Stimme vol. 8 朗読コンサート終了
一週間前のことになりますが、Stimme vol. 8 朗読コンサート「魚は光を食べたいと思った。〜夏に読む立原・リルケ・堀」、無事に終演致しました。
今回ゲストにお迎えしたのは、山形交響楽団首席ヴィオラ奏者の成田寛さん、国内外を問わず大活躍のフルート奏者岩下智子さん、イスラエル国際ハープコンテスト第3位の実力を誇るハープ奏者千田悦子さんという、錚々たる顔ぶれでした。
(左より、成田寛さん、野口方子、千田悦子さん、岩下智子さん)
お三方とも、お互い顔と名前は知っていても共演は初めて、とのことだったのですが、それぞれに「初めて合わせたとは思えない」と仰るほどに息の合ったアンサンブルでした。その相性の良さを土台にして、妥協のない意見がポンポン飛び交い、どんどん音楽が変わっていく様を間近で感じることができたのは、一生の宝になるような貴重な体験でした。
妥協がない、ということは、変な気の遣い方をする必要がないということでもあり、笑い声も絶えることがなく、とても楽しかったです。良いものが出来上がる現場というのは、こういうことなのだろうと思います。
聴きに来てくださった方も、「朗読と音楽とを交互に聴くことに納得した」「高原の風を思わせるような音色」といった感想を寄せてくださり、伝わるものがあったのだなとホッと胸を撫で下ろしています。
再演を、との声も頂いており嬉しい限りです。どうもありがとうございました。
(2018/08/19)
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