ローザの子供たち、あるいは資本主義の不可能性: 世界システムの思想史
日本が直面している危機は、トランプ騒動のアメリカやEU離脱にゆれるイギリスと通じる面がある。それを予言したのは、ローザ・ルクセンブルクが100年前に書いた『資本蓄積論』だった――といっても信じてもらえないだろう。

しかし今ではすっかり忘れられたこの大著は、私も『資本主義の正体』で紹介したように、ケインズ理論の先駆であるとともに、グローバル資本主義のゆくえを論じてウォーラーステインにも影響を与えた。

続きはアゴラで。