フェースブックとたまごっちの区別がつかない落差ジャンキー

ツイッターやフェースブックのマスメディアでの扱い方は、昔のたまごっちのようだ。つまり、単なる一過性のブームとして取りあげているように見える。


今日は「ちやほやの法則」について学びます。持ちあげといて落とされる。持ちあげられるほど....落差が大きい。

マスメディアは落差が無いと生きていけない、「落差ジャンキー」だと思う。

確かにネットでは、いろいろなブームが起こっては去っていく。だが、たまごっちと違い、ブームが去っていった後に世の中は少しだけ変わっている。つまり、こんなふうにブームが起きている。


しかし、「落差ジャンキー」は、落差、つまり短期的変動だけに注目するので、それがこんなふうに見えてしまう。

一方、ギークは短期的変動を無視して、長期的なトレンドに注目する。つまりギークたちには世の中はこんなふうに見えている。

これはネットを観察する上での基本中の基本だと思う。問題は、この縦軸が何かということだ。

ツイッターはWebのリアルタイム化を長期的なトレンドと見て、フェースブックはリアルのソーシャルグラフがそれと見ている。私はそう思っているが、本人たちは実際には違う所に注目しているかもしれない。確かなことは、彼らが何かの長期トレンドを見て、その価値を信じ、そこに投資していることだ。

ネットで大成功するには、このグラフの縦軸が何かということを正確に見通す必要がある。しかし、一般人にはそれは難しいし、知らなくてもかまわない。

ただ、「落差ジャンキー」的な見方で長期トレンドが無いと信じこむことは危険だと思う。自分たちは、さまざまな長期トレンドが、人の一生より短い時間で顕在化する時代に生きているという認識は、普通の人が普通に生きていくために絶対必要なものだと思う。



(記事中の図は cacoo で書きました)



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