ケータイマーケティング支援のハロ(東京都渋谷区)とソフトウエア開発のレオンテクノロジー(東京都豊島区)は2009年11月11日、共同でタイアップ広告型のケータイアドネットワーク「GRAPE」のサービスを開始した。
コンテンツプロバイダー(CP)を主な広告主と想定。実際にゲームなどを楽しめるタイアップサイトをネットワークに参加するメディアとCPで共同で作成し、メディアの広告枠から誘導する。実際に会員登録に結びついた件数に応じて、成果報酬をCPからメディアに払う。
現在、CPの会員獲得手段としては、ユーザーにポイントを還元するアフィリエイト広告が主流だが、ポイント目当てで加入するユーザーも多いため、初月の継続率が20~50%にとどまるのが現状という。会員登録前に実際にゲームなどのコンテンツを体験する場を用意することで、高い継続率が期待できるという。
成果報酬額は月額会費の2倍以上を設定し、従量課金のサイトの場合は個別に調整する。タイアップサイトの制作費は5万円。
サービス開始時の参加メディアは、「デコとも」(エムティーアイ)、「@peps」(ピーネスト)、「大集合NEO」(オープンドア)など約10サイト。2010年8月までに50メディア、広告表示回数を合計15億インプレッションに拡大させ、CP50社からの広告獲得を目指す。
なお、GRAPEの収益の一部は、戦争や災害によって傷付いた子供たちのケアを行うKIDS EARTH FUNDの活動へ提供する。当初は成果1件当たり5円で、2010年1月よりGRAPEのWebサイトで公開する。
■関連情報
「GRAPE」のWebサイト http://www.grapenet.jp/