他社ブランドとのコーディネートを前提にする
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5月20日の繊研新聞の一面に、不況の中でも健闘、伸びているマルキュー系ブランドなど、多くのレディースブランドの取組事例に関する記事が掲載されていました。
この記事は、是非、特集を組んで、1社づつ、各社の取り組みを連載か何かにして、もう少し詳しく伝えて頂きたいところですが、簡潔にまとめられた各社の短い文章を読んでいても、要は、
顧客と作り手、売り手の気持ちの距離を出来るだけ近づけ、より顧客の立場に立って取り組んでいるかどうか
が共通点であることは、間違いなさそうです。
その中で、特に私の琴線に触れたのは、「リップサービス」や「Ji-maxx」などを展開するクレッジが、社内で、接客スタッフを育成するにあたり、
「今は1ブランドだけではなく他社ブランドと合わせてコーディネートするのが当たり前」として、顧客が選ぶであろう、他社ブランドとの相性も想定したスタイリング提案、販売を強めるための社内研修を実施している
という話です。
以前からブログで繰り返し申し上げていますが、ストリートスナップなどを見れば明らかなように、今やファッションフリーク、ファッショニスタたちは、「ブランドリスペクト」を超えて、「自己実現」のために、さまざまなファッションストアから思い思いのパーツをセレクトし、独自の組み合わせをしてファッションを楽しんでいるのが実情。
ファストファッション、ユニクロ、古着を組み合わせるのはいまやあたりまえです。
そんな時代に、上から下まで同じブランドでコーディネートしている子なんて皆無に等しいわけです。
そしたら、ノルマ達成のために、顧客に、自社ブランドで上から下まで揃えて売りつけるなんてのは、企業側の都合であって、もう時代遅れなのかもしれませんね。
だから、クレッジのような割り切り、柔軟性、応用力が大事なのだと思います。
まずは、自店に来る顧客の気持ちになったら、その人は、普段、どんなお店でお買いものをするか、そこで、どんなものを買って、それらと相性のよい自社のアイテムは何だろうか?
そんなことが想像、想定できる販売スタッフでなければ、いつまでたっても顧客との心の距離は縮められないのかもしれませんね。
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