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川崎市役所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川崎市役所
情報
用途 市庁舎
高さ 111.62 m
所在地 210-8577
神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
位置 北緯35度31分51秒 東経139度42分11秒 / 北緯35.53083度 東経139.70306度 / 35.53083; 139.70306座標: 北緯35度31分51秒 東経139度42分11秒 / 北緯35.53083度 東経139.70306度 / 35.53083; 139.70306
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川崎市役所(かわさきしやくしょ)は、地方公共団体である川崎市の執行機関としての事務を行う施設(役所)である。

庁舎

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「川崎市本庁舎等建替基本計画」に基づき本庁舎が建て替えられ、2023年令和5年)6月に竣工し、同年10月10日から順次業務を開始することになった[1][2]。本庁舎の移転完了は2024年(令和6年)2月の予定である[1]

移転前まで市役所機能は旧・本庁舎(本館・東館・北館)、第2庁舎、第3庁舎、第4庁舎(旧:いさご会館)のほか、部局によっては、同じJR川崎駅京急川崎駅東側にある民間のビルに分散して配置されてきた(川崎御幸ビル、明治安田生命川崎ビル、砂子平沼ビル、パレール三井ビル=退去、川崎駅前タワー・リバーク、川崎フロンティアビル、ソリッドスクエア)[3]。このうち旧・本庁舎は耐震上の理由で2016年(平成28年)2月5日をもって閉鎖済みである[4]

2023年(令和5年)10月から2024年(令和6年)7月にかけて本庁舎、第3庁舎、川崎御幸ビルの3つのビルに集約され[1][5]、2024年7月29日に川崎市教育委員会が第3庁舎に移転したことで第3庁舎を含む全ての移転が完了した[1][6]

このほか政令指定都市である川崎市には行政区が7つあり、区役所やその出先が市内各所にある[7]

現庁舎

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川崎市新本庁舎 復元棟(低層棟)

行政機能などが入る高層棟と、1938年(昭和13年)2月に竣工した旧本庁舎を一部復元した復元棟からなる[8]。新庁舎(高層棟及び復元棟(低層棟))は2019年平成31年)に着工[9]。2023年(令和5年)10月10日から供用を開始[1][5]

移転は順次行われ、本庁舎では2024年(令和6年)2月に移転を完了する予定である[1]

川崎市の人口は札幌市福岡市に次いで六大都市神戸市京都市を上回り、全国7位となっているが、人口上位9都市のうち川崎市のみ全日本タワー協議会に加盟しているタワーがない。しかし、川崎市本庁舎高層棟25階が市内や東京横浜方面を一望できる展望ロビー、スカイデッキとして一般開放されている[10]

本庁舎[1][8]
25階 展望ロビー、スカイデッキ
24階 市議会傍聴席、傍聴ロビー
23階 市議会議場
22階 議会局
21階 環境局、市民文化局
20階 環境局
19階 まちづくり局
18階 まちづくり局
17階 建設緑政局
16階 建設緑政局、港湾局、財政局
15階 こども未来局
14階 健康福祉局、臨海部国際戦略本部、健康福祉局
13階 健康福祉局
12階 健康福祉局
11階 総務企画局、財政局
10階 総務企画局
9階 健康福祉局、こども未来局、経済労働局
8階 総務企画局
7階 総務企画局
6階 危機管理本部
3階 総務企画局、会計室
2階 エントランスホール、総務企画局
1階 エントランスホール
第3庁舎[1]
17階 市民オンブズマン事務局、選挙管理委員会事務局
16階 総務企画局、監査事務局
15階 総務企画局
14階 上下水道局
13階 上下水道局
12階 上下水道局
11階 上下水道局
10階 上下水道局
9階 総務企画局、上下水道局
7階 教育委員会事務局
6階 教育委員会事務局
5階 教育委員会事務局
4階 教育委員会事務局
3階 総務企画局
川崎御幸ビル[1]
8階 人事委員会事務局
6階 教育委員会事務局
5階 経済労働局

旧庁舎

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川崎市役所 旧本庁舎
川崎市役所 旧本庁舎 正面(標石)

1938年(昭和13年)、本館3階建て・東館2階建ての市役所本庁舎が竣工した(設計者は元田稔)[9]。鉄筋コンクリート造(一部は鉄骨鉄筋コンクリート造)で、窓には重厚なスチールサッシを使用[9]。時計塔があり、高さは地上約36 mだった[9]。この時計塔は、2023年に完成した新庁舎でも復元された[11]

太平洋戦争中は迷彩色を施し、空襲監視塔としても利用された。1945年(昭和20年)4月15日夜から翌日未明にかけての川崎大空襲で当時の川崎市街は焼け野原になったが、庁舎は焼失を免れた[11][9]

1950年(昭和25年)、東館を3階建てに増築[9]

1959年(昭和34年)、北館を増築し、本館を4階建てに増築した[9]。窓は1966年(昭和41年)頃にアルミサッシに取り替えられた[9]

2016年10月に川崎市役所本庁舎さよならイベントを開催。2016年度から本庁舎地上部の解体工事が始まった[9]

所在地・アクセス

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本庁舎の住所は神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地。JR川崎駅より徒歩7分、京急川崎駅より徒歩5分[1]

業務時間

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月曜日から金曜日の8時30分から17時(土曜日日曜日祝日年末年始を除く) スカイデッキ、旧市長室は9時から21時(年末年始を除く)

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j 川崎市役所は10月から新しい本庁舎へ移転を開始します”. 川崎市 (2023年8月22日). 2023年10月10日閲覧。
  2. ^ かわさき区の宝物シート 川崎市役所本庁舎”. 川崎市. 2023年10月10日閲覧。
  3. ^ 庁舎案内 川崎市役所(2023年8月17日閲覧)
  4. ^ 本庁舎案内 川崎市役所(2023年8月17日閲覧)
  5. ^ a b 新しい市役所本庁舎が完成しました!川崎市長記者会見資料(2023年7月7日)2023年8月17日閲覧
  6. ^ 川崎市役所機能集約が完了 市教委、第3庁舎で業務開始 東京新聞(2024年7月30日)2024年7月30日閲覧。
  7. ^ 市役所・区役所などの連絡先一覧 川崎市役所(2023年8月17日閲覧)
  8. ^ a b c d 新しい市役所本庁舎が完成しました!”. 川崎市 (2023年7月7日). 2023年10月10日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i 川崎市役所本庁舎さよならイベント 本庁舎記念アルバム”. 川崎市 (2016年10月). 2022年7月29日閲覧。
  10. ^ 本庁舎展望フロア・展示スペース一般開放について(2023年11月6日(月)から)”. 川崎市 (2023年10月30日). 2024年2月1日閲覧。
  11. ^ a b [戦後78年 つなぐ]川崎大空襲 焼け残った時計塔:平和の象徴であり続けて/今夏完成 市役所本庁舎に復元東京新聞』夕刊2023年8月17日1面(同日閲覧)

関連項目

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外部リンク

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