[UPDATE1]Kindle3に@kindle.com/@free.kindle.comを利用してファイルを取り込む場合の課金について
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新型のKindle3が発売になりましたが、レビュー記事などをみるとWIFI+3G版のものしかなくWIFI版はあまり見かけません。わたしは先行予約時にKindle2の経験から「3G回線の速度は遅いしブラウザがいまいち」「外出時に3Gは使わない。モバイルWIFIルーターで十分」と思い差額のUS$50を負担する価値を見出せずにWIFI版を選択しました。
実機を手にしたWIFI+3G版ユーザのレビューをみますとブラウザはWebkitエンジンベースに変更され、結構使えるかもしれないとのこと。「もしかして、WIFI+3G版にすべきだったのか?タダで3G回線使えるならUS$50は安かったんじゃないか」と
Kindleを購入すると本体に紐付くメールアドレス"[email protected]" と "[email protected]"が付与されます。このアドレス宛にファイル(ファイル種類には制限があります)を添付して送信する(送信元アドレスは事前にManage Your Kindleで登録が必要)と直接Kindle本体に取り込むことが可能になります。ただし3G回線でWhispernetを使用するサービスは1MBあたりUS$0.99(米国内はUS$0.15)が課金されます。
※付与された自分のメールアドレスの"hogehoge"部分はKindle本体のMenu>Setting画面、またはWebブラウザからManage Your Kindleにアクセスして確認することができます。
課金を回避するには"[email protected]"側のアカウントを使う方法がありますので、3G接続と新型Kindle3で追加されたWIFI接続との関係を整理してみました。ファイル変換転送の詳細については"Kindle's Personal Document Service"をご確認ください。転送可能なファイルに制限はありますがメールに添付して特定の宛先に送信するだけの簡単な作業です。
Kindle WIFI+3G版 | 3G経由で配信。 WIFI接続環境でも課金あり。 送信元にメールなし。 | WIFI経由で配信。 課金なし。 送信元にはメールあり。 |
Kindle WIFI版 | WIFI経由で配信。 課金なし。 送信元にメールなし。 | WIFI経由で配信。 課金なし。 送信元にはメールあり。 |
Kindle User's Guideには次のとおり記載してあります(関係部分のみ抜粋)。
8.3 Converting and Transferring Your Documents
Amazon charges a fee for personal documents delivered directly to your Kindle via 3G (on Kindle 3G+Wi-Fi models).
Sending Your Documents for Conversion
1. Attach your document to a new e-mail or forward an existing e-mail that has a document attached. A subject is not required.
2. Address the e-mail to your Kindle e-mail address. For Kindle Wi-Fi only models, personal documents are delivered at no charge. For Kindle models that include 3G, you can avoid 3G delivery fees for the personal document service by addressing the e-mail so that second part of your Kindle e-mail address is @free.kindle.com. The document will be delivered to you Kindle when your Kindle is connected via Wi-Fi and it will also be e-mailed to your Amazon e-mail address. If Wi-Fi is not available, you can transfer the personal document to your Kindle's documents folder by connecting your Kindle to your computer.
3. Send the e-mail.
この抜粋はドキュメントをAZW変換してKindle本体に配信する"Kindle Personal Document Service"ですが、Whispernetを利用するサードパーティ・ベンダーが提供するサービスを利用しても同じです。実際にkindlefeeder.comでKindleに直接配信させてても米アマゾンからのWhispernet使用料の課金はありませんでした。
また、@free.kindle.com(WIFI版なら@kindle.comも同じ)を使用してKindleへ直接配信する際、KindleがWIFI環境にない場合には、次回接続時に自動的にダウンロードが開始しますので、@free.kindle.comを利用したときに送信元に届くメールに記載されているURLからファイルを手動でダウンロードしてUSB接続して転送する必要はありません。なんと便利になったことでしょうか!
※Kindle WIFI+3G版ユーザの方へのお願い:手元にWIFI+3G版がないので実機検証が出来ていません。誤りがある場合はご一報いただけると助かります。