トラブルシューティングなどの際に,そのパソコンを使っているユーザー名とは別のユーザー名で,サーバー上の共有フォルダに接続したいことがあります。こういった場合に,いちいちログオンし直すのは面倒です。そこで,net useコマンドを使えば別のユーザー名で接続して共有フォルダを利用できます。
具体的には,次のように「コンピュータ名\ユーザー名」の書式で,ユーザー名を指定してコマンドを実行します(図)。
net use ドライブ名 \\コンピュータ名\共有名 パスワード /user:コンピュータ名\ユーザー名
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図●Windows XPでサーバーの共有フォルダをドライブx:にマッピングした画面 [画像のクリックで拡大表示] |
なお,ドメイン環境の場合は,以下のように「ドメイン名\ユーザー名」の書式でユーザー名を指定してコマンドを実行します。
net use ドライブ名 \\コンピュータ名\共有名 パスワード /user:ドメイン名\ユーザー名
このようにドメイン名で指定する書式でnet useコマンドを実行すれば,ドメインに参加していないワークグループ端末からでも,ドメイン環境の共有フォルダにアクセスすることができるようになります。
net useについての詳細は,こちらをご覧ください。