春に続き、秋冬のライトノベル編集者の異動・更迭が激しすぎる件

去年からライトノベル編集者の異動・更迭があまりに多いので、ちょっとビックリしている。
【分かる人にだけ分かるように書いております】
この春の異動や離職もすごかったけれども、秋を過ぎてからの異動も、ちょっと予想の斜め上を突き進んでいる感じで軽い衝撃を覚えております。
それに病気で倒れる方が多いのも気になるところである。昨年、私の友人のラノベ編集者が相前後して昏倒し、肝を冷やしていたのだけれども、先週は某ラノベ文庫編集部の編集長が、あの若さで鬼籍に入られてしまい、さすがに足元から冷水に飲み込まれるような嫌な感じで吐きそうになった。みんなワーカーホリック過ぎる(俺もだけど)。
なんでこんなに異動が多くなったかというと、単純にラノベの売上が急激に落ちているからなんだよね。
いや、まさに釣瓶落とし

それがあちこちでスゴイ軋みを起こしていて、半期毎の人事異動や無茶なメディアミックス(苦笑)という形で表面化しつつあるのだろう。
あのやり手編集者が、版権管理部での無聊をタイガー戦車を作っていて慰めているという話を聞いた時には、さすがに涙が出そうになってきた。90年以降はあまり会っていないのだけれども、逆に今、会いたい感じである。
どう考えても来年には、レーベルが無くなったりとか、プレッシャーで精神疾患になって倒れる編集者が頻出する(嫌な話だ)とか、スゴイ浮沈が起きそうな雰囲気である。
どこのレーベルでも、それを支えている売れているシリーズが売れなくなる時が来たら本当に大変だ。
当初、私が考えていた予想より2年ほど遅れたけれども、多分、来年は大変なラノベ不況が来そうだ。備えができる人はキチンと備える方向で考えた方が良いかもしれない(勿論、やってる人はやっているだろうけど)。