先日の駒野の母親謝罪に関して:私の反省
先日、私は「TBSふざけんな」 という主旨のネタをあげています。ところがその後、この内容の経過が間違っていた、ということが分かりました。以下は朝日新聞から。
(要約)
サッカー日本代表のパラグアイ戦で「TBSの番組が、PKを失敗した駒野友一選手の母親にインタビューして謝罪させた」と
いう情報が一時、インターネット上に出たが、これに対して批判が殺到したが、実は誤報。投稿者たちも気づき、修正された。内容としては、6月30日朝に放送されたTBSの番組で、駒野選手の母親が試合終了後、報道各社の取材に「みなさんに申し訳ないです」「よくここまで頑張ったと言ってあげたい」と話した映像を流した。が、ネットの投稿サイトでは、「TBSが母親を引きずり出して謝罪させた」という形で情報が広がった。これに対していろいろな形で批判が広がっていた。ところが、番組内容を確認した人らから、「誤解がある」「これはデマだ」という指摘が出て、批判も次第に沈静化し。逆に誤情報を広げ、
批判していた投稿者からは、「事実関係を確認せず、すいませんでした」との書き込みが続いた。
私もこの記事は充分確認できていないところで書いてしまいました。で、自分自身、大人として「ごめんなさい」で済ませるのもあまりに簡単すぎるので、自戒を込めて「何でこんなことを自分が書いたのか?」を反省したいと思います。
自分のこととはいえ結構きついですね、反省というのは。
1.その時の心理状態
この記事を書いたのは6月30日。前日の日本戦が余韻として残っていたのは否定できません。ですから、そのままの結構興奮した状態が続いていた中で、「はあ?何じゃその報道は?」と全然冷静じゃないまま書いたんだと思います。
2.記事について
当日朝のYahoo!ニュースでこのTBS報道の記事を読んでいます。駄目だなあ、と思うのは、Yahoo!ニュースを信用したんですね。名前で信用したんですね、私は。で、更に問題は、元ネタに当たらなかった事。YouTubeで確認、とも考えたんですが、正直見たくなかったんですね。「まあTBSならやりかねないよな」という思い込みもありました。
ということで原因は、「興奮した状態で、事実確認が不充分なまま思い込みの感情的に書いた」ということです。
3.今後はどうするのか?
特に批判記事については、
①元ネタで確認する事、しかもダブルで行なう
②深呼吸を数度するくらい落ち着いて書く
③確認できるまで書かない
ということでしょうか。批判ではない記事なら良いんですよ、多少のことは。
ということで、元の記事はそのまま残しておきます。まあ仕方ありません、私がトンマだったんですから。
ただ、それでも謝らせた場面は私は必要ないと思いますし、そういう図を欲しがる我々も自戒しなければならないと思っています。
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コメント
っつうか、別にいいんじゃね?
謝る必要すらないと思うけどねぇ。
TBSならやりかねん、って思ったんだったらそういうもんだし。
そもそもこんだけ素人が簡単に情報発信できる世の中で信頼性なんてハナからないもんでしょ…と自分のブログ見てて思う(笑)。
面白いのは謝らせた、っていう事に対して「ふざけるな」っていう人と「そりゃそうだ」って人の割合のバランスですね。良い悪いじゃなくて前者が多かったのは日本人の気質ですよ、これは。
な〜んてね、ま、情報の精度ってのは難しいってのが問題ですね。
投稿: フレ | 2010年7月 3日 (土) 23時55分
フレさん、
ま、この辺は自分の気分ということで。いや、フレさんのブログはすげー!と思ってましてね。あんだけ芯が通せればなあと。
こういうところで日本人の気質みたいなものは出るんでしょうねえ。
ほんと、情報の精度っていつも問題ですなあ。
投稿: ドイツ特派員 | 2010年7月 4日 (日) 08時19分