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2011/01/28

[自炊]Kindle3と自炊の相性が悪い件

一応前回の続きのつもり

まず先に言っておくと、Kindle3は電子書籍リーダーとしては素晴らしいデバイスである。

2011/01/21

[自炊]Kindle3用に自炊すること

このエントリは主にこれからKindle3を買って自炊をしようか検討している人に送る。

ご存知のとおりKindleシリーズはすべて表示がモノクロである。(2011年1月現在)
しかも階調表現に乏しく、普通にカラースキャンした挿絵などは非常に見づらい。
カラーでなくてもグレー多階調でスキャンした書籍は、全体が薄く表示され、読みづらい。
コントラストを変えても文字がぼやけてしまうのである。

そこで、モノクロ2階調でスキャンすると文字もくっきり取り込め、
Kindle上で読むときのストレスが軽減する。
だが、当然この方法には難点がある。

2010/11/10

[自炊]AcrobatでPDFをトリミングする その2

少し前にAcrobatでPDFをトリミングする方法を紹介した。
それについて少しおさらいと訂正を兼ねて詳細をつまびらかにしてみたいと思う。

なぜトリミングが必要なのか

まずトリミングする目的であるが、一言「余白を削って少しでも文字を大きく見せる」ためである。
例えば20cmの幅がある本があったとして、余白が左右に3cmずつあったとすると、実質的には14cmの横幅しかない。
この場合、きっちりトリミングができたとすると文字の幅は1.4倍になり、面積でいうと約2倍にもなる。
つまり、うまくいけば可読性がグンと向上するのである。
Kindle2,Kindle3などあまり広くない画面で(拡大操作せずに)PDFを読むには重要な作業なのである。

なぜ「Acrobat」なのか

現段階で自炊を検討している人の中には「Acrobatを持っていない人はどうすれば?」と思う人もいるかもしれない。
もちろんAcrobat以外の無料ソフトなどでも同様の機能をもったものもあるかもしれない。
わざわざん万円もするソフトを買うのか?と思われるのは当然だろう。

2010/11/03

[自炊]Kindle3に自炊本を入れてみた A5版編

文庫本編
新書編
B6版編
の続きである。

このシリーズの意図

自炊したPDFをKindle3に入れてどのくらいの文字の大きさで表示されるのかを、具体的に画像を交えて比較していく。
なお同じサイズの本であっても、印字されている文字の大きさや余白の大きさによって結果は変わる。
あくまで参考程度にしていただきたい。

今回の犠牲者

今回はA5サイズである。
長さは135mm×210mm で、ミック氏の達人に学ぶSQL徹底指南書などがその大きさである。
自分が持っているその本はサイン本であるため自炊する勇気は出ず。

2010/11/02

[自炊]Kindle3に自炊本を入れてみた B6版編

前回の「新書編」の続きである。

このシリーズの意図

自炊したPDFをKindle3に入れてどのくらいの文字の大きさで表示されるのかを、具体的に画像を交えて比較していく。
なお同じサイズの本であっても、印字されている文字の大きさや余白の大きさによって結果は変わる。
あくまで参考程度にしていただきたい。

今回の犠牲者

今回はB6サイズである。
長さは128mm×182mmで、大きさとしては技術評論社のポケットリファレンスなどが近い。

2010/11/01

[自炊]Kindle3に自炊本を入れてみた 新書編

前回の「文庫本編」の続きである。

このシリーズの意図

自炊したPDFをKindle3に入れてどのくらいの文字の大きさで表示されるのかを、具体的に画像を交えて比較していく。

2010/10/31

[自炊]Kindle3に自炊本を入れてみた 文庫本編

PDFリーダーとしてKindle3は最適なデバイスではない。」というのが一般的な評価であり、正直俺もそれは実感し始めている。
理由は色々あるのだが個人的に一番大きな理由は画面の大きさである。
PDFというファイル形式はページの概念を持ち、レイアウトを維持するような仕掛けになっている。
そのためA5サイズの書籍などを6インチ画面で見ようとするとどうしても文字が小さくなる。
文字サイズを大きくしようとするとページの一部が画面からはみ出てしまう。
たとえ自炊で作成したPDF(ほぼ画像に近い)でなく、デジタルドキュメントから作成したPDFであっても同様である。

悪あがき

以前紹介したように裁断やトリミングで余白をなくす方法は有効ではあるが効果的とは言いがたい。
特に大きな書籍の場合は余白をなくしたところで数%程度の改善にしかならないのだ。
そこで拡大表示したり表示する向きを変えたりするのだが、その詳細は次回以降に紹介する。

このシリーズの意図

文庫本「編」というからには続き物である。
自炊したPDFをKindle3に入れてどのくらいの文字の大きさで表示されるのかを、具体的に画像を交えて比較していきたいと思う。

2010/10/29

[自炊]ScanSnap S1500でスキャンするときの注意 その1

その1ってことはその2もある。きっとある。

自分でスキャンしてみて気づいた「読み取りモードオプション」についてである。

設定の画面はこちら。


「白紙ページを自動的に削除します」


ページが白紙だった場合、自動的に削除してくれる。
PDFのファイルサイズが少し小さくなるし、参照するときも無駄なページ送りが不要になる。
とても便利な機能ではあるが、以下の2点で注意が必要である。


[自炊]AcrobatでPDFをトリミングする

前回Kindle用に本をスキャンする前に裁断機で余白をなくす方法を紹介したが、今回はAcrobatでトリミングする方法を紹介する。

ちなみに今回使用したAcrobatのバージョンは「Adobe Acrobat 9 Standard」である。
これはScanSnap S1500に同梱されていたものだ。

今更であるが裁断機で余白をなくす方法にはいくつか欠点がある。

2010/10/27

[自炊]Kindle用に本を裁断する

タイトルが目立たないデザインだったのでちょっと変えてみた。

今回のエントリは「Kindle3に入れる前提で本をどのように裁断するか」について。


余白をなくせ

Kindle3は画面が6インチしかない。
このサイズで一般的な技術書なんかを読もうとすると文字が小さい。
仕方がないのでKindleを横向きにして読んだり拡大したりするのだが、それでもできるだけ文字が大きくなるよう、PDF化の段階から工夫すべきである。
そこで着目されるのが無駄な余白である。
KindleはデフォルトではPDFの横幅にフィットする大きさに自動で拡大縮小される。
なのでできるだけ余白は少ないほうがよい。


余白をなくす方法としては大きくわけて二つ

1.裁断の段階で余白を切り落としてしまう
2.PDF上でトリミングする

概要は誠 Biz.ID でも紹介されている。

今回その手法を自前の裁断機で再現してみた。


2010/10/24

[Kindle]Kindle3が届いた

待ちに待ったKindle3が米Amazonからとどいたのでまずは到着レビュー。

購入の決断


とあるセミナーにて複数の人たちがKindleを持っていたんだけど、
その画面の読みやすさに圧倒されたわけ。
電子インクとか電子ペーパーとかいうデバイスで、
本当に画面に印字されているように見えてて、驚かされた。

「これで家にある技術書を好きなだけ持ち歩けるのはうらやましす。」

ここへきて、圧倒的な円高に背中を押されて、
もともと米Amazonのアカウントを持っていたこともあり、
ミーハーな俺はついついポチってしまった。