組み込みソフトウェア業界というナゾの裏世界の話

ここまでのあらすじ

我々の住むソフトウェア業界は、SI、サービス・パッケージ、ユーザー企業という大小3つの大陸にわかれ、時々いさかいがありながらも平和に暮らしていた。
そして、我々の住む世界とは別に、同規模の技術者が暮らす、組み込み業界という世界の存在も知られていた。

組み込み業界は、存在はすることは確かなのだが技術者の姿は見えず、そのプロダクトの存在も、わかるものにしかわからないのであった。
我々は、組み込み業界と交信できる唯一の手段、C言語を使って、その世界の住人と交信するしかなかった。

しかしあるとき、FPGAという次元ホールをみつけたワカモノ達が、組み込み業界に迷い込んでしまう。ワカモノ達の前に立ちはだかる屈強な組み込み技術者。彼らの前にワカモノたちは、あるものは倒され、あるものは捕らわれ、そして、命からがら表の世界に逃れてきたワカモノも「べり・・・ろ・・ぐ・・・」というナゾの言葉を発して息絶えるのであった。

そんなとき、少年の前に、組み込み業界の世界からやってきたという少女が姿をあらわす。その少女の名をArduinoといった。
少女Arduinoの口から、FPGAホールを使って組み込み世界に渡り捕らえられたワカモノ達が、ビットコイン採掘場で強制労働させられていると聞く。
少年は、少女から受け取った武器mrubyを手に、組み込み業界の世界に単身乗り込むのであった。
はたして少年の、そして世界の命運やいかに!!!