むかしの出来事 水戸市水害 1986年(昭和61年8月)
施設建設そして水害
1986年8月4,5日
台風10号の影響で水戸市の根本町、水府町などが大洪水になりました(画像1)。水戸市民プール、水戸プラザホテル周辺も浸水しました。市民プールの北にあった茨城職業訓練短期大学校も地盤面から1.8mまで水没しました。3,4年前に開校されたばかりの多くの新築の実習場や、建物も被害を受けました。
(画像1)この1986年(昭和61年)の水害で、まだできて数年の当校が1.8m水没
中央付近にプラザホテル、市民プール、当校があります。
当校は数年前に、職業訓練校から短期大学校に転換したばかりで、そのために改築や新築を行ったばかりです。水害後、移転等を含む再建が議論されました。紆余曲折あって、当地に残り再起を図ることになりました。私は、建築科出身だったので、施設整備委員会の委員長として、再建に関わることになりました。建物、機器等の整備で十数億のプロジェクトです。水害対策を踏まえたRC造の実習場、最新のレーザー機器、半導体をつくるクリーンルームなどの整備。また、当校には、全国唯一の原子力科があり、壁厚が80cmの中性子照射室や、最新の設備を誇っていました。
水害後、水害対策等を踏まえ、短期、中長期の建設計画を策定、承認され、建設等が進みました。当時は、このあたりの那珂川には当校側には堤防をありませんでした。水害後の建設等は後日書きますが、平成10年(1998年)にも水害があり(画像2)、当校の敷地も5,60cm浸かりましたが、建物等に水害対策を施していたため、被害は大きくはありませんでした。施設再建計画等については別のブログに書きます。
(画像2)旧・水府橋の上方に水戸プラザホテル(今は移転)と水戸市民体育館、プール
その北に水没した茨城職業訓練短期大学校がある これは平成10年(1998年8月)
環境百科 那珂川より
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