05年リリース作品。こちらは先日聴いた『インヴォーク』の次の作品となります。もう既にブラジル音楽のエッセンスは彼方に行ってしまい、リズムがきつくなってノイズギターも登場しています。この辺のヒリヒリした感じもアート・リンゼイの魅力。 ただ、若干温かみが減って、少し耳を遠ざけてしまっているのも事実。色気のようなものがないと聴いていて耳に引っかからない。これは少し理解するのに時間が必要かもしれないな。決して前衛なわけではないのですが、ちょっと通り過ぎてしまうかもしれない。 日本盤ボーナストラックにコーネリアスとの共同プロデュース作が入っていて、これが初めての邂逅だとすると、もはや20年前の出来事とな…