アップルの二の舞いにならぬよう
Samsung と Google は1月27日、グローバルな特許に関するクロスライセンス契約を締結したと発表しました。これにより両社が現在保有する特許と、今後10年間に申請する特許に関しても相互に利用することが出来るようになります。
対象特許の具体的なカテゴリや件数、財務的な条件は公表されていません。
Googleの特許担当副法律顧問を務めるアレン・ロー氏は「こうした契約を結ぶことで、企業は訴訟の可能性を減らし、互いに協力してイノベーションに集中できるだろう」と語りました。
サムスンのアン・スンホ知的財産権センター長は「今回の締結により、不要な特許紛争よりも協力するほうが得るものが多いということを業界全体に示すものだ」とコメントしています。
業界ではスマートフォンの技術関する特許をめぐり、相次いで訴訟が起こっている事が報道されています。訴訟の大半は Apple と Google の Android 陣営の間で繰り広げられており、カリフォルニア州では2月19日にも Apple と Samsung の調停が実施される予定です。
Samsung と Googleに関しては良好な関係が維持されることになりそうです。
[
Samsung][
Reuters]
張 世進
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