ワンナウトオオォーー!!!今週のサブタイが「エースだから」でいいんじゃないかなと思ったけど
おおきく振りかぶって~夏の大会編~ 第12話 「9回」
の感想です。
第12話 「9回」
9回、美丞大狭山の最後の攻撃。点差は2点。ノーアウト、ランナー一塁で1番川崎に打席がまわってきた。
田島はモモカンのサインが盗まれたことに気付かないまま、ベンチからの指示通りに三橋にサインを出す。
三橋と田島のバッテリーは美丞大狭山打線を抑えることができるのか…。
・9回表一度でも相手にペースを与えたら、一気に持っていかれる。
桐青戦では、最後の最後までしのぎ切ったけど
美丞では・・・・
阿部が負傷したからか、サインが読まれたからか、あるいは単純に地力の差がついに抑えられなくなったのか。
猛攻を受け、徐々に心が折れて行ってしまう・・・・
それを立て直せるとしたら
もうエースしかいません
・99,100・・・三橋の球数を数えていく阿部。
たった一球ですべてがわかるのに、それすらもできない自分の立場。
残念ながら、もう彼は舞台の外にいるんですね。
だからこそわかるものもあるというものですが・・・・
阿部がいなくなって、皮肉にもエースとして成長した三橋同様
彼もまたいったん立ち止まることで見えてくるものもあるのでしょうか。
首を振るのは投手の役目なんだ本当のバッテリーならば
言葉を交わさずとも、会話ができるものです。
この関係を、ぜひ阿部とのバッテリーにも持っていってほしいですね。
3アウトチェンジとなり、
栄口がタックル気味に三橋に声をかけるのが
微笑ましい
心底ほっとしたような感じでしたね。
・9回裏レベルが格段に上がる準々決勝を勝ち抜くために
温存したのか、それとも単純に故障か。
アニメだと情報量が少なくてちょっとわかりにくいですが
何にしてもこれはまさに僥倖っ・・・!
そしてナインが、ベンチが、スタンドが一体となった最後の攻撃はまさに最高ですね。
唇がすごいことになってる野々宮と・・・・男のほうは名前なんだっけ(こら
この人たちもずっと頑張ってましたね。
・・・しかし応援も大変ですよね。
最初こそ、巣山、田島の二連打で1点を返すものの
花井、沖と倒れ徐々に重くなる雰囲気、そして
・最後の打者このシーン、何度見てもぞくりとしますね。
打順ってのは本当に面白いもので、まあアニメだからそうってのもあるんですけれども
こういうドラマを(それが感動的か残酷かは別にして)用意してしまうんですね。
西広先生の文字通り青ざめたような表情と
残酷に突き刺さる仲間たちの叫びが、なんかもう涙を誘いますね。
たぶん、濃縮された30分に休む間もなく感動させられたというもんですが
原作厨的にはやっぱり「相手方の描写」がだいぶ削られてしまった所が少し残念なような、
逆に焦点が絞られてよかったような、ですね。
これに関しては受け取り方いろいろかな、と思います。
何にしても、終わった終わった。
阿部と正対して、顔をゆがませ涙を流す三橋もまた美しい。
泣けるほどのことをしてきたからこその美しさでしょうかね。
そしてすぐに切り替えて
「さっさと練習するよ!」な彼らも頼もしい。
そうです。
まだ一年生なんです。
飛躍的に実力を伸ばすのはこれから。
3年生がいる普通のチームの場合「夏が終わってしまった」という大きなポイントがあり
一期では桐青の選手たちがそれを存分に披露してくれたんですが
二期では負けたところで「俺たちの戦いはこれからだ!」という
悲しくも前向きな姿勢が見て取れて非常に頼もしかったですね。