惨劇の巨人

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作品予告の際に使われた画像

惨劇の巨人』(さんげきのきょじん)は、『進撃の巨人』のパロディー作品である。一時は制作中止にまで追い込まれたが、無事に公開された。

概要[編集]

巨人軍に送られたポスター

外部からの挑発にも負けず、持ち前の勝負強さで勝利を得た巨人軍が、日本一への挑戦権を賭けた戦いでまさかの歴史的大敗を喫する、というストーリー。2014年5月にロッテが構想自体を練っていたが、突如として制作中止を発表。しかし、阪神が同年10月にストーリーを若干変更したうえで制作を開始。作品の製作はわずか4日間と非常に短期間であったが、無事公開され、世間から大きな反響を呼んだ。

作品構成は、地獄→天国→地獄と波が激しい作品となっている。また、作品が阪神側によって制作されたにもかかわらず、阪神側は悪役の立場となっている。これは「自らは挑戦者」という阪神側の考えによるものであり、巨人側に敬意を表している。

あらすじ[編集]

西暦2014年、巨人は敵対する阪神軍広島軍と壮絶な三つ巴の争いを繰り広げていた。しかし5の月、急激に勢力が衰える。指揮官が策を模索するも第三勢力に転落。そんな中、千葉軍から挑発とも取れるポスターが届く。そこには不敵な笑みを浮かべ、「惨劇の巨人?面白いよねぇ!」と挑発する鴎が描かれていた。巨人軍はこれに激怒、士気は最高潮に達し、瞬く間に第一勢力に返り咲く。そしてそのままの勢いで9の月に他軍を駆逐することに成功した。彼らは酒盛りをし、皆が喜びをかみしめた。だがしかし、予期せぬ悲劇が彼らを襲うことになろうとは…

主な登場人物[編集]

千葉軍[編集]

序盤にしか出てこない。いわゆるチョイ役。

マーくん
千葉軍の象徴ともいえる鴎。巨人軍に挑発状を送り付けた張本人。しかしこれが仇となり、巨人軍の快進撃を助長することとなる。

巨人軍[編集]

この物語の主役。常勝軍団でもあり、他軍から非常に恐れられている。

原辰徳
皆が認める名将であり、何年も巨人軍を率いている。これまでに何度も他軍の駆逐に成功しており、軍を愛する者から絶大な信頼を得ている。稀に行う珍采配はご愛嬌。様々な策を用いて阪神軍に応戦するが、最終的には敗戦の将となる。ラストシーンである、村田が息を引き取ったあとに何も言わずに背を向けて歩いてゆくシーンが印象深い。
阿部慎之助
巨人軍のキャプテン。不動の4番に君臨するが、思った様な戦果があげられず、幾度となくとどめを刺し損ねる。ラストの最終兵器に立ち向かう姿はうなぎらしからぬカッコよさを醸し出している。
ウゴ・ケデブ
前年度の戦果により期待されていたものの、不振に陥り乙女村田になってしまう。ラストでの彼が最終兵器に立ち向かうも倒れ、静かに息を引き取るシーンは泣ける。
内海哲也
勝てない病に苦しんでいたが、徐々に調子を取り戻す。しかし、決戦で阪神軍の先制攻撃を喰らう。そのあと、味方の援護なく玉砕してしまう。
澤村拓一
勝てない病から負けない病に確変を遂げる奇跡を起こした。しかし、決戦では自らのミスにより、自軍を劣勢に傾けてしまう。趣味は筋トレ。
SGUC
巨人軍を優勢に傾けるものの、阪神側のツンデレにより撃沈。最後は利き手をやられてしまう。
小山雄輝
巨人軍最後の砦として、ラストに登場。しかし、阪神軍の先制攻撃にあえなく玉砕する。ここから巨人軍は総崩れとなる。

阪神軍[編集]

6年前の屈辱を晴らすため、奇跡を起こし巨人軍を駆逐しようとする。一度巨人軍に屈服している。

和田豊
阪神軍をまとめる監督。数々の迷采配から外部からは虎将ならぬ胡椒(スパイス)と揶揄される。また、OBからも批判の的となっている。
しかし、彼も最終的には名将への一歩を踏み出すこととなる。
ダイビングキャッチ
阪神軍の中堅を担うこととなった。打撃ではあまり良い戦果は出ないが、守備でその力を最大限に発揮する。
2戦目の巨人軍の最後の砲撃を飛びついて防ぐシーンは見る価値あり。
主将
軍一の名手であり、阪神軍のキャプテン。不動の3番手として活躍。
マフィアのボス
できる4番。圧倒的なパワーをもって、幾度となく軍の勝利に貢献している。巨人との決戦では、その力をいかんなく発揮し襲い掛かる。
首位打者
恐怖の5番手。決戦では「ゴメスの後にマートンあり」と非常に恐れられた。能見のことを好いている。ラストでノウミサンへ愛のホームランを捧げた。
F●CKさん
永遠の6番手として活躍するも、思った様な戦果が出せず、強烈な批判を浴びる。しかし、決戦間近に確変し、ここぞという所で巨人軍に襲い掛かる。性格はツンデレ
エース
ラストに登場。普段はマシュマロのようなメンタルだが、マートンの愛の力が加われば最強になる。本作でもマートンの愛の力で確変する姿が見られる。
フジナミ
最初に先陣を切って登場した二十歳。その持前のデカさを生かし勢いよくたたみかけてゆく。
SH.OH-22
阪神軍が誇る最終兵器。疲弊した巨人軍に要塞として立ちはだかる。クライマックスの巨人軍が決死の特攻を仕掛けるシーンは圧巻である。

作品内容[編集]

あらすじで述べられたように、他軍の駆除に成功した巨人軍。一方そのころ、駆除された側の阪神軍と広島軍のリベンジするためにどっちがふさわしいか争っていた。その第一戦でF●CKさんの鋭い一打で一戦目は勝利した。二戦目も勝てると思い臨んだ阪神軍だったが引き分けに終わったのだが広島軍が降伏。これにより巨人軍へリベンジすることになった。そして悲劇の始まりが訪れた。4日間巨人軍は連勝してパの軍の所へ乗り込もうとしていた。がしかし、一度駆除された阪神軍の怒りが収まりきらず、例年に無い強さを見せつけ4日間で逆にケリを付けた。そして巨人軍は降伏。阪神軍が歴史的大勝を収めたのである。なおこの後パ軍の所へ乗り込んだ阪神軍だが、疲れが取れきれずパ軍王者黄色いイケメン球団にぼこぼこにされ、西暦2014年は幕を閉じた。

作品の評価[編集]

公開と同時に、巨人軍に反感を抱く人々からは大いに絶賛された。特に阪神軍をこよなく愛する者からは絶大な支持を得ることとなった。 逆に、巨人軍を愛する者からは「メークドラマへの挑発か」「ストーリーが過激すぎる」「前代未聞の作品」と酷評されている。このような事態になっているため、軽々と「惨劇の巨人」とは口に出せない。そのため、阪神軍や阪神オタク、アンチ巨人達は「219」や「☆●●●●」を隠語として使っている。

10年ぶりのリメイク版公開![編集]

惨劇の巨人の公開から丁度10年、リメイク版を作ろうとの声が上がった。 監督は横浜DeNAベイスターズが監修し、主役にはハマの番長こと三浦大輔、捕手の戸柱を抜擢。 悪役のボスには10年前にも同じく悪役を務めた阿部慎之助を抜擢するという思い切ったキャスティングを行った。 導入部は巨人・虎・鯉と優勝争いを繰り広げるも一歩脱落した横浜という状態から始まる。 ところがひょんなことから3位になり、そこから這い上がって巨人を駆逐するという内容となっている。 違いと言えば、10年前に圧倒的な蹂躙をモットーにした阪神側が製作した作品とは違い、終盤に相手に希望を抱かせつつも最後の最後に絶望の底に叩き落すという刺激的な内容である。 ベイス★ボールの本拠地が監督を務めたこともあり、お笑い走塁やエラーなどコミカルな場面もあるのが憎い演出である。

関連項目[編集]