雪道散歩
もしも、そうだね。もしもの話だ。
例えばキミが、雪の降る夜に散歩に出かけたとしよう。
道路に積もった新雪に足跡を残しながら、キミはふらっと近所を一回りしたんだ。
そしてその帰り道、ふと思いつきで来た道を、自分の足跡を辿りながら戻ることにした。
下を向いて、自分の靴の形を確かめるように、ゆっくりと歩いて行く。
何も考えず、ひたすら足跡を辿り続ける。
気がつくと、道の途中で足跡は消えていた。
新雪に残っていた足跡は一つ。間違えるはずなど無い。
しかし足跡は、そこから歩きはじめたかのように、ぴったりそこで終わっている。
焦って周りを見渡すと、間違いなく自分の住む近所だ。
でも、いつもと何かが違う。
帰り道が分からない。
キミは帰るべき家を、忘れてしまっていた。
どうも。挨拶遅れてすいませんが、明けましておめでとうございます。
ブログの更新もだいぶ日が空いてしまいまして、これが新年一発目という体たらく。
当初は「新年の抱負」だとかそんなのを書こうかと目論んでいましたが、まぁこのざまですw
さて、上で書いた謎の短編(?)ですが、さっきコンビニ行った帰りになんとなく思い浮かんで書いてみました。
雪の降る深夜。周りに誰一人居ない空間で、予期せぬ現象に出くわす。そんな日があっても不思議じゃないのでは?
私は、所謂“丑三つ時”に散歩をするのが好きで、割と夜中に出歩いていたりします。
人の気配がほとんどない町を歩いていると、「おやっ?」て思うことがあるんですよ。
なかなか面白いもんです。
明け方に、廃病院の窓に灯りが見えたり。そして、これ見よがしにそこの裏口がキィ・・・っと開いたりね。
まぁ、その時は用事あったのでドスルーしましたけどね( ・´ー・`)
そんなこんなで、フラグを叩き折りながら人生を送っているダシでございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
というわけでまた次回。
バイバイ ノシ