国道241号
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一般国道 | |
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国道241号 | |
地図 | |
総延長 | 172.1 km |
実延長 | 160.8 km |
現道 | 151.2 km |
制定年 | 1953年(昭和28年) |
起点 | 北海道川上郡弟子屈町(北緯43度29分34.84秒 東経144度27分14.19秒 / 北緯43.4930111度 東経144.4539417度) |
主な 経由都市 |
北海道足寄郡足寄町 |
終点 | 北海道帯広市 西17北1交差点(北緯42度55分44.92秒 東経143度9分48.36秒 / 北緯42.9291444度 東経143.1634333度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道243号 国道240号 国道242号 国道273号 国道274号 国道38号 国道236号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
国道241号(こくどう241ごう)は、北海道川上郡弟子屈町から帯広市に至る一般国道である。
概要
[編集]北海道の東部、摩周のふもと川上郡弟子屈町市街地から西へ、阿寒摩周国立公園内の阿寒湖をはじめとする湖沼群の南を抜けて上足寄を経て、帯広市街地に至る延長172 kmの一般国道の路線で、主な通過地は、釧路市阿寒町、足寄郡足寄町、河東郡上士幌町、河東郡士幌町である。なかでも、阿寒摩周国立公園内を抜ける弟子屈 - 上足寄間の約69 kmの道路は「阿寒横断道路」の別名でもよばれ、沿道に阿寒湖温泉や神秘的な湖沼群があるほか、雄阿寒岳などの火山群がそびえる観光ルートにもなっている[1]。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:北海道川上郡弟子屈町(弟子屈町鈴蘭2丁目693番12[3]、鈴蘭4-2交差点 = 国道243号・国道391号交点)
- 終点:帯広市(帯広市西17条北1丁目19番1[3]、西17北1 / 西17南1交差点 = 国道38号交点)
- 重要な経過地:北海道阿寒郡阿寒町[注釈 2]、同道足寄郡足寄町、同道河東郡上士幌町、同郡士幌町
- 総延長 : 172.1 km(重用延長を含む)[4][注釈 3]
- 重用延長 : 11.3 km[4][注釈 3]
- 未供用延長 : なし[4][注釈 3]
- 実延長 : 160.8 km[4][注釈 3]
- 指定区間:全線[5]
歴史
[編集]- 1953年(昭和28年)5月18日 - 二級国道241号弟子屈帯広線(北海道川上郡弟子屈町 - 帯広市)として指定施行[6]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道241号として指定施行[2]。
路線状況
[編集]通称
[編集]- 阿寒横断道路[7](釧路管内)
- 足寄国道[8](十勝管内)
- 新通(音更町内)
- 木野大通(音更町内)
- フロンティア通(音更町内)
バイパス
[編集]重複区間
[編集]- 国道240号(釧路市阿寒湖畔)
- 国道242号(足寄郡足寄町・足寄駅前 - 郊南1丁目交差点)
- 国道273号(帯広市・大通北1丁目交差点 - 河東郡上士幌町・上士幌交差点)
- 国道274号(足寄郡足寄町・郊南1丁目交差点 - 河東郡士幌町・士幌交差点)
道路施設
[編集]主な橋梁
[編集]- 摩周大橋(釧路川、川上郡弟子屈町)
- 両国橋(利別川、足寄郡足寄町)
- 紅葉橋(美里別川・足寄湖、足寄郡足寄町)
- 音更橋(音更川、河東郡音更町)
- 共和橋(音更川、河東郡音更町)※帯広北バイパス
- 十勝大橋(十勝川、河東郡音更町 - 帯広市西一条北)
- 平原大橋(十勝川、河東郡音更町 - 帯広市西十七条北)※帯広北バイパス
道の駅
[編集]- 釧路総合振興局
- 摩周温泉(川上郡弟子屈町)
- 十勝総合振興局
- あしょろ銀河ホール21(足寄郡足寄町)
- かみしほろ(河東郡上士幌町)
- ピア21しほろ(河東郡士幌町)
- おとふけ(河東郡音更町)
地理
[編集]阿寒横断道路区間の沿線のほとんどは、ヒグマやエゾシカ、キタキツネなどの野生動物も多く生息する阿寒摩周国立公園の原生林の広がる山岳地域の中にある[9]。途中、ペンケトー、パンケトーと呼ばれるふたつの湖を展望できる双湖台や、雄阿寒岳、雌阿寒岳を望む双岳台などの展望台駐車場がある[1][9]。
通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]釧路総合振興局
- 川上郡弟子屈町
- 国道243号:鈴蘭2丁目(鈴蘭2-4、起点)
- 北海道道717号札友内弟子屈停車場線:美里
- 釧路市
- 北海道道1093号阿寒公園鶴居線 : 阿寒町
- 国道240号:阿寒町(オクルシベ交点)
- 国道240号:阿寒町(尻駒別交点)
十勝総合振興局
- 足寄郡足寄町
- 北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線(北海道道949号オンネトー線):茂足寄
- 北海道道143号北見白糠線:上足寄
- 北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線:螺湾本町
- 北海道道621号足寄原野上利別停車場線:螺湾
- 国道242号:南1条1丁目(足寄駅交点)
- 国道242号・国道274号:郊南1丁目(郊南1丁目交点)
- 北海道道88号本別留辺蘂線:中矢
- 北海道道88号本別留辺蘂線:芽登本町
- 河東郡上士幌町
- 北海道道660号居辺本別線:居辺東7線
- 北海道道316号上士幌音更線:上士幌東4線
- 国道273号・北海道道337号上士幌士幌音更線:上士幌東3線(上士幌15区交点)
- 河東郡士幌町
- 北海道道134号本別士幌線:士幌東1線(協進交点)
- 国道274号:士幌西2線
- 北海道道771号笹川士幌線:中士幌西2線(中士幌西2線交点)
- 北海道道596号中士幌停車場線:中士幌西2線(中士幌交点)
- 河東郡音更町
- 北海道道31号音更池田線:東音更幹東1線
- 国道241号(帯広北バイパス):東和西4線(東和西4線7号交点)
- 北海道道133号音更新得線:新通15丁目(音更新通15交点)
- 北海道道73号帯広浦幌線・北海道道337号上士幌士幌音更線:木野大通東11丁目(木野大通東11交点)
- 北海道道498号長流枝内木野停車場線:木野大通東2丁目(木野大通東2交点)
- 帯広市
帯広北バイパス
→詳細は「帯広北バイパス」を参照
主な峠
[編集]- 永山峠(川上郡弟子屈町 - 釧路市)
- 足寄峠(釧路市 - 足寄郡足寄町)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 佐々木・石野・伊藤 2015, p. 38.
- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年8月10日閲覧。
- ^ a b “占用制限を行う路線一覧(一般国道)(2016年10月18日のアーカイブ)”. オリジナル : 北海道開発局、アーカイブ : Wayback Machine. 2022年5月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月14日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年8月10日閲覧。
- ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ 昭文社 2006, p. 36.
- ^ 昭文社 2006, pp. 26, 35.
- ^ a b 須藤英一 2013, pp. 24–25.
参考文献
[編集]- 佐々木節、石野哲也、伊藤もずく 著、松井謙介編 編『絶景ドライブ100選[新装版]』学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日。ISBN 978-4-05-610907-8。
- 昭文社 (2006), ツーリングマップル 北海道 (2006年3版4刷 ed.), 昭文社, ISBN 4-398-65571-9
- 須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2。