20240411【中東】海外経営事情C:第0回 イントロダクション
基本情報
- 授業名 :海外経営事情C
- 講義時間 :春学期 木曜3限(13:30-15:10)
- 教室 :1125教室
- 担 当 :齋藤 純
1.1 イントロダクション
(1)授業の目標
- 中東地域に対する一般的なイメージは、石油、紛争、テロ、イスラーム、砂漠といったものだろう。実際、日本で報道される中東に関するニュースの多くは、紛争やテロやイスラーム主義についてのものである。一方で、中東地域の経済は2000年代に高成長を記録し、新興経済圏の一つとして捉えられるようになった。ビジネスの場としての中東地域への関心が高まった。
- 現在の中東諸国は地域情勢の不安定化や石油価格の乱高下に直面しているが、その経済とビジネスはどのような状況にあり、どのような展望を描けるだろうか。この授業では、中東諸国の経済と現地で活動する企業について、国およびトピック別に取り上げ、その状況と特性を検討する。
(2)授業の計画
(3)準備学習(予習・復習等)の内容
- 各回の授業内容に関連する参考文献・資料は事前に案内するので、各自で読んで授業に臨むこと。
- 授業で使用するレジュメは事前にOh-Meiji!クラスウェブに掲示するので目を通すこと。
- 本授業は当面は次の通り。
- 授業形態 …事前にPDF資料をダウンロードしたうえで講義を受講してください。
- コンテンツの更新時期 …毎週水曜日に更新予定
(4)教科書と参考書
教科書
- 特に指定しない。
参考書
- 酒井啓子『〈中東〉の考え方』講談社現代新書 2010年
- 池内恵『シーア派とスンニ派』新潮選書 2018年
- 末近浩太『中東政治入門』ちくま新書 2020年
- 土屋一樹編『中東アラブ企業の海外進出』岩波書店 2013年
- 中村覚編『君主制諸国』ミネルヴァ書房 2023年
- 松尾昌樹『湾岸産油国:レンティア国家のゆくえ』講談社 2010年
- その他、講義の各回で適宜通知する。
(5)成績評価の方法
- 定期試験40%、課題レポート30%、平常点(授業中の出欠およびリアクションペーパー)30%で評価する。
- 出欠(毎回、講義時間中にパスワードを通知)とリアクションについては、クラスウェブの出欠とコメント欄から提出してください。
- 授業内容に関する質問は授業中に受け付けます。その他の質問は、リアクションペーパーで受け付けます。
- 関連記事
-
- 20240525【イスラム】森伸生. (2024). 蜘蛛章1-35節. In タフスィール研究会. 拓殖大学イスラーム研究所. (2024/05/25)
- 20240505【サウジ】Ladoucette, V. de (2006) ‘Saudi Arabia’s Oil and Gas Industry: Strategic Outlook and Policy Options’, in The Gulf Oil and Gas Sector; Potential and Constraints. Abu Dhabi, UAE: The Emirates Center for Strategic Studies and Research, pp. 14 (2024/05/05)
- 20240411【中東】海外経営事情C:第0回 イントロダクション (2024/04/11)
- 20240404【サウジ】Wilson, R. (2004). Introduction. In Economic Development in Saudi Arabia (pp. 1–5). RoutledgeCurzon. (2024/04/04)
- 20240327【エジプト】Ikram, K. (2006) ‘Economic development and policymaking, 1952-73’, in The Egyptian Economy, 1952-2000: Performance, policies, and issues. New York, USA: Routledge, pp. 1–23. (2024/03/27)