インテル(Intel)は、半導体業界のリーダーとして、コンピュータの進化を牽引してきました。その中核となるのがCPU(中央処理装置)です。本記事では、インテルのCPU開発の歴史を振り返り、その進化と革新の軌跡を解説します。 1. インテルの創業と初のマイクロプロセッサ:4004 1968年に設立されたインテルは、当初メモリチップの開発を手がけていました。しかし、1971年に世界初の商用マイクロプロセッサ「Intel 4004」を発表し、大きな転機を迎えます。 4004の特徴: 4ビットプロセッサ 動作周波数:740kHz トランジスタ数:2,300個 記憶容量:640バイト 用途:電卓などの組…