津波被災の記録16

 復興へさまざまな動員がありそのおかげで助かっているのは否定できないし、ありがたいことでもある。ただある程度の時期に自立しうるように方向性を出さないと、人というものは堕落する。
 パチンコ店が混んでいる。震災によって商店街等は壊滅したというのにね。時間を如何に消費するかということなのだけど、失業手当により働くことより遊行によって時間を消費しようとする人々のなんと多いことか。
 東京では節電の名の下で都知事が無駄と断じたとか。あの人らしいけど。それにしても供給力の回復なしに復興のスピードは加速しない。単にりふれしたところで何にもならないのに。
 被災地の多くの人々にとってそんな議論など腹の足しにもならないことは、彼らのような頭の良い人々が分からないはずはなく、ただ「無駄な消費」に勤しむ余裕がおありだなと。被災地に住む者は、感じる次第。

(追記)
 後で整理してマシナリさんのところにコメントしようと思う。
 現在の復興のがれき撤去の賃金や仮設住宅の入札問題を含め、復興の在り方が決して地方分権を是とするようには見られないことも含めて。