謝罪会見という不思議
去年から今年に入ってずーっと話題になっていたのがタイガーウッズの例の謝罪報道。タイガーの影響力の大きさを物語ることでもありますが、CNNでもずっとこの報道がされていました。
翻って日本で最近あったのは、JAYWALKのヴォーカルが起こした薬物事件での会見。これは本人ではなく知人が会見。
何だかなあ、全然意味がわからん。
いつもいつもで私も良く飽きもせず言っていますが、
何でこんな会見やるんだ?
タイガーウッズの場合、自分の家族で問題があっただけで、言ってしまえば夫婦喧嘩。愛人といわれる人たちが出てきましたが、彼ら彼女らだって良い大人でしょ?何でそんなことであんなに大騒ぎするんでしょうか?必要ないしやってはいけない。彼がこんな会見をやる必要があるのはゴルフに絡む犯罪があった場合だけでしょう。自分がやりたいと言ったかもしれないでしょう。が、それにしたって「やりたい」と言わざるをえない状況に追い込まれたからでしょう。
いわんや、JAYWALKの場合は何も関係がない人の会見なわけです。もし本人が「やりたい」と言ってもやるべきじゃない。それは二つあって、本人が望まないのであればこんなことは私生活の暴露以外の何者でもないこと、本人が望んだのであれば単なる売名行為の助長であること。で、こんな事をしていると、「こういう説明会見が必要だ」という変な流れが出来てしまい、将来に禍根を残すでしょう。
少なくとも上の二人の場合、公人ではない。公人とは何か、ということになりますが、私の定義は「その人の存在が誰かの代表・代行となっている人」だと思います。だから公人の範囲はその仕事で変わりますし、ある人が私人と公人の両方を持っているのも不思議じゃない。一番狭い意味では未成年の親であり、一番広い意味では国民の総理大臣だと思っています。
こういうことって、洋の東西を問わないんですね。だからもっと我々が大人にならないといけないんですなあ。
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