「
PDFリーダーとしてKindle3は最適なデバイスではない。」というのが一般的な評価であり、正直俺もそれは実感し始めている。
理由は色々あるのだが個人的に一番大きな理由は画面の大きさである。
PDFというファイル形式はページの概念を持ち、レイアウトを維持するような仕掛けになっている。
そのためA5サイズの書籍などを6インチ画面で見ようとするとどうしても文字が小さくなる。
文字サイズを大きくしようとするとページの一部が画面からはみ出てしまう。
たとえ自炊で作成したPDF(ほぼ画像に近い)でなく、デジタルドキュメントから作成したPDFであっても同様である。
悪あがき
以前紹介したように裁断やトリミングで余白をなくす方法は有効ではあるが効果的とは言いがたい。
特に大きな書籍の場合は余白をなくしたところで数%程度の改善にしかならないのだ。
そこで拡大表示したり表示する向きを変えたりするのだが、その詳細は次回以降に紹介する。
このシリーズの意図
文庫本「編」というからには続き物である。
自炊したPDFをKindle3に入れてどのくらいの文字の大きさで表示されるのかを、具体的に画像を交えて比較していきたいと思う。