シロクロライン

D.Gray-manのクロウリーファンブログです。DグレはジャンプSQ.RISEで連載中!(ネタバレは発売日以降)

「マンガ脳の鍛えかた」はジャンプ掲載時と結構違う

星野先生のインタビュー目当てで
「週刊少年ジャンプ40周年記念出版 マンガ脳の鍛えかた」を買ってきました。

設定資料ラブ
(「マンガ脳の鍛えかた」123ページ)


ジャンプ掲載時の切り抜きは持っているから「描き下ろしが無いなら買わなくてもいいかな」と思っていたのだけど
雑誌ではトーン処理がしてあってよく分からなかった新☆ムゲン!の設定絵
ソカロ元帥の武器・アレンの剣・千年公の剣の設定絵が載ってました!!
設定に付記された文字もギリギリ読める…!!これはすごく嬉しい…!!


あと、ジャンプ掲載時の切り抜きとこの本のインタビューを見比べてみたら
細部が結構違っていたり。
全部上げたらキリがないほど細かく色々と変更されています。

■ジャンプ2008年48号掲載「マンガ脳の鍛えかた」から引用:
「担当さんが代わったときにはそれを見せながら7時間くらいかけて説明しました(笑)連載が進むにつれてだいぶ変わってきてはいますが」

■愛蔵版コミックス「マンガ脳の鍛えかた」から引用:
「担当さんが替わった時にはそれを見せながら7時間くらいかけて説明しました。でも死ぬはずだった人が死ななかったりして(笑)、ここまで来るうちに予定とはだいぶ変わってきています」


死ぬはずだった人が死ななかったりって誰の事?!!Σ(゚□゚; )

え、ええと、アレリナ神ラビは絶対安全圏として
「実はJC8巻までのカバーは全部、キャラの伏線に深く関係する謎かけ絵になっています」とイラスト集に書かれていたからその伏線を回収するまではミランダ・コムイ・ロード・ティキ・バク・フォーも生き残らせないといかん訳で、
その他で「物語展開的に死ぬはずだったのに今死んでない人」って…

よもやクロウリーじゃないよね…?!!

でも考えれば考えるほどクロウリーしか当てはまらないような気がするというか…。いやこれは私がクロウリーファンだからつい彼中心に物事を考えてしまうからかもしれないのですが。
  • リンクやルベリエは中央庁側の事情を知るキャラとして必須
  • マリは神田の設定補助的にも必要なキャラ
  • ブックマンはラビの設定補助的にも必要なキャラ
  • サード達はこれからどうなるか分からない死亡フラグ真っ最中だから除外
  • ティモシーとツキカミは出たばかり
  • チャオジーはアレンの断罪フラグが残っている(方舟でキレた時の)
  • ヘブラスカはキューブの適合者だから死なれるとまずいかも
  • ジョニーはわざわざ北米支部に連れて来られているからまだ何かある気がする
  • リーバーはコムイ室長の補佐と科学班のまとめ役として外せない
それ以外の重要キャラとなるとティエドール達元帥組しか残らないような…。
ううむ…。

…クロウリーが生きていてくれて本当に良かった。
「なんでクロウリーだけ伏線無いの?」なんて贅沢言っててごめんなさい…!

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■ジャンプ2008年48号掲載「マンガ脳の鍛えかた」から引用:
「巻が進むごとにそうなってきていますよね。でも悲しいことばかり描いていると読んでいる人も、私自身も、段々しんどくなってくるので、たまに楽しいシーンも入れるようにしています。私は、もともとコメディのような軽いタッチのものを描くのも好きなので、そちらに行き過ぎないように……『D.Gray-man』は基本的に悲しい話なんだ、ということは忘れないように気をつけようと思います(笑)」

■愛蔵版コミックス「マンガ脳の鍛えかた」から引用:
「そうなんですよね……。でも読者の方も悲しいことばかりを読みたくはないでしょうし、私自身がしんどくなってくるので『もうだめです、もちません!』って担当さんにもお願いして、たまには楽しいシーンも入れさせてもらうようにしています(笑)。元々描くのも読むのもコメディが多かったのでそちらには行き過ぎないように……『D.Gray-man』は基本的には悲しい話なんだ、ということは忘れないようにしたいと思います」


ジャンプ掲載時は星野先生が自由に楽しいシーンを入れているように読めたけど
ここでは『もうだめです、もちません!』って担当さんにもお願いしてとなっている。
担当さんは全編シリアスで行くべきだと考えているのかな。

コメディ色が妙に強かったコムビタン編は星野先生が担当さんにお願いして入れさせてもらったんだろうか。
コムビタン編は他と違って削ろうと思えば削れるエピソードだし。

私としてもコメディがたまに入る方がいいと思う。そういう部分から食いついてくる新規読者もいるだろうし、低年齢層を意識するならそこは無くさない方がいいだろう。
それに、明るいシーンを挟んだ方が重くて残酷なシーンが際立つし。

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上記の他にも違う部分は色々ありますし、ジャンプ掲載時には削られてしまった部分も載っているのでもう読んだという人にもおすすめです。

あと、ジャンプ掲載時にあった「星野先生TECHNIC 複雑な背景は“トーン”化」「星野先生一週間の仕事の流れ」などはこの本に収録されていないので、2008年48号掲載の「マンガ脳の鍛えかた」も貴重ですよ。
2010年03月22日(月) この記事をツイート

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