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みやま市

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みやまし ウィキデータを編集
みやま市
みやま市旗 みやま市章
みやま市旗 みやま市章
2007年1月29日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 福岡県
市町村コード 40229-0
法人番号 9000020402290 ウィキデータを編集
面積 105.21km2
総人口 33,574[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 319人/km2
隣接自治体 大牟田市柳川市八女市筑後市
熊本県玉名郡南関町和水町
市の木
市の花 さくら
みやま市役所
市長 松嶋盛人
所在地 835-8601
福岡県みやま市瀬高町小川5番地
北緯33度09分09秒 東経130度28分29秒 / 北緯33.15242度 東経130.47475度 / 33.15242; 130.47475座標: 北緯33度09分09秒 東経130度28分29秒 / 北緯33.15242度 東経130.47475度 / 33.15242; 130.47475
地図
市庁舎位置

みやま市役所本庁舎(旧・瀬高町役場)
外部リンク 公式ウェブサイト

みやま市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト

みやま市(みやまし)は、福岡県南部にある山門郡瀬高町山川町三池郡高田町の3合併し、2007年1月に発足した。

国内5番目の「ゼロウェイスト」宣言都市。また、国内440自治体目の「ゼロカーボンシティ」宣言都市。

地理

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市役所のある旧瀬高町中心部周辺の空中写真。
2008年5月3日撮影の3枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

福岡県の南部に位置し、北九州市の南約100km、福岡市の南約50km、久留米市の南約20kmに位置する。一級河川矢部川を挟んで柳川市筑後市と、矢部川の一部と市東部の山間部で八女市と、隈川や市南東の山間部で大牟田市と、また市南東部では熊本県玉名郡南関町および和水町とも隣接する。市域の多くは筑紫平野筑後平野)に含まれる平地となっており、市の南西部は有明海に面する。

基幹産業は農業である。瀬高町東部および南部から高田町にかけては主に米作、瀬高町北部ではハウス農業なすセロリの栽培が盛んに行われている。市の東部を南北に貫く九州自動車道の東側および旧山川町域の大部分は山地となっており、この地域ではみかんを中心とした柑橘類の生産が盛んである。南部の有明海に面する地域では海苔養殖を含めた漁業も行われている。

また、古くは矢部川を水上交通路として利用したり、街道が通るなど陸上交通の要衝であったために、瀬高町上庄下庄の両地区は古くより市街化宿場町として栄え、現在も酒造が盛んである。

市内において瀬高町の下庄上庄の両地区に市街地が形成されている。全体的に旧山門郡内での交流が盛んであるが、市最北部(瀬高町長田など)は隣接する筑後市と、高田町南部は大牟田市との結びつきが強い。

隣接する自治体

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福岡県

熊本県

地名

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従来の大字の前に合併前の旧町名を冠している。

瀬高町
  • 文広
  • 太神
  • 大広園
  • 小川
  • 上庄
  • 河内
  • 下庄
  • 泰仙寺
  • 高柳
  • 濱田
  • 東津留
  • 本郷
  • 松田
  • 大江
  • 大草(旧東山村)
  • 小田(旧東山村)
  • 坂田(旧東山村)
  • 長田(旧東山村)
  • 広瀬(旧東山村)
  • 本吉(旧東山村)
  • 山門(旧東山村)
山川町
  • 尾野
  • 河原内
  • 北関
  • 甲田
  • 重冨
  • 清水
  • 立山
  • 原町
  • 真弓
高田町
  • 今福(旧岩田村→高田村)
  • 岩津(旧岩田村→高田村)
  • 田尻(旧岩田村→高田村)
  • 原(旧岩田村→高田村)
  • 江浦(旧江浦村→高田村)
  • 江浦町(旧江浦村→高田村)
  • 徳島(旧江浦村→高田村)
  • 上楠田(旧二川村→高田村)
  • 下楠田(旧二川村→高田村)
  • 濃施(旧二川村→高田村)
  • 永治(旧開村)
  • 北新開(旧開村)
  • 黒崎開(旧開村)
  • 南新開(旧開村)
  • 亀谷(旧飯江村)
  • 田浦(旧飯江村)
  • 飯江(旧飯江村)
  • 舞鶴(旧飯江村)
  • 下飯江(旧飯江村。1971年、飯江に編入され消滅)
  • 海津(旧山川村)
  • 竹飯(旧山川村)
  • 昭和開(1974年、干拓により発足)

近現代沿革

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旧山門郡瀬高町

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旧山門郡山川町

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旧三池郡高田町

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合併協議の経過

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当初は2005年3月22日の発足を目指し、2004年6月27日に合併協定書に調印したが、高田町議会が合併関連議案を2度にわたって否決し、合併協議会は解散に追い込まれた。しかしその後、2005年6月5日に住民のリコールを受けて行われた高田町議会議員選挙で合併推進派が反対派を上回ったことから、同年10月1日に再び合併協議会が設置された。そして2006年3月11日に合併協定書に調印し、各町議会と福岡県議会の議決を経て、同年7月13日に総務大臣が官報に告示、2007年1月29日の新市発足が決まった。

市名の「みやま」とは、三池郡の「三」と山門郡の「山」を取った合成地名で、消防署の名称などとして親しまれてきた。 漢字でなく平仮名とした理由は、合併協議会の説明によると「平仮名の方が親しみやすい」、「『三山市』の『三』と『山』をひっくり返し、『三』を横にして『川』にすると、『山川市』になる」などがあるという。名称募集の集計結果や合併協議会の協議過程では漢字名支持が多数を占めたが、合併協議会において各町の主張する名称がそれぞれ異なり議論が平行線となったために、協議会会長であった鬼丸岳城瀬高町長の音頭によって平仮名名称での妥協に至ったとされる。

歴代市長

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氏名 就任年月日 退任年月日 備考
  2007年1月29日 2007年3月4日 市長職務執行者
初-3 西原親 2007年3月4日 2018年9月30日 健康上の理由により辞職
職務代理者 2018年8月13日 2018年10月12日 副市長・高野道生[1]
2018年10月13日 2018年10月28日 総務部長・西山俊英[2]
4-5 松嶋盛人 2018年10月28日

行政

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環境施策

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先進的な環境施策に取り組んでいる自治体であり、2015年には、自治体による家庭等の低圧電力売買を主な目的とした日本初の地域エネルギー会社「みやまスマートエネルギー株式会社」を設立した。また、2018年には生ごみ、し尿・浄化槽汚泥のメタン発酵発電施設が竣工し、市内全域で家庭用生ごみを分別収集し、資源化している。2021年には九州発となる自動運転サービスによるコミュニティバスの運行を山間部地域で開始した。

2015年「グッドデザイン賞」金賞(経済産業大臣賞)受賞 - エネルギー地産地消の取組について

2019年「第7回グッドライフアワード」環境大臣賞 優秀賞 - 資源循環のまちづくりの取組について

2020年「第8回プラチナネットワーク構想 プラチナ大賞」奨励賞 - 資源循環のまちづくりの取組について

2020年「ゼロウエイスト宣言」表明(全国5番目)

2021年 自動運転サービス「オレンジスター号」運行開始

2021年「ゼロカーボンシティ」表明(全国440自治体目)

2021年「ディスカバー農村漁村(むら)の宝第8回選定」選定 - 循環型社会を体現する廃校利活用施設について

市長

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市議会

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  • 定数:16人[3]
  • 任期:2023年7月31日

消防署

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  • みやま市消防本部
    • みやま市消防署
    • みやま市消防署南部出張所

警察

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  • 福岡県警察柳川警察署
    • 瀬高警部交番(旧:瀬高警察署)
    • 長田駐在所
    • 南瀬高駐在所
    • 山川駐在所
    • 瀬高駅前警察官連絡所(旧:駅前交番)

公共施設

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国と県の機関
市の公共施設
  • 市役所本庁舎(旧瀬高町役場)
  • 山川支所(教育委員会、水道課)
  • 高田支所(農業委員会)
  • 市立図書館
  • 市立歴史資料館
  • 市役所別館(旧山門三池郡自治会館)
  • MIYAMAX (みやま市総合市民センター)



  • 山川市民センター
  • 高田公民館
  • 市文化施設まいピア高田
  • 清水山荘
  • 長田鉱泉場
  • みやま市瀬高葬斎場
  • 有峰苑


*このほか、旧瀬高町内では各小学校校区毎に「校区公民館」に相当する施設が設置されている。

公営企業

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  • 上水道

一部事業組合

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  • 有明広域葬斎施設組合
    • 有峰苑

その他公共施設

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  • みやま市商工会
  • B&G財団みやま市瀬高海洋センター、みやま市高田海洋センター
  • 道の駅みやま
  • みやま市バイオマスセンタールフラン

産業

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主な農産品

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山川みかん(福岡県みやま市)
  • なす(博多なす)
  • セロリ - セルリーと称する。主に旧瀬高町。
  • ミカン - 主に旧山川町。「山川みかん」のブランドで知られる。
  • タケノコ
  • イチゴ
  • 高菜・高菜漬け - 主に旧瀬高町
  • 海苔 - 旧高田町
  • 日本酒 - 主に旧瀬高町。「菊美人」(菊美人酒造)、「玉水」(玉水酒造)、「千代錦」(野田酒造)など

工芸品

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農協

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南筑後農業協同組合(JAみなみ筑後)
  • 本店・瀬高支店(市役所本庁舎隣)
  • 南瀬高支店
  • 東山支店
  • 山川支店
  • 二川支店
  • 高田東部支店

みやま市に本社を置く主な企業

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みやま市に工場を置く企業

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金融機関

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郵便局

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  • 瀬高郵便局(集配局)
  • 江浦郵便局(集配局)
  • 原町郵便局(集配局)
  • 瀬高上庄郵便局
  • 野町郵便局
  • 渡瀬郵便局
  • 岩津郵便局
  • 南瀬高郵便局
  • 東町簡易郵便局
  • 東山簡易郵便局
  • 鷺山簡易郵便局

地域

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人口

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みやま市と全国の年齢別人口分布(2005年) みやま市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― みやま市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
みやま市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 52,868人
1975年(昭和50年) 51,757人
1980年(昭和55年) 51,413人
1985年(昭和60年) 51,609人
1990年(平成2年) 50,004人
1995年(平成7年) 47,928人
2000年(平成12年) 45,708人
2005年(平成17年) 43,372人
2010年(平成22年) 40,732人
2015年(平成27年) 38,139人
2020年(令和2年) 35,861人
総務省統計局 国勢調査より


公教育

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小学校

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市立

計7校

中学校

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市立

計4校

高等学校

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県立

計1校

交通

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鉄道におけるみやま市の玄関口、瀬高駅

空港

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市内には存在せず以下の2空港が当市に近い。

  • 佐賀空港 - 当市の最寄り空港。旧瀬高・高田・山川各町中心部との間で予約制のリムジンタクシーが利用可能。
  • 福岡空港 - 佐賀空港より遠いが利便性は高い。市内の高速道路バス停に発着する高速バス「ひのくに号」が当市と空港を結ぶ連絡バスとなっている。

鉄道

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九州旅客鉄道(JR九州)

市の代表駅の瀬高駅で、快速を含めてすべての列車が停車する。その他、九州新幹線筑後船小屋駅 - 新大牟田駅間で当市を通過している。

西日本鉄道(西鉄)

両駅とも普通列車のみの停車で、特急や急行はすべて通過する。旧瀬高町域へは市外の西鉄柳川駅から路線バスを利用する形となる。

かつては現市域内に以下の鉄道路線が通っていた。

バス

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主な廃止バス路線

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  • 西鉄バス - 現在は九州自動車道経由の高速バスを除き市内からすべて撤退した。
  • 佐賀線代替バス(瀬高 - 柳川 - 佐賀)西日本鉄道佐賀市交通局・堀川バスの共同運行であった。
  • JR九州バス山鹿線産交バス(瀬高駅 - 山鹿温泉) - 2006年3月1日にJR九州バスが撤退し産交バスが引き継ぎ、2009年10月1日に市内区間を含む瀬高 - 南関は廃止。みやま市内の廃止区間は県境部を除き代替として福祉バスを運行開始し、のちにみやま市コミュニティバスとなり誰でも乗車可能となっている。

道路

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高速道路

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一般国道

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主要地方道

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港湾

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  • 江浦漁港

名所・旧跡・観光スポット・行事

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清水寺三重塔

観光

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文化財

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主な行事

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みやま市出身の有名人

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電話

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市外局番:

  • 0944(瀬高MA)
  • 0942(久留米MA・瀬高町長田のみ)

脚注

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外部リンク

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