リキペディア
リキペディア(Rikipedia)は、『力士の、力士による、力士のためのWiki』をスローガンに2008年開設されたMediaWikiサイト。創始者はブロガー力士として名高い普天王水(ふてんおういづみ)。現在日本語版とモンゴル語版の二ヶ国版が存在する。
サイト概要[編集]
2005年ごろからブログの認知度の上昇と共に成績を上げていった普天王が、あるときWikipediaの「相撲」記事を閲覧した際にそのあまりの読みにくさなどに落胆。国技たる相撲に国民がわかりやすく接せる状態ではないとこの事態を憂い、角界から生の情報を配信できるシステムを作らなければならないと決意。Wikipediaと同じMediaWiki形式の新しい相撲ポータルサイトととして2008年春場所前に開設した。その後ブログでの認知を行ったところ幕下力士たちの間に浸透し、ニュースには載らない生の角界情報が配信され人気を博す。なお唯一の管理者、普天王のアカウント名は「ウッチー」。
しかしMediaWikiサイトにつきものなのが荒らしの存在である。横綱朝青龍のスキャンダルが数多く明るみに出た2009年ごろから「八百長乙」などの書き込みが増え始め、普天王ひとりだけでは管理者不足が懸念されたため幕下力士管理者10名を刷新。さらに2010年には不調続きの普天王がついに幕下落ちし、管理を続けることが困難となったため事実上の引退を余儀なくされた。この頃から幕下力士管理者たちによって方針が変えられてゆくようになり、バナーいっぱいのドヤ顔で寄付を呼びかけ、なぜかあたりクジの販売なども手掛け始める。また力士を対象としたSNSの「Rixi」(リキシィ)との連帯運営などでも注目を集めたが、ファイル共有ソフトでの勝ち星ダウンロード(割れ星)などが行われているとの噂も囁かれるようになった。
荒廃[編集]
2010年夏場所前に発覚した「大相撲野球賭博問題」における力士たちの大量粛清で、創始者普天王(利用者:ウッチー)が関与を認め、謹慎とともに管理者を正式辞任。創設時の志を失ったサイトは管理者の一名であるEnatu氏(醜名:恵那司)を中心に力士たちの馴れ合い、割れ合い、寄付を求めるバナーのインパクトを無駄に強くするなど、アングラな雰囲気を次第に漂わせるようになる。
しかし2011年に発生した「八百長メール問題」で管理者の恵那司(利用者:Enatu)、清瀬海(利用者:キヨ)、一般利用者である千代白鵬(利用者:SHIKONA-MAKE)などが糾弾され、管理者は激減。このままリキペディアは荒廃し消え去るかと思われたが、残された利用者はヤケになったのかメインページを自虐的内容にしたところ、これが好評を博したためサイト存続の新しい道が開けた。現在は残された利用者による方針のヤケクソとしか思えない刷新や匿名性の問題について作業が進められている。また最盛期に開設されたモンゴル語版は管理の行き届かなさが問題視されていたが、信任投票の結果新たに横綱白鵬(利用者:WhiteBigBrid)が就任し活気を取り戻し始めた。
関連項目[編集]
流行記事大賞 銀賞受賞記事
この記事は2011年流行記事大賞にて銀賞を受賞しました。 |