ケイヤクシマイ　4巻　【香沙音ちゃんは…私を…見捨てないで…いてくれる…？】

美明の言葉を胸にめぐるの下へ向かう香沙音。部屋に入るとそこにはめぐるとめぐるの本物の姉・弘美がいた。本物のお姉ちゃんが現われたら自分は用なしでは…と心配する香沙音だったが弘美は早々に立ち去り、めぐるの様子はおかしくて…めぐるの過去を知って香沙音は自分がやるべき事を見つけるがめぐるは姉として接する香沙音に寂しさを感じるようになって…

香沙音が家に戻ったらめぐるを抱きしめている女性が…めぐるそっくりな顔を見てすぐに彼女が本物のお姉ちゃんだと香沙音は分かります。色々な感情が巡り戸惑う香沙音を横目に姉の弘美はその場を立ち去り、めぐるは泣きじゃくるばかり…めぐるから姉との過去の経緯を聞いた香沙音はめぐるに自分の気持ちを伝えた上でめぐるが一番大事だとして今後も姉妹契約を続けたいことを伝えるのでした。

めぐるにとって一番はお姉ちゃんだったけど香沙音との契約上の姉妹生活の中でお姉ちゃん以外を愛せるかも…と思い始めた矢先に色々な事が起きました。突然本物のお姉ちゃんが訪れて婚約することを聞かされたり、香沙音からは好きだと告白されながらも今後もめぐるが好きなお姉ちゃんとして徹する宣言をされたり、嫌いな十來に慰められたり…感情を整理できないめぐるはグルグルと錯綜してしまいます。

一方、香沙音は姉として悩んでいるめぐるを励まそうとしたりしますがめぐるはそんな香沙音の優しさにも寂しさを覚えます。それでも香沙音となら契約が終わっても一緒にいてくれるのではと思っていたようですが…と何やら不穏な感じで続きます。

香沙音はめぐるに気持ちを伝えて大事に想いながらも本物の姉妹百合を目の当たりにして感激したり、めぐるが十來から告白されたことを聞いて悶えたりとめぐるの気持ちを考えるに至ってない感じです。めぐると姉のことがあって自分の気持ちよりも一歩引いた形になってしまっているのかもしれませんね。契約姉妹は継続するものの、めぐるの事情も明らかになってただの契約関係とはいかなくなってきてます。めぐるは香沙音に対する想いが強くなっているんですが…めぐるのラストのセリフが今後どういう展開を見せるのか心配ですね。