オンライン広告の業界団体Internet Advertising Bureau(IAB)は米国時間2008年2月7日,米国をベースとする広告主とパブリッシャ向けにオンライン見込み客生成(リード・ジェネレーション)のベスト・プラクティスをまとめたドキュメントを発表した。

 このドキュメントは,インタラクティブ業界による消費者プライバシを保護するための取り組みを反映させたもの。企業と個人の間の電子商取引(B2C)と企業間電子商取引(B2B)のカテゴリに分けてベスト・プラクティスを紹介している。

 IABが発表したベスト・プラクティスでは,広告主とパブリッシャに現行の法規制以外にも,次の3つの分野に焦点を当てるようにアドバイスしている。

  1. パブリッシャと広告主によるプライバシに関わるデータ収集,使用,共有などのポリシーの開示
  2. 広告主による消費者情報の収集に先立つ取引条件の開示
  3. プロモーション・サイトの公開

 IABの社長兼CEO(最高経営責任者)のRandall Rothenberg氏は,次のようにコメントしている。「広告主がブランドを構築する上でデジタル・メディアがその支えとなっている。インタラクティブ業界は積極的に高い基準を作り上げて期待に応える責任がある。このドキュメントはその目標達成を支援するものである」。

 ドキュメント「Online Lead Generation: B2C and B2B Best Practices for U.S.-Based Advertisers and Publishers」(PDF形式)は,IABのWebサイトからダウンロードできる。

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