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南種子町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
みなみたねちょう ウィキデータを編集
南種子町
南種子町旗 南種子町章
南種子町旗 南種子町章
(1962年9月制定)
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 鹿児島県
熊毛郡
市町村コード 46502-0
法人番号 4000020465020 ウィキデータを編集
面積 109.94km2
総人口 5,079[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 46.2人/km2
隣接自治体 熊毛郡中種子町
町の木 ヤマモモ
町の花 サンダンカハイビスカス
南種子町役場
町長 小園裕康
所在地 891-3792
鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2793-1
北緯30度24分49秒 東経130度54分03秒 / 北緯30.41372度 東経130.90086度 / 30.41372; 130.90086座標: 北緯30度24分49秒 東経130度54分03秒 / 北緯30.41372度 東経130.90086度 / 30.41372; 130.90086
地図
町役場位置

外部リンク 公式ウェブサイト

南種子町位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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門倉崎の南端。手前に見える鳥居は御崎神社
千座の岩屋
宇宙科学技術館

南種子町(みなみたねちょう)は、鹿児島県種子島南部にある熊毛郡に属する。

概要

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天文12年(1543年)8月25日、種子島南端の前之浜に漂着したポルトガル人から、時の種子島家第16代当主、種子島時尭が火縄銃3丁を購入し日本に初めて鉄砲が伝えられた(鉄砲伝来)。

現在は、国内で唯一の商業ロケット打上施設「JAXA種子島宇宙センター」を抱え、日本の最先端技術の一端を担っている。

エーコープ南種子店

温暖な気候に恵まれ、稲作が盛んに行われている。国内では最もコシヒカリの出荷が早い。

太平洋に面しており、今後発生が予見されている南海トラフ巨大地震の際には、町内の海岸に最大7mの津波が到達することが予想されている[1]

地理

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地勢

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  • 東西10.8 km
  • 南北12 km
  • 最高点200 m

気候

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上中(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 23.3
(73.9)
25.4
(77.7)
25.7
(78.3)
27.8
(82)
31.1
(88)
33.1
(91.6)
34.4
(93.9)
35.0
(95)
34.3
(93.7)
30.7
(87.3)
27.6
(81.7)
25.0
(77)
35.0
(95)
平均最高気温 °C°F 13.6
(56.5)
14.5
(58.1)
17.1
(62.8)
20.7
(69.3)
23.9
(75)
26.1
(79)
30.0
(86)
30.7
(87.3)
28.5
(83.3)
24.6
(76.3)
20.4
(68.7)
15.9
(60.6)
22.2
(72)
日平均気温 °C°F 10.7
(51.3)
11.3
(52.3)
13.6
(56.5)
17.0
(62.6)
20.3
(68.5)
23.1
(73.6)
26.5
(79.7)
26.9
(80.4)
24.9
(76.8)
21.3
(70.3)
17.2
(63)
12.8
(55)
18.8
(65.8)
平均最低気温 °C°F 8.2
(46.8)
8.6
(47.5)
10.8
(51.4)
14.2
(57.6)
17.5
(63.5)
20.8
(69.4)
24.2
(75.6)
24.7
(76.5)
22.7
(72.9)
19.0
(66.2)
14.7
(58.5)
10.2
(50.4)
16.3
(61.3)
最低気温記録 °C°F −0.3
(31.5)
−1.6
(29.1)
0.4
(32.7)
5.9
(42.6)
10.9
(51.6)
13.2
(55.8)
17.1
(62.8)
20.2
(68.4)
15.7
(60.3)
10.6
(51.1)
3.9
(39)
0.9
(33.6)
−1.6
(29.1)
降水量 mm (inch) 159.2
(6.268)
164.4
(6.472)
224.5
(8.839)
264.5
(10.413)
318.5
(12.539)
653.6
(25.732)
300.1
(11.815)
184.5
(7.264)
298.2
(11.74)
218.4
(8.598)
178.7
(7.035)
145.5
(5.728)
3,137.9
(123.539)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 13.7 12.5 14.3 12.1 13.0 18.3 10.5 11.6 12.5 10.7 10.5 12.4 152.4
平均月間日照時間 94.2 99.9 131.3 152.2 150.6 97.5 192.7 205.9 146.9 147.3 121.3 101.3 1,644
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]

近隣自治体

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人口

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南種子町と全国の年齢別人口分布(2005年) 南種子町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 南種子町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
南種子町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 9,923人
1975年(昭和50年) 9,039人
1980年(昭和55年) 8,320人
1985年(昭和60年) 7,976人
1990年(平成2年) 7,672人
1995年(平成7年) 7,422人
2000年(平成12年) 7,154人
2005年(平成17年) 6,751人
2010年(平成22年) 6,218人
2015年(平成27年) 5,745人
2020年(令和2年) 5,445人
総務省統計局 国勢調査より


地名(大字)

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  • 茎永
  • 島間
  • 中之上
  • 中之下
  • 西之
  • 平山

中之上(なかのかみ)と中之下(なかのしも)は、かつては中之村という一つの村であったが、明治期の地租改正の際に2つの字に分けられたため、現在の状態となった。

歴史

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  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、熊毛郡南種子村が成立する。
  • 1956年(昭和31年)10月15日 - 南種子村が町制施行し南種子町となる[3]。(初代町長 鮫島二男丸)
  • 1966年昭和41年) - 種子島宇宙センター建設開始。
  • 1969年(昭和44年) - 種子島宇宙センター発足。

元々、南種子村の中心は茎永であり、役場も茎永に置かれていた。

しかし、東側に偏在している等の理由により、明治23年頃から島間等の西側地域を中心に役場の移転論が唱えられるようになった。

そのような中、明治32年に南種子高等小学校が茎永から上中に移転をしたのをきっかけに、徐々に中心機能が茎永から上中へ移っていくこととなる。

さらに大正期に上中を中心とした村内の道路網が発達したことから、大正12年3月、熊毛郡長の採択により役場が上中へ移転された。

行政

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町の行政機関

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  • 南種子町議会
    • 議会事務局
  • 南種子町役場
    • 町長
      • 副町長
        • 総務課・企画課・保健福祉課・税務課・総合農政課・建設課・会計課
        • あおぞら保育園
    • 南種子町教育委員会
      • 教育委員長
        • 教育長
          • 管理課・社会教育課
          • 給食センター
  • 農業委員会
  • 監査委員会
  • 選挙管理委員会

消防

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医療機関

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  • 公立種子島病院
  • ともファミリークリニック

県の行政機関

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  • 鹿児島県警察種子島警察署
    • 南種子交番(下記駐在所を統合)
    • 南種子駐在所(閉鎖)
    • 島間駐在所(閉鎖)
    • 茎永駐在所(閉鎖)
    • 西之駐在所(閉鎖)

他都市との関係

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文化施設・研究機関

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種子島宇宙センター大崎射場
宇宙科学技術館

教育

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  • 鹿児島県立南種子高等学校(2010年統合により閉校)
  • 南種子町立南種子中学校
  • 南種子町立大川小学校
  • 南種子町立茎南小学校
  • 南種子町立島間小学校
  • 南種子町立中平小学校
  • 南種子町立西野小学校
  • 南種子町立長谷小学校
  • 南種子町立花峰小学校
  • 南種子町立平山小学校

交通

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航路

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島間港(地方港湾)を屋久島町営航路が発着する。

路線バス

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道路

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一般国道

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主要地方道
一般県道

出身有名人

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脚注

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  1. ^ 資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
  2. ^ 上中 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年9月16日閲覧。
  3. ^ 1956年(昭和31年)10月15日総理府告示第844号「村を町とする処分」
  4. ^ “トンミー大使・山本直純さんの寄贈資料展示公開/南種子”. 南日本新聞. (1999年1月11日). オリジナルの2000年12月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20001214022200/http://www.minaminippon.co.jp/newsj/1999/01/newj_19990111.htm 2015年7月10日閲覧。 

参考文献

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  • 『タネガシマ風物誌 鉄砲伝来の島』下野敏見著、未來社刊。1969年

関連項目

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外部リンク

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