿革
  11. ^ 村島鐵男. “川崎市に爆發流行せる赤痢の病原菌竝に、菌検出率に就いて”. 日本感染症学会. 2020年2月9日閲覧。
  12. ^ 「川崎の小売商が結束、デパートを襲撃」『東京朝日新聞』1935年7月23日(昭和ニュース事典編纂委員会 『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p.99 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  13. ^ 「六大府県で味噌、醤油の割当配当」『朝日新聞』1942年1月8日夕刊(昭和ニュース事典編纂委員会『昭和ニュース事典第8巻 昭和17年/昭和20年』本編p.124 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  14. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、70頁。ISBN 9784816922749 
  15. ^ 川崎・土壌汚染訴訟で市側に責任なしと東京地裁、東急の訴え棄却/神奈川新聞・カナロコ
  16. ^ “川崎市人口、京都超え”. 日本経済新聞. (2015年4月16日). https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85728760V10C15A4L83000/ 2023年9月22日閲覧。 
  17. ^ “川崎市の人口が6位に 政令市で神戸抜き、次は福岡”. 産経新聞. (2019年5月22日). オリジナルの2019年5月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190522152830/https://www.sankei.com/smp/life/news/190522/lif1905220033-s1.html 2019年10月30日閲覧。 
  18. ^ 川崎市:新本庁舎で発生した火災について(第1報)”. www.city.kawasaki.jp. 2023年7月28日閲覧。
  19. ^ 日経クロステック(xTECH) (2022年11月15日). “建設中の川崎市新本庁舎24階で起こった火災、鋼板の切断時に断熱材に引火か”. 日経クロステック(xTECH). 2023年7月28日閲覧。
  20. ^ 川崎市新本庁舎”. skyskysky.net. 2023年7月28日閲覧。
  21. ^ 『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
  22. ^ “武蔵小杉の西武・そごう閉店へ 高級路線では客足伸びず”. 朝日新聞. (2017年5月17日). https://www.asahi.com/articles/ASK5K54RZK5KULOB00Y.html 2018年1月13日閲覧。 
  23. ^ 西武・そごう武蔵小杉SHOP 営業終了のお知らせ”. そごう・西武. 2018年1月13日閲覧。
  24. ^ 下水道事業の概要”. 川崎市. 2019年8月7日閲覧。
  25. ^ 川崎市:羽田連絡道路整備事業について”. 2019年3月27日閲覧。
  26. ^ 大田区vs川崎市 「多摩川スカイブリッジ」開通の裏にあった、知られざる対決の歴史とは Merkmal 2022年7月27日
  27. ^ 武蔵小杉が「デジモンアドベンチャー:」の舞台!?”. 川崎市中原区. 川崎市中原区 (2021年). 2022年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月19日閲覧。
  28. ^ 川崎市麻生区:麻生区イメージソング 『かがやいて麻生』”. 川崎市. 2016年3月12日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]