Cygwinに接続するときはいつもPoderosaを使っているんですが、たまにツールバーとかがなんとなく邪魔なときが有るんで、PuTTyからCygwinに接続してみることにしました。
- 環境
- PuTTy (Release 0.58-jp20050503)
- CygTerm - Yet another Cygwin console (Version1.07)
- gcc 3.4.4
- CygTermのコンパイル
上記サイトからCygTermのソースをゲットしてmakeする。幾つかのサイトではきちんとMakefileのBINDIRを書き換えているみたいだけど、どうせコピーするだけなんでmakeして、/usr/local/binにディレクトリごとmvしました。
- cygterm.cfgの設定
自分は下記な感じで設定しました。
# CygTerm setting TERM = C:\PATH\TO\puttyjp.exe -load "cygterm" %s -P %d TERM_TYPE = xterm PORT_START = 20000 PORT_RANGE = 40 SHELL = /bin/bash --login -i ENV_1 = MAKE_MODE=unix ENV_2 = HOME=/home/(ユーザ名)
- PuTTyの設定
今度はPuTTyにCygTerm用のセッションを設定します。下記の表参照。
セッション | 基本オプション | ホスト名 | 127.0.0.1 |
セッション | 基本オプション | プロトコル | Telnet |
セッション | 基本オプション | セッション名 | cygterm |
端末 | キーボード | バックスペースキー | Control-H |
端末 | 特徴 | チェックする | 遠隔操作の端末サイズ変更を無効にする |
ウィンドウ | 変換 | 文字セット | MS_Kanji |
バッファ周りとかログとかはお好みで設定して下さい。ちなみにプロトコルをRawにすると立ち上げた直後にスクリーンに■■みたいな謎の文字列がでます。あと上手くログインできないっぽいです。
上記の設定を行った上でcygterm.exeを実行するとPuTTyでCygwinに接続できます。cygterm.exeへのショートカットは適当に作って下さい。
追記 (2008.10.31)
別のマシンで上記の設定どおりにしたんだけど、なぜかコマンドが全部エコーされるので、下記のように設定しました。
- cygterm.cfg
# CygTerm setting TERM = C:\PATH\TO\puttyjp.exe -load "cygterm" telnet://%s:%d/ TERM_TYPE = xterm PORT_START = 20000 PORT_RANGE = 40 SHELL = /bin/bash --login -i ENV_1 = MAKE_MODE=unix ENV_2 = HOME=/home/(ユーザ名)
- PuTTy
セッション | 基本オプション | ホスト名 | 127.0.0.1 |
セッション | 基本オプション | プロトコル | Raw |
セッション | 基本オプション | セッション名 | cygterm |
端末 | 行規則オプション | ローカルエコー | 強制的にオフ |
端末 | 行規則オプション | ローカルライン編集 | 強制的にオフ |
端末 | キーボード | バックスペースキー | Control-H |
端末 | 特徴 | チェックする | 遠隔操作の端末サイズ変更を無効にする |
ウィンドウ | 変換 | 文字セット | MS_Kanji |
追記2
もし下記のようなエラーメッセージが出た場合はcygwin1.dllへのPATHが通っていない可能性があります。
cygwin1.dll が見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。アプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。