スネップ
この項目は、主に現役中二病の視点により書き込まれています。
この記事は主に勉強も部活もやらずに暇をもてあました中高生が中二病全開で執筆しています。内容には受け入れがたいものがある可能性があります(ただし執筆した当人は本気で面白いと思っています)。あまりの痛々しさに直視できない場合は、ウィキペディアに逃げてそちらの記事を改善するか、検索サイトでも使っててください。発達心理学者の方は、まれに研究対象として役に立つかもしれないのでがんばって読んであげてください。
スネップ(SNEP)の呪文が唱えられた!孤独な労働者たちをネオリベの自己責任オーラが包み込む!
概要[編集]
この呪文は「孤立無業」を「真の名前」とする魔法だ。職無しに対する既存の外来必殺呪文の効力が薄れて来たのに伴い、ユージゲンダという労働だいまどうが新たな術式を編み出した。純国産のこの呪文を唱えることにより、社会に責任を求めるな、全てはお前が悪いというネオリベの自己責任オーラをアベノミクスの中で再強化するのが主な用途だ。既存の呪文は左側の敵に対して効果が薄かったが、スネップの呪文は左側にも効力を発揮する。
効果[編集]
「お前は孤立無援のSNEPだ、観ろよ、俺たちの社会だけはこんなにも不当な差別が無いんだぞ、お前が社会に受け入れられていないのは全てお前の責任だ、つながれ」というのが代表的な術式である。
スネップの呪文を敵に向けて詠唱すると、発動した方はとてつもない優越感を敵に対して持つことができる。問題だらけのはずだった自分の周囲環境を盲目的に全肯定できる上に、特に最後の言葉で敵に対して徹底的に上から目線に立てるからだ。「敵は深夜×××に耽溺」などと、同じ民族文化の持ち主とは思わなければ思わないほど(しかし、建前でだけは同一民族と言う)呪文の効果を高めることができる。敵は討伐すべきモンスターなのだ。
この呪文にかかった敵は、どんなに不当な差別を受けているとしても、「そうか、悪いのは全て自分だったのか」と嘆き悲しみ、自信を完全に失う。そして、「つながる」ために職安へ向かうが、そんな精神状態の者を雇うところなど過労死するまで労働者を搾取したい企業を除けばまず存在しない。しかし、呪文にかけられた敵はその不満を発動者に向けてぶつけることなく死んでいく。そして、グローバル人材たちのきれいな社会秩序は維持される。中国人はこれを日本版の和諧社会と呼ぶ。
呪文誕生の経緯[編集]
もともと、職無し人間に最も有効な呪文はニートとされていた。この呪文は、ハリー・ポッター王国(ハリポタ国)のサツチャー女帝が「社会なんてものは存在しない。お前が貧乏なのはすべてお前の責任だ。私が定めたルール以外に道などあってはならない」というティナの黒呪文を完成させるための補助魔法として研究された。つまり、女帝の定めた唯一の自由競争魔法に適性のない者が団結して別の魔法体系を築き、対抗してくるのを防ぐのが目的だった。
ティナの黒魔法は完成に至らなかったが、補助魔法は完成した。女帝は女帝のせいで職を失った炭鉱夫に対して盛んにニートの呪文を唱え、多くを内面から破滅させた。服装に気を使わなかった炭鉱夫たちは全ての職歴と実績を無かったことにされ、孤立無援の状況に置かれ、絶望して闘争意欲を喪った。呪文の真価がハリポタ国で最も発揮された瞬間だった。
しかし、女帝は呪文発動中に物理攻撃ストャブーリを使い過ぎたため、その呪文の持つ労働条件破壊作用もまた市民に広く知られるようになった。すると次第に、そのようなレッテルこそナチズムと並ぶ禁断魔法とみなされるようになり、女帝が望んだように常識の鎧をまとって一般市民を従わせることができなくなった。
女帝はこれを反省し、ニートの呪文をハリポタ国外で使用する時は、なるべく穏健な言葉を用い、祖国の文脈から切り離すよう各国の弟子たちに忠告した。しかし、その暴力作用は次第に王国外にも知られるようになり、ティナの黒魔法が発現しているネオリベの世の中を無縁社会と非難する風潮が主流化した。
女帝の弟子である極東のだいまどうユージゲンダはこれを大いに憂慮し、職無しの相談に乗る振りをしつつ、新たな術式の考案に邁進した。そして完成したのがスネップの術式である。
波及力[編集]
トーダイの象牙塔を錬金術の研究基地とするユージゲンダは、呪文を唱えるに当たって喧嘩上等の政治作法を師匠の言いつけ通りに封印し、あたかもスネップ集団の味方であるかのように自らを表象した。そして、リベラル系の注目を集め、師匠には決してできなかった左側の世界への進出を果たした。
無縁社会という言葉には、「私が受け入れられないのはどう考えても社会が悪い!」という社会批判の響きがある。しかし、ユージゲンダが発案したスネップという呪文には、「お前が受け入れられないのはどう考えてもお前が悪い!」という自己責任主義だけがこだましている。それでも、自己責任を嫌うはずの左側の世界の住人がこうした側面を指摘してくることは、左魔法を統括するアサヒ先生に逆らうのと同義なのでまずない。
「日本だけには深刻な格差や差別がない」と呪文詠唱者は平然と唱える。スネップの呪文には、自分自身がかつてそうした問題に直面させられていたことをきれいさっぱり忘れさせる麻薬的陶酔作用が含まれているのだ。もちろん、自分の帰属集団にだけそうした問題がないというのは、ドラクエの斜め上を行って現実世界に目を塞ぐご都合主義のお伽噺にすぎない。
だが、これは日本固有という価値観を護持して、日本の中に引きこもりたい「建前だけグローバル」勢力にとっては、極めて魅力的な言葉だった。特に自信を喪失していた自称・良識派勢力には効果的だった。彼らは社会の不当差別を受けて職を失った外国人に対して「社会は悪くない」と叫ぶ。新大久保で右耳が不穏な叫びを捕えても、「日本にだけは深刻な差別がありません」という発言を崩すことはない。「他民族を殺せと叫ぶのは健全なナショナリズムの範囲内」と考えているからだ。社会の問題を個人へ全転嫁できるスネップの呪文には、そうした行為を平然と行わせる魔力がある。
類似呪文[編集]
これらの呪文の機能は本項で記したこととまったく同種として差し支えない。
ホゥ…この「スネップ」はどうやらこのわたしのデジョンで次元の狭間に送り込み加筆してもらう必要があるようだな…… (Portal:スタブ)