20160723_fnp501きょう投開票の都知事選は小池百合子氏の圧勝に終わりそうだが、心配なのはそのあとだ。自民党の都連は今のところ野党的な立場だから、就任直後は「オール野党」になり、それこそ不信任案が可決されて「冒頭解散」になるかもしれない。

その場合、橋下徹氏のような与党をつくる必要があるが、もう一つは政策顧問だ。猪瀬直樹氏は非公式に支援してくれるだろうが、今のところ経済顧問が見当たらない。安倍政権の経済政策が失敗したのも、B級の「内閣官房参与」ばかり集めたからだ。

私は世界都市・東京にふさわしく、今度、世界銀行のチーフエコノミストになったポール・ローマ-を経済顧問に推薦したい。彼は毎年ノーベル賞候補にあがる成長理論の専門家だが、最近は都市問題を研究し、「一国二制度」で都市を独立国のように運営するチャーターシティというプロジェクトを提案し、世界各地で実験もしている。

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